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イベリア航空のストライキで発生したホテルキャンセル代金の保険請求

公開日 : 2006年08月02日
最終更新 :

イベリア航空のストライキで、バルセロナで2日間(2度のフライトキャンセル)足止めされました。
その結果、次の予定地だった香港のホテルがキャンセル不可だったので、2泊分を支払わなければなりません。
航空機遅延費用の特約保険をつけていたのですが、現地で確認したところ、「被保険者が支出した費用を一回の事故につき3万円を限度にお支払いします」という項目の「目的地における旅行サービスの取り消し料」にあたるかどうか、電話オペレータが判断できないので本社との交渉で決済になるそうです。(最初はバルセロナー香港―日本の乗り継ぎ地となるので、目的地ではないから、ダメだと言われました)

尚、イベリア航空側は、バルセロナのホテル代はおろか、空港には情報すら一切提示がなく、保険会社に提出する為のストライキが行われた証明を要求しても拒否されました。

今回はFIXの格安航空券でした。
4時間並んで、初日は翌日のフライト変更・全行程のアップグレードを保障されました。

しかし、翌日もスト。スペインは既に死者も出るような猛暑で、うだるような暑さの中、朝8時から夕方5時まで、飲まず食わずで、トイレすら行かずに並び、翌日へのフライト変更・全行程のアップグレードを再度保障してもらいました。

その翌日になって、イベリア航空のアップグレードはするが、他のキャリアに対してはしないと拒否されました。チケットには既に手書きでクラス変更とイベリア側の印鑑を押してあるので、約束を実行するよう要求しましたが、付箋をつけて上書きされました。
マネージャーの女性が、個別交渉をするので、列から離れてカウンター横へ来るように誘い、一応言葉通り、チケットカウンター(空港内は猛暑の中、職員は冷房がきいた部屋)から出てきたので、「イベリア側が一旦約束したことを反故にするなら、その理由を明らかにすべきだ」と主張しましたが、「それは間違いだ、今日の決済権限は自分にある」「難癖をつけるなら警察を呼ぶ」と言われました。
始めからストが長引くのを見越した上で、追い払う為にアップグレードしたのかも知れません。

(尚、これはタダの愚痴ですので、無償アップグレードの際のグレードダウンの規定・航空券種の選択の是非については自分でも承知です。通常はアジア系ビジネスの格安オープンを主に利用していますが、今回は大急ぎで旅程に合わせたのでこんなことになってしまいました)

イベリア航空は規定CE261/04に基づき損害補償金は一切支払いをしないことを主張しておりますので、イベリア航空への要求は諦めています。
せめて保険でカバーしたいので、今回の香港での宿泊がどう扱われるのか、交渉の際に参考にできるようなご意見・ご経験をお持ちの方、よろしくお願い致します。

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4件のコメント

  • 航空会社の対応は腹立ちますね。

    私達は航空機遅延による損害保険に入って旅行しませんが、最近はトラブルが多くなっています。

    航空会社の対応も非常に悪く、昨年末、私達はシカゴで早めにキャンセル(大雪の悪天候)に対応しましたが、キャンセル対応に僅か2人で朝まで対応していたようです。(ワシントンDCで会った、同じようにキャンセルに遭った、日本人が言っていました。)

    対応して貰って安心していると再びキャンセルに遭い、諦めている人もいました。

    私達も、翌朝の便(07:00発)が再びキャンセルに遭い、偶々前便(06:00発)に乗ることが出来て旅行を続けましたが、荷物を紛失してしまいました。荷物は15日間の旅行後、5日経って戻ってきました。

    勿論、ホテルのキャンセル料、荷物紛失で被った費用の全てを請求し全額航空会社が負担しました。

    航空会社の不手際で旅行の一部がキャンセルとなった場合(大阪-東京-NY-カラカス-カナイマ-カラカス-リマ-クスコ-・・・でしたが、大阪-東京-NY-リマ-クスコ-・・・に変更)は、一度南米、中米旅行の切符、もう一度は中米旅行のアップグレード切符を頂き、全てのキャンセル料を負担して貰いました。

    私達の場合は、現地では発生した状況を正確に記録して、必要な航空会社のサインを得て帰国後にその問題点を整理して費用を請求します。

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    Re: 航空会社の対応は腹立ちますね。

    アルタさん、レス有難うございます。
    大変な目に合われたのですね。ご心労お察しします。

    自然災害なら諦めもつくというものです。
    航空会社の不手際というのはどうにもやりきれませんね。

    >勿論、ホテルのキャンセル料、荷物紛失で被った費用の全てを請求し全額航空会社が負担しました。
    >必要な航空会社のサインを得て

    この部分の当然の対応を拒否されて困っています。
    これ以上文句をいうなら警察に引き渡すと逆ギレです。
    警察もカウンターに立っているだけ、政府になんとかして欲しい状態でした。
    取材していたTVカメラマンやインタビュアーが英語を話さないので、国内での放映しかなかったのかもしれませんが、他国へも是非知ってもらいたい状況でした。
    夜には乗客がスーツケースでバリケードを作って職員を通さないようにしていたようですが、警察によって空港閉鎖となったとも聞きました。

    乗客よりもむしろ極道な社員を逮捕してほしい心境です。
    電光掲示板すらプログラミング通り、飛ばないのに搭乗中に自動的に変わるだけで、遅延・キャンセル表示も流さないのです。

    有難うございました。次はお互いに何事もない旅だとですね。

  • お気の毒で言葉もありません・・・

    ひどい目に合われましたねぇ。
    イベリアは所詮スペインですからね・・・
    私も一度だけイベリアの国内線を利用したことがありますが、CAに地上に着いてからのことでちょっと複雑な質問を英語でしたら英語が分からない風でヤバイ雰囲気が漂ってました。(ま、国内線だから仕方ないかと思いましたが)

    それにしても保険のこともさることながら、ドイツ人の態度もさぞショックだったでしょうね。
    私は欧州内で会うドイツ人に良い印象がないのでドイツだけは未だ未踏です。
    話を読んで「いかにも」という感じです。
    幸運なことに私の場合、今までかなりの回数、海外あちこち行きましたが、この様な人種差別的発言や対応をされたことはないんです。
    (あ、5月にちょっとしたコミュニケーションの行き違いらしきものがパリであって、落ち込みましたけど。)
    欧州人からしたら日本も中国も大差ないんでしょうねぇ。
    「Wカップで海外からのお客をちゃんともてなした」とか言ってますが
    水面下では結構ひどい目にあった人たちもいたようです。
    意識なんてそんな一朝一夕では変わりませんからね。

    保険の件ですが、保険請求にはとにかく証拠を集められるだけ集めるというのが鉄則です。
    今回のような事例は経験してませんが、雪で乗継便が遅延して日本行きのKLMに乗り遅れた時は、帰国後の日本国内の乗継便の変更のために
    KLMで遅延証明書を発行してもらいました。
    でもイベリアは出してくれなかったんですよね?
    それでしたらやはり旅クマさんがおっしゃる通り、新聞記事でも何でも揃えて提出してみるのが良いと思います。
    スーツケースが開かなくなって鍵を故意に壊して開けた時には、ホテルフロントの人に事の顛末を書き記した文書にサインしてもらい、帰国後保険会社に証拠として写真と一緒に提出したらすんなり保険金が降りました。(何でもやってみるものですよ)

    イベリアとルフトハンザは気をつけようと肝に銘じました。
    参考にさせていただきます。
    早く決着つくと良いですね。それとショックから立ち直りますように。

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    Re: お気の毒で言葉もありません・・・

    カンパーニュさん、お気遣い有難うございます。

    今回はスーツケースも壊れましたが(今考えたらすごいトラブル続きです)、ブリティッシュエアウェイズはすぐ証明を発行してくれ、補償を約束してくれました。

    春にUAで壊れた時は、証明しないと断られたのですが、その場で保険会社に電話して証人なしで可ということを確かめ、証拠写真を撮り、無事請求できました。

    私もパリの人はパルドンも言わずにぶつかって来るので苦手ですが、ドイツ人に対しては英語で分かりやすい発音をしてくれることもあって、概ね好意的だったのです。
    しかしこれは、相手が日本人(経済大国)と意識しているかどうかにも作用されることに気づきました。

    スペインの街中の人は、人との間隔を保つなどの意外に細やかな配慮もあって、印象が良かったのに、航空会社一つでその国が嫌いになったりするものなんですね。

    こんなことがあってから訪れた香港では、以前は苦手だったアジアの人特有のしたたかさが、実は相手の心を読むのに長けているのかもしれない、と見直すきっかけになりました。実際に親切な方に出会うこともできました。

    自分を成長させてくれる旅だったと思います。

    お言葉通り、なんでもやるだけやってみようと思います。アドバイス有難うございます。
    幸い、イベリア航空の機内で手に入れた新聞があるので、それも提出するつもりです。
    客室乗務員に「スペイン語がわからないので一緒にピックアップしてくれませんか?これも貴社のスト?これも?あれも?」と指差して写真を示したところ、他の乗客に拍手されました。

    他にも何かお考えがありましたら、又よろしくお願いします。

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  • Re: イベリア航空のストライキで発生したホテルキャンセル代金の保険請求

    よくわかりませんが、
    www.acav.net/detalle_noticia.asp?Id=26
    規程 CE261/04 と言うのは、欧州規程で遅延を被った
    乗客に、航空会社が、原則として、遅延時間、距離、路線により
    250-600Eの弁償をしなければならない規程でイベリアによれば、
    今回の大勢のパイロットのストライキは、例外的事案であり、
    弁済に当たらない。
    しかしながら、消費者団体によれば、合法ストライキは事前通告が
    あるはずなんだからそんなことはないのではないか。
    弁済するべきである云々・・・
    以上雰囲気訳。 詳細不理解。

    6月21日水曜日にはストライキの予告があったようです。
    www.tourmag.com/index.php?action=article&id_article=395587

    損保は、約款に依るでしょうけが小額なので
    うまく処理されるのでは? 3万円で足りるといいですが・・・

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    Re^2: イベリア航空のストライキで発生したホテルキャンセル代金の保険請求

    週一ナビゲーターさん、情報有難うございます。
    正直言えばあんな会社とは二度と関わりたくないというのが本音です。
    ストは7月に入って2回目だそうです。

    我々は午前便だったのでまだ良かったのですが、ダブリンへ帰ろうとしていた女性達は夜便だったので、どのカウンターにも全く人がおらず、張り紙一つないし、誰も英語を話さないので、翌日私と話すまでストということもわからずに並び続けたそうです。おまけに全部荷物を盗られてしまい、本当にパスポートとチケットの控えしか持っていない状態で
    お気の毒でした。

    スペイン語のアナウンスひとつなく、平気でカウンターも閉めてしまうし、何故この状況で暴動が起きないのかと不思議でした。

    有難うございます、またご意見よろしくお願いします。

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  • ストの決着は付いてないそうですね

    ストの理由は 現在の「地上職員の仕事をイベリア航空が、
    アウトソーシングしようとしたことに対しての抗議」だそうですね。
    まだ、終わって無いらしいですから、抜き打ちで再度ストも
    ありえるかもしれません。

    いつも欧州系航空でスペインに飛んでいるもので、香港経由の
    多分キャセイだと、香港における乗り継ぎの所要時間がどうなるのか、
    よくわかりません。

    もし、乗り継ぎ時間の都合上、ホテルに泊まらなければならなければ、
    その点を旅程のコピーでも示して、主張すればいいのではないでしょうか?
    泊まれなかった原因が、予期せぬストで、イベリア航空も補償をしない
    旨を、El Paisの記事(23 Agosto, 2006/ Sin Aviso.......)の
    コピーでもつけて、時間軸で整理して、説明してみれば如何でしょうか?

    あとは・・・識者が更なる専門的なアドバイスをして下さるかと思い
    ます。それにしても大変でしたね。関東地方ならば、平年より涼しい
    ので、ゆっくり疲れをおとり下さい。

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    一ヶ月間違えました

    先月は7月なので、23 Julio, 2006 になりますね。
    一ヶ月間違いです。