06/07/17 16:18

Re: 老人力

赤瀬川源平という芥川賞受賞作家の造語らしいですよ。マイナスとプラスのイメージを持つ言葉の取り合わせで混乱を生じやすいけれど、やはり「老人力がつく」というのは老化現象が進むことを表す意図だったらしいです。

>自然の摂理とは、究極的には人はいつかは死ぬという事なら、死ぬ直前までは、良好な状態を維持できる方がいいとおもうので、諦めないでがんばってほしい
>諦めないという適度な負荷を本人にかけることが、脳シナプスへの良い刺激になって、むしろ、楽にぼーっと過ごして、何もわからなくないままで死ぬよりはいいとおもうんですけどね。

全く同意です。現代の人間は、健康維持や老化を進めないためにいろいろ努力してますよね。その努力の甲斐あって(もちろんDNAの問題もあるでしょうが)、高齢でもしゃんとして活躍してる方たちも多くなりました。
自分もそうありたいし親にもそうあってほしい、と賢い努力をすることはとても大事ですよね。(社会全体の健康度UPにも貢献するしね。)
doubletreeさんのように、賢明なチョイスをしながら親を自立させようと努力する子供を持つ親は幸せだと思います。
自力で暮らしにくくなった年寄りは施設にお任せ、という安易な風潮が気になります。老人養護施設はなかなか順番来ないから、本人はまだ自立できる(物理的に)可能性があるのに入所の手当てをしておく、らしいのです。

どこまで良好な状態を保てるかは個人差など様々な条件によるでしょうが、いざ老人力がついてくると自力で生活するのが困難になります。その時、家族が手助けするか、家族の代わりの他人の世話になることができれば(物理的な)自立が続けられ、尊厳ある生活を保つことができるわけです。この、一人では物理的に無理だけど精神的に自立していたいという段階に進んだときの対応が問題だと思われます。この時他人の力をうまく借りれるかどうか。

ただ、まだ福祉の分野は事業者など玉石混交で特にソフト面で信頼を置けないのが最大の問題ですね。都会ではいっそ家政婦派遣という対応が可能な方はそのほうが安心かも?

都会の老人会や在宅ケア施設などでも、お母様が仰るような雰囲気があるんですねぇ。田舎はもちろんそうです。母が絶対行きたがらなかったし私も行きたくない。ほんとうは、「社会」に接し、身体にも精神にも適当な負荷をかけて老化を遅らせるための好適な場所のはずなんですがねえ。

自分達だったらこういう形でサービスしてほしい、という願いを実現するために立ち上げたのが前回書いた住民組織です。NPO法人となって4年、財政面で苦労あるが自由な発想で活力ある運営をしていて、町の福祉行政にも、一般住民の福祉に対する考え方にも影響を及ぼしています。
理念を高く維持できる自主組織が地域にできることが、福祉面では理想的なのではないかと最近思っています。母も、この組織のサービスを活用することによって98歳まで曲がりなりにも自立生活をしていました。

すっかりトピズレになりました。最後に一応旅の話題でくくります。
今回の旅行で何が悲しかったって、老人力を象徴するようなヘアスタイルに泣きました。トホホ・・
適当な長さにカットして出かける予定が、母の具合が悪くなって美容院に行けず病院を駆けずり回り、その挙句キャンセル。すっかり落ち込んで近くの美容院へ行ったら、思い切りカットしてさっぱり忘れましょ、とほんとに思い切り短くしてくれました。ま、しばらくは母の介護に専念だからいいかと任せてしまったのが運の尽き。
白髪染めをせずパーマを年2、3回かけて後はカット。いつもそういう自然スタイルです。大事な外出時には、気に入っている長さの状態から逆算してカットする程度ですんでるのでウイッグの使用も考えたことありません。
今回ばかりは、もともと髪が薄いのにこの短さ、施設入所スタイルとでもいいましょうか。ウイッグがあったらなあと真剣に思いました。もう喉もと過ぎてますけど。
帰国後2週間くらいからようやくお気に入りのヘアスタイルになってきて、ブラッシングするだけでボリュームも出て快適。この時期に会う友人からは、白髪頭なのにショートカットのせいか「相変わらず若いね」って言われますが、カット状況で10歳以上の落差が出てしまうのです、トホ。
夫は、顔が童顔だから頭はそのくらいでちょうどいいといいますが。(白髪になる数年前までは連れ立っていると娘さんですかといわれてショック受けてた)。

お母様のお若い気持ち、励まされます。お互い頑張りましょう! とお伝えください。また素敵な海外旅行のお話し聞けたら嬉しいですね。
(今日は土砂降りなので、昼間から落ち着いてPCの前。つい長々と書いてしまい失礼しました)

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1件のコメント

  • 海外旅行へのヘアスタイル

    永年、写真に残るという重大な課題があるので、旅のヘアスタイルは、いつも、ほんと悩みどころですが、今回は残念でしたね。

    旅先だと、あれこれセット用の物品を持つ余裕が限られるし、洋服とのバランスもありますから、女性なら、直前期は、ロングのままバレッタ等で束ねる方が、カット失敗で違和感あるよりいいかも、ですね。男性も、いかにも昨日切りましたって感じで写真に映るのはちょっとイケてない。最近いいスタイリストにめぐり会えないので、旅行予定の2ヶ月前までにカットは済ませないとリスクあるなと思ってます。「短くしすぎたなあ」だったのなら、スカーフなどで、どうにかして、ごまかせませんでしたか?

    むしろ白髪がお似合いになる方も多くおいでですが、hyさんは、健康に悪いとかのお考えで染めないのですか?皇后サマも秋篠宮も人目にさらされるのが仕事な割には、自然のままですが、何故か染めてないですね。最近は、ドラッグストアとかでも安全に、5分で、自分で染められるキット売ってますね。

    実は、私も同じく先月ばっさりやられました。hyさんは合意上の計算違いみたいな感じですが、こっちは「こうするな」など事細かに指定した上で、結果「するな」スタイルにされたんですよ。で、「こっちの方が似合ってるから(実態は誰にみせても不評)」「普通、客の注文通りに切れるものではない」などと居直られ、返金させました。

    クリーニング・トラブルならば、消費生活センターに陳情されるのが一番効くらしいのですが、美容業の組合は力が全然ないんだそうで、被害スタイルにされても一般消費者だと、訴訟するより他ないようです。ただ、昨今は、ネットで暴露される事が、店にとっては一番怖いらしいそうですが。

    老人力のお話ありがとうございました。先週はむかついていたので、つい大げさだったかもしれませんが、いずれにしてもhyさんのような楽しくて明晰な方が母の身近にいてくれると、私も安心なんですけどね。hyさんは、どうして英語がそんなにお出来になるのですか?普通の主婦とは違うのだろうとは拝察してますが、正直、母世代で、英語コミュニケーションがそれほど堪能な方って珍しいかなと思ったので。高齢者の脳トレーニングには「適度な運動」と「単純計算」と「オセロゲーム」がいいらしいですね。

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