トルコ人の宗教観 基本的に、断食をするかしないかは個人で決めることで他人に強制はしない、けれど断食をすると決めた人には最低限の配慮はしてほしい、というスタンスだと感じました。 表向き、男女問わず欧米と同じような格好をした人は多いですが、モスクはたまにしか行かないと言っている人でも何かの折には埋め合わせとして相当の献金をしています。できるのにしない人は拝金主義者だと。 外国人観光客を多く相手にしている人たちでも、悪意の無い人に対しては怒りは感じないが、極まれにわざと嫌がらせをしにくる人(日没前に断食をしているとわかっている人の前でこれ見よがしに食べる人、日没後食事を食べ始めると客を装って邪魔をしにくる人)に対しては相当憤ってます。たまに切れて追い出したこともあるとか。もちろん、時間が詰まってそういう時間にしか来れないような旅行者にたいしてそのような事はしないとの事。 ちなみに、ビンラディンへ共感する人の割合が多いということもあげておきます。中東諸国よりも多いという結果もどこかで見ましたが、実際彼らと話すと、政治的・妄信的ではなく、やり方が悪いのはわかっているしテロ行為は支持できない、原理主義の押し付けは嫌だしイスラム的でないからトルコには来ないで欲しい、イスラエルはどうでもよいが、イスラムに対して嫌がらせをする人々やアメリカ政府に対して自分たちの怒りを代弁してくれる人としての支持だという人が多かったです。 ちょっと脅かすような事をいろいろ書きましたが、旅行者は断食免除の対象です。戒律の厳しい国から免除対象になるように旅行に来るムスリムもたくさんいるとのことなので、最低限の配慮をしておけば問題はないと思います。
質問~ >ちなみに、ビンラディンへ共感する人の割合が多いということもあげておきます。 この部分、どこで聞いた情報ですか???ちょっと気になりましたので お聞きしたいです~。
Re: 質問~ もともとは、イラク戦争開戦前後に見かけたもので、アメリカやイギリス、フランス、 ビンラディンなどに対して各国の人々がどう感じているかのアンケート結果で見ました。 サンプルの選び方や質問の仕方で左右されるとは思いますが、アメリカでは大多数が フランスが嫌い、パキスタンやエジプトではアメリカ、イギリスが嫌いでラディンは好き、 という結果は当時としては納得の結果でしたが、戒律の厳しい湾岸諸国でラディン支持が それほど高くなかった点とあわせてトルコでの結果は興味深い物でした。 アメリカが嫌い、という部分は納得ですが、領空権の問題や軍物資の輸送で国を挙げて 協力(議会ではかなりもめていたようですが)している中、国民はラディンが好きって いうのはかなり問題なのでは?と思った訳です。開戦後も多くのトルコ人ドライバーが 働いてましたよね。不幸にも武装組織につかまって殺害された人もいましたが日当が よければさもありなん?トルコ人の価値観は信条<お金? という事で観光ついでにラディンのことを含めていろいろと話してきました。どの部分を 支持し、あるいは支持しないのか、どういった事に対して憤りを感じるのか、日常生活の 中で宗教とどの程度関わっているか。もちろんこんな話題ばかりしていたわけでは ないです。ちなみにサンプルはバス待ちをしている間にその辺りにいた社員や同じく 待っている客、土産物屋、食堂、などにいた英語が話せる人です。