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05/07/28 03:37

おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その12の2

【十二日目,07/10(日)】 Roma の続き

 ローマ最後の夜はまたもオペラ。メトロB線,Circo Massimo 駅からカラカラ浴場へ。
途中,花輪をささげた碑があり,何かと思えばイラクで犠牲になったイタリア・カラビニエーリの
慰霊碑。”世界と国でのテロ犠牲者追悼。殉教者,自由,民主主義,人道と平和を”というような文言。

 きょうのオペラはプッチーニ『 Madama Butterfly 』蝶々夫人,です。
カラカラ浴場がオレンジ系の照明で照らされる中,仮設舞台には大きな太鼓橋がしつらえられ,
これが進行途中では大きな役割と舞台変換をしました。さすがローマ,オペラ座主催。
蝶々さんの葛藤では歌舞伎の黒子を意識した役者が表現の助けをし,舞台転換の困難な野外では
先の太鼓橋が天井からの花吹雪を降らせる機材代わりになったり,一瞬で舞台転換の大道具代わりになったり
まぁ,外人の見た日本感なので当日のパンフにも「男は Harakiri ,女は Ojigai 」なんてのや,
衣裳もアレレってのもありましたが,プッチーニが取り入れた『さくら』や『お江戸日本橋』など
日本人にはなじみの曲もあり,楽しめました。

 わたしの前には仏人家族。両わきは伊と独グループ。後は寒さよけに宿から持参か毛布を持ってきた
米人たちと国際的。それにしても公演中,米人たちのくだらないチャチャはいただけませんでした。

 終演は一時近くになり,昨日のように夜行バスを探せど,このあたりは走っていないようで,バス停にも
Nマークのダイヤは載っていません。道理で自家用車で来る方が多かったし,出口の無線タクシーの
受付も混雑していたわけ。今更,無線タクシー受付に戻るのも面倒なので,物騒ながら真夜中のローマを
歩いてテルミニ近くの宿まで歩いて帰る。それにしても店には騒いでいる客も多いし,彼らは明日は
起きられるのかしら?2時頃に無事,宿に到着。お休みなさい。
 

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