普通にしてるぶんには

問題ないと思います。一種の行事(起源がお祝いではないのでお祭りとまで言いませんが電飾なんかの飾りがある所もあります)と思えば良いでしょうか?

トルコ国内のムスリムの比率は90%以上のはずですし、大多数が戒律を重視するスンニ(スンナ)派ですが、ムスリムであってもイスタンブールとかの都会で厳格に戒律を守ってる人は限られるのではないかと思います。ただし、ラマザンの時期だけはモスクにお参りすると言う人もいますので(比較にはなりませんが、正月だけお寺に参るようなものですかね?)・・・。
反対にムスリムだけど断食はしない人もいます。又、人により程度も違います。日没後は食べても良いのが基本的決まりのはずですが、人によってはスープとかの飲み物系しか取らない人もいると聞きます。

元々、トルコは政教分離を推し進めた国ですし(ただしこの事=厳しくないと同義では無く、元々の国民性もあるかな?と思います)トルコに限らず他のイスラム諸国でも、他宗教の人は別にラマザンを守る必要はありません。
しかし、宗教的な事とは別にお腹は減りますので(笑)食事をするところや室内で食べる分には良いでしょうが、明らかに真剣に断食中の人の前で食べるのはエチケットとしてはどうか?とは思います。(怒る人はいないと思いますが、食事だけでなくタバコも止める方が多いのでいらつくかも?w)

又、turkiyeさん がかかれてるように地域的に戒律が根強く守られている地域はあると思いますので(そう言う地域だと女性の黒いチャドル姿も良く見かけます)そう言う所では確かにお休みする店とか多いでしょう。

尚、同じムスリムの方たちであっても宗派が分かれます。(隣のイランとかはシーア派が多数ですね)トルコは先ほど書いたよう大多数がスンニ派とされてますが、かなりの数アーレヴィー派と言われる宗派の方もいるようでラマザンの時期や期間も違います。

他の方のトピにもありますが、イスラム教自身がムハンマドの昔から1神教としては他の宗教には非常に寛容な宗教です。
有名な”剣かコーランか"というフレーズが間違ってとらえられていますが、基本的に宗教は強制されず、異教徒も税金さえ納めれば迫害もなく、逆に徴兵義務はなくなり財産とかはイスラムによって守られるというのが元々の教義です。税を納めず改宗もせずかつイスラムに対して抵抗するなら剣ですよというのが元々の意味です。
この点から、他の起源を同じにするユダヤ教、キリスト教は異教徒や異端と呼ばれる人達にかなりな迫害を加えた事は歴史上も常識とされてます。(キリスト教自身がユダヤ教の異端迫害や権力的腐敗からイエスキリストを信奉する人達により作られたのですから)

おっと(;・∀・)宗教談義ではなかったな・・・と(笑)。せっかくトルコに行くのでついでにこの辺りも勉強しませう。w

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2件のコメント

  • Re: 普通にしてるぶんには

     久しぶりに見ると、だいぶ色々発展していますね。
     みなさんの書かれているように普通にしている分には問題ないと思います。ただ相当古い話ですが、89年にスルタン・アフメット地区で不用意に広場でパンをぱくついていた日本人旅行者が絡まれた事例を知っていたもので、外で食べるときには御注意を書いたまでのことでした。
     最近の日本でも何が起こるかわかりませんが、世界中の人々が「○○人だから」「○○教徒だから」という看板だけを背負っているわけでもなく、個人の資質や性格、はたまたそのときの気分が反映してくると思うので、一般論は一般論として、周囲に気を配れたほうがよろしいかと思います。
     断食のときの注意もありますが、皆さんか書かれているように普段とは違うお祭りも経験できるので、注意しつつもせっかくの好機を楽しんでください。

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    Ryo007さま、博識ですね、感激しました~!

    ちなみにアレヴィ派の会社の同僚は断食は一切しません、
    加えてお祈りもです。ただ、彼らには彼らの信念ってのは
    あるようですが。

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