おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その12の1 【十二日目,07/10(日)】 Roma きょうは一日乗車券でローマめぐり。まず,バス案内所で前はタクシーで行ったヴィラ・パンフィリにと。 バス75番は近くまでしか行かないので途中で降り,道を聞きながらテクテク。 ボルゲーゼ公園のざっと4倍以上ある広大な公園。東はしには古代ローマ水道が今も現役。 あまりにも広いので自分の位置把握も難しい。ここでノンビリ。ベンチでくつろいだり,ヴィラの幾何学的な 植栽をめでたり,あげくには適当なとこで爆睡。 ◆ Villa Panphili , 建物以外は開放公園。 充分くつろぎ英気も養えたので違うバス停ーここは前回に覚えたーからメトロ,Cipro 駅まで乗り, ここからポポロ広場がある Flaminio 駅まで向かう。メトロA線も新型車輌がチラホラ。 ポポロ広場ではサンタ・マリア・デル・ポポロ教会。丁度,ミサが行なわれていたが邪魔にならないよう キージ家の礼拝堂,ダヴィンチコードの作者,ダン・ブラウンの処女作『天使と悪魔』の重要な舞台と なったところー小説と混同,ミーハーなこと。 カラヴァッジォはミサの邪魔になるので残念だが再会はまたと。 昨夜と同じスペイン階段近くのサン・タンドレア・デレ・フラッテ教会。あいにく閉まっているが 天才ボッロミーニの鐘楼は相変わらず特異な姿を望め,満足。 ボッロミーニついでとサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ教会へと再度,メトロA線で。 もっともボッロミーニらしくないと言えば語弊があるが,既存施設を最大限取り入れ,彼の得意な 色大理石の多様化。ニッチや柱装飾と壁面同化が見られる。付属の有料だがキオストロ。 これはクネクネ柱等で有名なヴァッサレット親子によるものでモザイクが一部剥離しているけど面白い。 最後はテルミニに戻ってマッシモ宮の国立博物館新館。有名な『眠れるアフロデーテ』もいいけど, これを含め,子供向けにイラスト付きでの解説の面白いこと。ぜひ,字引持参で。 パッポジレーノの彫像はマンガみたいで笑えます。 最上階のモザイクやフレスコ画のあった部屋を当時のように再現した展示も趣向としては秀逸。
Re: おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その12の1 こんにちは、CosiCosiさん、久方ぶりの見聞録、楽しませていただいてます。 ヴィラ・パンフィリは、中にお入りにならなかったのですか? あそこにはカラヴァッジョが1点あったと思うのですが。 >> 最後はテルミニに戻ってマッシモ宮の国立博物館新館。有名な『眠れるアフロデーテ』もいいけど, 「眠れるヘルマフロディトス」ではありませんか? これは、確かルーヴルにもコピー(どっちがコピーなのか、あるいは両方ともコピーなのか、わかりませんが)があったはず。ロートレアモンのエルマフロディットはこれから触発されたのではないか、とひそかに思っています。 パラッツォ・マッシモは、魅力的な博物館になりましたよね。
Re^2: おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その12の1 amoroma さん,おひさしぶりです。 >「眠れるヘルマフロディトス」ではありませんか? はい,おっしゃるとおり, " Ermafrodito Dormiente " で,レプリカです。 炎天下,最終日。同館の "うずくまるアフロディテ" と混同したのか? さすが,よく知っていらっしゃる。amoroma さんって,何ものなんですー。(笑) ヴィラ・パンフィリの『四面荘』は,前回もあわせ入場できませんでした。 カラヴァッジォの資料は,今回も仕入れてきました(頭に入るかは別として)。