レポート

おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録

公開日 : 2005年07月28日
最終更新 :
退会ユーザ @*******

 みなさん,こんにちは。しばらく封印をしていたイタリアを先日,再見してきました。
新聞報道などでは03年以来の猛暑,ということでしたが,現地では連日,”Caldo Ancora”ー
酷暑の再来。の報道。さらに救急情報や警告が連日流され,当方も暑さで予定通り動き回れず,日焼けして
帰ってきました。拙く,また長文ですが以下,参考になれば。

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18件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    05/07/28 03:42

    おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 おしまい

    【十三日目,07/11(月)】 Roma --->帰国

     きょうはゆっくり起床し,荷物を整理して駅まで向かいます。
    イタリア鉄道は安いけど,なぜ,レオナルド・エキスプレスだけ1等しかなく,高いのかな?
    奥の方,先の遠いいつものホームで待っているとアナウンス。急遽,ホームが変更になったようで
    また,来た道をゴロゴロ荷物を引いて戻る。いわゆる他のホームと並びのホームから乗るのは初めて。
     だけど,アナウンスが分からないのか,いつもの遠いホームへ向かう人が多く見られる。
    オーーイ,コッチに変更だよー。

     今回,オペラ以外は予定もあやふやで暑いなか,無駄な動きばかりでしたが無事,終了。
    罰金,25ユーロは痛かったけど。(笑)
    それと野外オペラでは虫よけスプレーを使わないように。係員にこっぴどく叱られていた人あり。

     毎回,感じるけどタクシーやバスは発車までアイドリングもせず,当然,冷房もなく待機し,
    鉄道も駅出発までは電動ブラインドなどの電源カット,エアコン機能低下など省エネの習慣には感心。
    日本のように多湿でないこともあるけど,今回の猛暑でも冷房のあるバスでも客の要望があるまで
    それを入れないとか見習うことがありそう。
      
     いつまでたっても成長の無い旅と文章に自己嫌悪。(笑)
    ながながとお読みいただき,ありがとうございました。
      
    **訂正:途中の番号付けが間違っていました。
    その3→その3の1→その3の2,の順番にお読み下さい。
     

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    退会ユーザ @*******
    05/07/28 10:46

    Re: 見聞録 おしまい

    CosiCosiさん、こんにちは。

    いつもながらの自由な旅で、楽しく読ませていただきました。
    具体的な数字があるので、雰囲気がわかりやすかったです。
    私もイタリアで、ナブッコを見てみたいです。

    Fiumicino 空港でも、降りられない、ということがあるのですね。
    今度母を連れて行くので、空港お迎えのシャトルバンを頼もうか、
    悩んでいたのですが、こんなことが起きると面倒そうなので、
    やはり、駅至近のホテルにします。

    キップの打刻ができない時の自著が違反とのこと、
    こういうときは、先に車掌に申し出ればいいのですか?

    また、野外オペラの虫よけスプレーはどうして駄目なのでしょうね。
    まんいち行けた時のために覚えておきます。

    きっと次のプランも着々なのでしょう、楽しみにしています。

  • 退会ユーザ @*******
    05/07/28 03:37

    おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その12の2

    【十二日目,07/10(日)】 Roma の続き

     ローマ最後の夜はまたもオペラ。メトロB線,Circo Massimo 駅からカラカラ浴場へ。
    途中,花輪をささげた碑があり,何かと思えばイラクで犠牲になったイタリア・カラビニエーリの
    慰霊碑。”世界と国でのテロ犠牲者追悼。殉教者,自由,民主主義,人道と平和を”というような文言。

     きょうのオペラはプッチーニ『 Madama Butterfly 』蝶々夫人,です。
    カラカラ浴場がオレンジ系の照明で照らされる中,仮設舞台には大きな太鼓橋がしつらえられ,
    これが進行途中では大きな役割と舞台変換をしました。さすがローマ,オペラ座主催。
    蝶々さんの葛藤では歌舞伎の黒子を意識した役者が表現の助けをし,舞台転換の困難な野外では
    先の太鼓橋が天井からの花吹雪を降らせる機材代わりになったり,一瞬で舞台転換の大道具代わりになったり
    まぁ,外人の見た日本感なので当日のパンフにも「男は Harakiri ,女は Ojigai 」なんてのや,
    衣裳もアレレってのもありましたが,プッチーニが取り入れた『さくら』や『お江戸日本橋』など
    日本人にはなじみの曲もあり,楽しめました。

     わたしの前には仏人家族。両わきは伊と独グループ。後は寒さよけに宿から持参か毛布を持ってきた
    米人たちと国際的。それにしても公演中,米人たちのくだらないチャチャはいただけませんでした。

     終演は一時近くになり,昨日のように夜行バスを探せど,このあたりは走っていないようで,バス停にも
    Nマークのダイヤは載っていません。道理で自家用車で来る方が多かったし,出口の無線タクシーの
    受付も混雑していたわけ。今更,無線タクシー受付に戻るのも面倒なので,物騒ながら真夜中のローマを
    歩いてテルミニ近くの宿まで歩いて帰る。それにしても店には騒いでいる客も多いし,彼らは明日は
    起きられるのかしら?2時頃に無事,宿に到着。お休みなさい。
     

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  • 退会ユーザ @*******
    05/07/28 03:36

    おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その12の1

    【十二日目,07/10(日)】 Roma

     きょうは一日乗車券でローマめぐり。まず,バス案内所で前はタクシーで行ったヴィラ・パンフィリにと。
    バス75番は近くまでしか行かないので途中で降り,道を聞きながらテクテク。
    ボルゲーゼ公園のざっと4倍以上ある広大な公園。東はしには古代ローマ水道が今も現役。
    あまりにも広いので自分の位置把握も難しい。ここでノンビリ。ベンチでくつろいだり,ヴィラの幾何学的な
    植栽をめでたり,あげくには適当なとこで爆睡。
    ◆ Villa Panphili , 建物以外は開放公園。

     充分くつろぎ英気も養えたので違うバス停ーここは前回に覚えたーからメトロ,Cipro 駅まで乗り,
    ここからポポロ広場がある Flaminio 駅まで向かう。メトロA線も新型車輌がチラホラ。

     ポポロ広場ではサンタ・マリア・デル・ポポロ教会。丁度,ミサが行なわれていたが邪魔にならないよう
    キージ家の礼拝堂,ダヴィンチコードの作者,ダン・ブラウンの処女作『天使と悪魔』の重要な舞台と
    なったところー小説と混同,ミーハーなこと。
     カラヴァッジォはミサの邪魔になるので残念だが再会はまたと。
     
     昨夜と同じスペイン階段近くのサン・タンドレア・デレ・フラッテ教会。あいにく閉まっているが
    天才ボッロミーニの鐘楼は相変わらず特異な姿を望め,満足。

     ボッロミーニついでとサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ教会へと再度,メトロA線で。
    もっともボッロミーニらしくないと言えば語弊があるが,既存施設を最大限取り入れ,彼の得意な
    色大理石の多様化。ニッチや柱装飾と壁面同化が見られる。付属の有料だがキオストロ。
    これはクネクネ柱等で有名なヴァッサレット親子によるものでモザイクが一部剥離しているけど面白い。

     最後はテルミニに戻ってマッシモ宮の国立博物館新館。有名な『眠れるアフロデーテ』もいいけど,
    これを含め,子供向けにイラスト付きでの解説の面白いこと。ぜひ,字引持参で。
    パッポジレーノの彫像はマンガみたいで笑えます。
    最上階のモザイクやフレスコ画のあった部屋を当時のように再現した展示も趣向としては秀逸。

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    退会ユーザ @*******
    05/07/29 11:00

    Re: おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その12の1

    こんにちは、CosiCosiさん、久方ぶりの見聞録、楽しませていただいてます。

    ヴィラ・パンフィリは、中にお入りにならなかったのですか? あそこにはカラヴァッジョが1点あったと思うのですが。

    >> 最後はテルミニに戻ってマッシモ宮の国立博物館新館。有名な『眠れるアフロデーテ』もいいけど,

    「眠れるヘルマフロディトス」ではありませんか? これは、確かルーヴルにもコピー(どっちがコピーなのか、あるいは両方ともコピーなのか、わかりませんが)があったはず。ロートレアモンのエルマフロディットはこれから触発されたのではないか、とひそかに思っています。

    パラッツォ・マッシモは、魅力的な博物館になりましたよね。

  • 退会ユーザ @*******
    05/07/28 03:36

    おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その11の2

    【十一日目,07/09(土)】 Roma <---> Orvieto の続き

     オルヴィエートの旧市街崖下中腹に間口,高さ3m前後,奥行き7m前後の切石積みの方体が
    200基ほど。中には草むしたり崩落したりもあるが壮観な墳墓群。
    見学者も見当たらず,わたし一人のために監視役?が高台から立ちあっていました。

     トコトコ来た道を帰り,フニコラーレで駅まで降り,ローマ行き切符を購入。
    しかし,打刻機が調子悪く何台か差し込むが印字してくれない。
    止むを得ず,日付,時間をペンで記入。しかし・・・・・・・・・・・・。

     乗車後,かなりたってから車掌の検札。罰金を払え,といわれる。今までもこうしてきたし,
    打刻も調子悪かったというと,昨年の11月から法律が変わり,自著は違反だそうでワザワザその書面も
    渡してくれる。レジョナーレ以下の車輌では25ユーロの罰金,とある。
     結局,7ユーロもしない距離で罰金25ユーロを取られる。車内切符を買ったほうが安かった。(笑)
    それとも言葉がわからないふりをするとか。ウーン,今晩の夕食代が飛んだ。

     すっかり落ち込んでローマに戻る。気分を変えて早めの夕食を済ませてから案内所情報で見つけた
    スペイン階段上のトリニータ・ディ・モンティ教会キオストロで行なわれるオペラに出向く。
    さいわい,当日券もあったのでヴェルディの『 La Traviata 』日本式にいえば『椿姫』を観賞。
    だが,今回のオペラでは最低。まず,観客が狭い会場内で終始,ザワザワ。目の前や舞台近くまで寄って
    フラッシュは焚くし,演奏は貧弱。あーぁ,イタリア鉄道ショックは癒えず。

     終演は0時。だけどスペイン階段近辺はにぎわっており,昼間に比べ要所要所には警官がギッシリ。
    ここで初めてカラビニエーリの白バイ(黒いけど)をみる。大通りまで出て夜行路線バすに乗車。宿に戻る。

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    05/07/28 03:35

    おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その11の1

    【十一日目,07/09(土)】 Roma <---> Orvieto

     落ち着きの無い旅,きょうは Orvieto へとイタリア鉄道,レジョナーレで移動。
    やはり,アナウンスのない鉄道。途中で隣の人から停車駅を尋ねられる。

      Orvieto に到着。何か雲行きが怪しい。今回,本格的な雨には遭遇していない。昨年の夏は野外オペラも
    雨でひとつ流していたのに。そろそろかな?
     フニコラーレとバスで旧市街中心部へと。案内所で情報収集と入場券を求める。以前のような
    何ヶ所も廻れるものは無くなったみたい。

     ドゥオモも補修が完了し,足場も撤去され美しい姿をあらわしている。とりあえず,礼拝堂を見てから
    同じ券で入れる Arnolfo di Cambio 展へと移動。丁度,合唱団の団体が訪れ館内はワンワンと反響。
    係のお姉さんと苦笑い。

     大分,西の外れまで来たのでついでにマッジョレ門,さらに15世紀の San Giovanni 教会跡のキオストロ
    へも廻る。キオストロ周りの部屋では何か学習中。地下は古代遺構を利用したワインセラーとレストラン。
     お腹が空いたので街外れながら繁盛している店を発見。これが大正解。安くておいしい。
    店の前にも客が並びだしたので主人に相席しようかと聞けば,気にせず食事しなさいと親切。
     Trattoria Mezza Luna , Via Ripa Serancia,3

     ドゥオモまで戻り,ドゥオモの扉装飾も手がけたイタリア現代彫刻家,エミリオ・グレコ博物館へ。
    ちょうど,ミロ展をやっていたけど,ちと好みが違うので階上のグレコ作品を観賞。
    気分良く出れば外は土砂降り。慌ててバスに乗り,フニコラーレ乗り場へと向かう。

     雲行きを見ながらそこで雨宿り。雨も上がって案内所で徒歩でしか行けないというエトルリア遺跡へ。
    まず,例の井戸近くのエトルリア神殿跡を見てからテクテクと車に気をつけながら2kmほど歩く。
    エトルリア墳墓群を発見。

    ◆ Necropoli Etrusca di Crocifisso del Tufo-Orvieto , 3.00 ユーロ。
      8:30 - 19:30 (4月~9月) , 8:30 -17:30 (10月~3月)。
     チェルベッテリの円形墳墓や横穴式,ヴェイオの岩窟を穿つ。それらとは異なりまるで四角な石積みの
    立方体が階段上に連なり,個々の立方体のそれぞれが墳墓になっています。このような地域差があるけど
    内部は他と同じく切り妻様の屋根を持ち,ベッドなどしつらえられ生前の生活を模しています。

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    05/07/28 03:34

    おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その10

    【十日目,07/08(金)】 Napoli ---> Roma

     今回のナポリ最後は,まずドゥオモへ久しぶりに。内部はもちろんだが地下に残るギリシア・ローマ時代
    からの遺構が主目的。床のモザイクやヴォールト天井。青銅製の水道配管などが残る。
    ブッソウだといわれる下町を通り抜け,地下鉄とフニコラーレを乗り継いで,ヴィラ・フロリディアへと。

     広い緑の敷地の奥に陶器博物館があり,裏手に庭園が広がる。昨年,この庭園が工事中で入れず
    今回はと来てみればオレンジの樹脂幕が張ってあるけど,入場できるみたい。ヨカッター!
    海に面した階段下に広がるやや無国籍な庭園。木陰では勉学や語らいに興ずる若者やカップル。家族が
    それぞれに楽しんでいます。わたしも木陰でユッタリ・・・。

     フニコラーレでアメーデオ広場,さらに徒歩で海岸に出てトラムで駅に向かう。トラムも旧来のから
    新型のモダンな車輌も出来,なかなか格好良い。

     約束通り,食堂へ行き遅い昼食を済ませ,写真を撮ろうとしたら S○r○○o が「ぜひ,ピッツァ釜を」との
    ことで調理場にはいって職人にポーズをとらせパチリ。洗い場のおばさん,家族全員,私も入ってなど
    いろいろ撮影させられる。次回の来訪を尋ねられるが未定と応え,写真を送る約束をして宿の荷物を引揚げ,
    夏休み明けのフロント係にも別れを告げ,イタリア鉄道で最終地,ローマへの移動。

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    05/07/28 03:34

    おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その9

    【九日目,07/07(木)】 Napoli <---> Benevento

     きょうは Benevento までバスで往復。ガリバルディ広場からで,そこへ行くバス乗り場と売場を確かめ,
    Benevento へと向かう。片道,4.10 ユーロ。

     何かシチリアを移動しているかと錯覚する荒涼たる山肌を見ながらのバスの旅。
    一時間半ほど乗車,車内で聞いた通り途中で市内バスに乗り換え,ドゥオモまで行く。切符はそのまま有効。
    残念ながらドゥオモは補修中の板囲いで入場できず。

     すぐ横の Arco Romano をくぐって Teatro Romano へとテクテク。 Arco Romano 横では発掘作業中。
    何かおしゃれな建物が建つみたい。2世紀に建てられた古代ローマ劇場。

    ◆ Teatro Romano di Benevennto , 2.00 ユーロ。
     舞台客席寄りの反響効果を狙ったピットも客席も比較的,良好に保存された劇場。
    やはり,夏には各種催しが開かれるようで別のところに野外エヴェント用入り口が仮設されていました。

     ドゥオモ前から車も通行止めになったメインストリートの宮殿群,さらには半島先までのアッピア
    街道開通を祝してつくられたトラヤヌス凱旋門 Arco di Traiano 等を見ながら市内バスの車中から
    見かけた CMT バスの発着場まで歩く。ここからは逆行でナポリまでの道中。

     宿へ戻って色々整理などをしていたら夕食の時間。食堂へ行けば,きょうはいい魚があるそうで
    実物を色々見せてもらい,助言も得ながらセコンドはアクア・パッツァで決まり!
     食事中に息子の S○r○○o が「写真機は?」と聞いてくる。どうも写して欲しいみたい。
    明日,出発前にまた,来るからと納得してもらい食事に集中。(笑)

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  • 退会ユーザ @*******
    05/07/28 03:33

    おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その8

    【八日目,07/06(水)】 Napoli
     
     目覚めのカプチーノを船内バーで注文。朝焼けのヴェスビオやナポリを見ながら,予定よりやや遅れて
    Napoli Beverello 港へ到着。港内の Bar 兼 Tabacchi Beverello は船員相手か早朝より営業しているので
    バス切符を購入し,バスで中央駅まで向かい宿へと向かう。
     定宿では見慣れぬ人が受付。聞けばフロントも朝の食事係も夏休みだそうで。

     来たコースを戻る形で再度,港へ行き,カプリへの船旅。相変わらずカプリへの船賃は高いこと。
    何度もきながら時間やお休みなどでなかなか入れなかったサン・ジャコモ修道院のキオストロへ。
    ここはわたしにとっては『青の洞窟』よりタイミング的には入ることの出来にくいところ。
     今回,初めてキオストロには入れたけど,至る所,補修中で院内の美術館も入れず,ガッカリ。
     
      Augusto 庭園へいき,青い海と後の山肌の家々,庭園の花々で癒されながらも疲れが蓄積しているようで
    ヴィラ・ジョヴィスへと行く気も無くなり,フニコラーレで下山。船でナポリへと戻る。
    港近辺の地下鉄工事現場では古代遺構で出ていて発掘作業中。掘れば掘るほど遺跡がでるので
    当地の地下鉄建設も大変。宿に戻り休息。

     これまでの経由地の中部盆地よりは風も通り,過ごしやすいが暑い。猛暑のアンコールにもコリゴリ。
    きょうの新聞にはバール等で販売のペット入り水も黄信号なんて記事が載っている。
     
     夕方まで宿でくつろいでかなり楽になり,いつもの食堂へと向かう。
    例によってビヤ樽体型の夫婦と息子に歓迎され,さっそくいつまで滞在かとか,今回の経由地等を聞かれる。
    申し訳ないが食欲も今晩はないので軽く済ませて,明晩の魚の入荷を楽しみにしている,と伝え,
    宿に戻り,今朝まで船移動だったので出来なかったネット接続をし,メールチェック等を済ませ,就寝。

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  • 退会ユーザ @*******
    05/07/28 03:32

    おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その7の2

    【七日目,07/05(火)】 Palermo ---> Napoli の続き
     
     フェリーにはまだまだ時間があるので,郊外の標高600m,ペッレグリノ山頂の洞窟に1625年に造られた
    Santuario di Santa Rosalia へも行こうと,バスで乗り換え地点に向かうと目の前で出たばかりで待つ。
     バス待ちでボーッとしていたら見知らぬ男性(後に M○s○i○o さんと紹介)から声をかけられる。
     
    M さん「大学教授か,お医者さんですか」←いつも尋ねられるこのパターン。これが礼儀かそう見えるのか?
    Cosi 「いいえ,違いますよ。ただの旅行者です」
    M 「どこへ行かれるのですか」
    C 「 Santa Rosalia へ行くのにバス待ちです」
    M 「それなら車でお連れしますよ」
    C 「いえいえ,結構です」と不安もあり,固辞。
     しばらく無視していたら奥さんを連れてくる。どうも息子の学校帰りを迎えにきた模様。
    奥さんもすすめるし,車の中を片付けだすし息子も現われるので,わたしの警戒心も失せる。
    フィアット・プントに私を含め4人,息子の M○○○o 君と並んで乗車。
    途中で奥さんと息子は自宅前で下車。奥さんらも感謝を伝える。

     ここから山の上まで延々と登り,Santuario di Santa Rosalia へと到着。参拝前には食堂でカフェも
    ご馳走になり,いよいよ岩窟に穿かれた教会内へと。天井にはわき水をバイパスさせる樋がパズルの
    ように張りめぐらされ,左手には黄金衣裳に包まれた Santa Rosalia が天使に祝福を受ける像が安置。
     ここでバスで帰るつもりでいたら,彼に今晩の予定を聞かれ,更に案内する,と言い出す。
     
     リゾート地の Mondello 海岸へ。そこで終わりと思ったら更に Sffera Cavallo ,またまた先の
    Isola delle Femmine へと。行く先ざきで海と大地の素晴らしさや Femmine ではロスの漁師から
    送られた姉妹都市の銅像も紹介してくれる。わが名古屋もロサンジェルスとは姉妹都市だと紹介。

     帰りは高速道路でパレルモへ戻り,途中,1180年に造られたアラブ様式のキューバ城 La Cuba にも寄り,
    受付に「日本の友人だから」とタダで入れろ,と交渉。ははは,入場料ぐらい払いますヨ。
     中で見ていると係員を連れてきて説明をさせる始末。(笑)
     
     宿での荷物ピックアップ。さらにはフェリー乗り場まで乗せてもらい,全行程3時間半。
    お別れのハグハグとアドレス交換。ホントに郷土愛とお人よしをあわせ持った方。
    しかし,長時間,話し好きのイタリアンのお相手も大変。
    帰国後には奥さん息子さんの分も含め,お礼の品を三点送りました。 M○s○i○o さん,ありがとう。

     フェリーは前回と比べ,客も少なく食堂でも並ぶこともなく夕食。
    甲板では水先案内人の寄港やパレルモの遠景を楽しむ。

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    05/07/28 03:31

    おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その7の1

    【七日目,07/05(火)】 Palermo ---> Napoli
     
     宿に荷物を預け,昨年に続き現代美術館 Galleria modena Restivo へ。昨年,観られなかった
    ジャコモ・グロッソの『 Sorpresa 』がきょうは拝めたー。手の間から魅惑的なまなざし。ウットリ。
    さらに昨年も聞いたが要領を得なかった明治期に当地へ留学生として渡り,Ereonora Ragusa と改名し,
    洋画家として彫刻家の夫,Vincenzo と当時の美術指導をした"清原 玉"の事を尋ねる。

     係員が3人ほど応対してくれ,かつてここで開かれた展示の図録や絵葉書を探してくれ,そのときに初めて
    現在,展示してある Vincenzo 作の彼女の石膏像が後世に補修されたことや作品のほとんどが
    個人所蔵であることなどが判明。それにしても現在と違う行き来のしにくかった時代,今も展示の
    着物姿の金髪女性が湖畔でたわむれる彼女の油絵『 Passaggio Giapponese 』を,どんな心境で
    仕上げていたのか。裕福な家に育ち生活の心配もない彼女。ここや日本の東京芸大にある彼女像も
    現代から見ても美人で,日本から言葉や往来も船のみの不便な地での先進に頭が下がる。

     おかしな興奮状態のまま,歩き方ガイドには閉鎖中とあり,事実,昨年も閉鎖中だったサン・チータに
    向かう。カッペラ・サン・チータで聞けば開館しているとのこと。とりあえず,そこの係の案内で
    カッペラ内と地下のクリプタを『個人ガイド』をしてくださり,さらに2000年に前法皇が見えたときの
    ピエタ像の写真までいただく。
     横手のサン・チータ祈祷堂と近くのサン・ドメニコ祈祷堂は共通券で入場再開。
     
    ◆ Rosario in Santa Cita e Rosario in San Domenico ,共通券 2.50 ユーロ。
     9時から13時まで。月~土。撮影不可。
     
     どちらもきれいに修復され,スタッコの天才,『漆喰のパガニーニ』と称されるセルポッタの作品が
    蘇っています。セルポッタ繋がりでサン・フランチェスコ・ダッシジ教会のそれも再会したく見てきました。

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    05/07/28 03:30

    おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その6

    【六日目,07/04(月)】 Palermo

     パレルモ駅前からバス切符売り場で目的地までの乗り換えを切符購入がてら聞き,途中,2度乗り換え,
    西北へ約6km,ファヴォリータ公園 Parco della Favolita へ。18世紀終わりにブルボン家が造った庭園。
    奥にそびえる中国館 Palazzina Cinese の異様なこと。中国館といいながら色々な建築様式がミックスされ,
    いわば建築のカオス状態か?残念ながら月曜休館で入れなかったが外観だけでも異種混淆。

     パレルモサッカー場まで歩き,ここから駅まで戻り,さらに港へ明日のフェリー切符を買いに。
    現地旅行社で購入しようかとも思ったが,結局,バスで港へ向かう。
    明日利用の SNAV 社の埠頭は刑務所も過ぎた港の東はし。Cristoforo Colombo 通りを入ったところ。
    バスを降りて犬の落とし物!に気をつけながら行けば入り口は閉鎖。港内にも入れない。向かいの Bar で
    聞けば16時から開場とのこと。

     来た道を帰るような形でガリバルディ公園やクアットロ・カンティ,更にはイングレッセ庭園と
    目的もなく緑と噴水を求め,移動し続ける。

     時間も来たようなので再度,切符売り場へ行けば,そこは荷物や車のみの受付で港中心の旅客用売場へ
    廻れ,とのことで港の中を歩いていると機関銃装備のイタリア軍に詰問される。売場が異なることを説明
    すれど,元の売場へ戻れ,と埒があかない。さいわい,コンテナ点検中の港湾職員が間に入って説明して
    くれたので無事,事無きを得る。ここは重要軍事施設で以前も写真撮影をしようとして,4輪駆動で
    駆けつけた軍に制止された経験があり,コワイところです。

     中心部の SNAV 社売場で旅券提示をしたうえで購入。シャワー・洗面・ベッド付き2人用個室を
    1人で占有。53.45 ユーロ。変な宿より安くて,しかもナポリまでの移動(笑)付き。
    まだまだ明るいので再度,中心部へと戻り,パレルモの混沌・カオス状態を楽しむ。

    ◆ 市内バス切符は,1.05 ユーロに値上り。しかも60分有効券に。
     但し,タバッキでは以前の 1.00 ユーロ,120分有効券が流通。どちらも有効。
     一日券は 3.50 ユーロの表示はあれど,どこにもありませんでした。

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    05/07/28 03:30

    おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その5

    【五日目,07/03(日)】 Verona ---> Palermo

     朝,宿の朝食で日本人と同席になる。彼らも昨日のオペラを観ていたそうでしばし歓談。
    宿に荷物を預け,市内見物に出かける。ブラ広場公園で見知らぬ人と煙草を交換し彼の Verona 賛美を伺う。
    サン・アナスタシア教会は外観を改装中だが内部では日曜礼拝中。無信仰だが一緒に参加。節目節目に
    周りの人と感謝と握手を交わし,にわか信者となりパイプオルガンの音に包まれる。

     更にあてもなくさまよっていたらカステルヴェッキオ脇の紀元前1世紀の Gavi 門広場へと出る。
    まだ涼しいので木陰のベンチで横になり,睡眠不足を補いつつ爆睡!
     適当な店で昼食を済ませ,宿まであっちへウロウロ,こっちへウロウロと昔ながらのポルティコを
    散策しつつ宿まで戻り,荷をピックアップ
     その後,市内バスで駅前まで移動し,空港行きバスにと乗り換え, Verona 空港へと向かう。

     Verona ゆかりの詩人 Gaio Valerio Catullo ( BC 87-BC 54 ) の名を冠するVerona Valerio Catullo 空港。
    近距離輸送がメインか,いわゆる STOL 機が数多く見られる。
     わたしの利用機は Meridiana 航空,MD 82 。お約束のように駐機場ではノンビリ機内預け荷物を
    積込中・・・出発時間も当然のように順延されてくる。さすがのイタリアンもブーブー言い出したころに
    搭乗受付。バスで機体脇まで乗車後,後タラップから搭乗。機内サーヴィスはお水一杯のみ。
    シチリア島のパレルモまでの短い搭乗ではこんなものか。
     そう言えば以前に時々,利用していた Vo○○○e 航空も再建されたようで,あっこのサーヴィスも
    今となっては懐かしかったりして。(笑)

     パレルモ空港へは19時近くに着陸。荷物を引き取り,バスで市内へと向かいます。バス 5.00 ユーロ。
    終点のパレルモ駅前から前回の宿は×だったので,以前に利用した宿へとはいる。フロントはじめ,
    メンバーが入れ替わっていました。駅前に戻り,適当に夕食をとりパレルモ第一日目は終わり。

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    05/07/28 03:29

    おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その4の2

    【四日目,07/02(土)】 Verona <---> Ferrara のつづき

     バスで再び戻り,ドゥオモ前の食堂で遅めの昼食をとり,ドゥオモを観てからテクテクと
    ディアマンテ宮殿へと。目的地は隣りのレジスタンス博物館

    ◆ Museo Risorgimento e Resistenza , 9時から18時,月曜休み。3ユーロ。
    第一次,第2次大戦でのフェラーラを中心にしたレジスタンスの歴史や遺物を展示した市営博物館。

     お城を再度訪れてからバスで駅へ向かい,自販機で Verona 行きを探索し購入。 Padova から先が
    CIS チサルビーノしか適当な列車が無いみたい。これは座席も予約したほうがいいみたい。
    予感が的中し, CIS 車内は満員。先に座っていた人には申し訳ないが立ってもらい,予約席に座る。

      Verona 駅着後,明日の空港行きバス乗り場と乗車券確認に駅向かいのバス会社に聞けば,運行はそこだが
    切符はイタリア鉄道窓口での販売。乗り場も駅前とのこと。私営バス切符,空港行きのみを
    イタリア鉄道窓口で販売とは変わった方式。言われた通り窓口に並び購入。4.50 ユーロ。

     今晩のオペラは日本では劇中音楽の『時の踊り』のみが有名なポンキエルリの『ラ・ジョコンダ』。
    昨日よりも客入りも少ないがお姉さんのドラ三鈴に続き,ヴェネツィアを舞台にしたオペラの始まり。
    筋はジョコンダの彼との相思相愛に昔の彼女の割り込み。さらには横恋慕のスパイ,ジョコンダの母など
    入り乱れ,しかも途中で昔の彼女が仮死状態になったり,最後はジョコンダの自殺と複雑。

     しかし,劇中の六部からなる『時の踊り』は華麗で一部は後世,ディズニーアニメやCM にも使われ,
    耳なじみ?(日本語用法へのご指摘,勘弁をば)。当日もバレーの振り付けで演じ,ブラーヴィ!の大歓声。
    興奮さめやらぬまま,宿へと戻り明日の出発のため,荷のパッキング。今晩も午前様。眠い(=_=)。

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    05/07/28 03:27

    おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その4の1

    【四日目,07/02(土)】 Verona <---> Ferrara

     何とか起床し,駅までバスで向かい Padova 経由 Ferrara へとイタリア鉄道で。
    通しで158km,乗車券 12.50 ユーロプラス Padova , Ferrara 間 IC 分が 2.01 ユーロ。
    毎度のことながらイタリア鉄道の安さは経済的には大助かり。

     まずは駅前からバスでエステンセ城 Castello Estennse へ。城内の観光案内所で地図と考古学博物館への
    行き方を入手・・・だけど,教えてくれたバスは違っていてバス運転手に改めて聞き,考古学博物館へと。
    考古学博物館へは細い道を小さなバスでと向かう。

    ◆ Museo Archeologico Nazionale , 9時から14時まで開館,月曜休み。4ユーロ。
     エトルリア遺跡からの出土品がどっさり。建物もさらに中庭も秀逸。柱の彫刻・装飾などの
    アクセントの数々も飽きない。残念ながら奥の庭園は立ち入り禁止で入れず,柵越しに覗くのみ。

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    05/07/28 03:27

    おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その3の2

    【三日目,07/01(金)】 Firenze ---> Bologna ---> Verona の続き

      Verona Porta Nuovo 駅からタクシーで宿まで行き,一休み後,旧市街中心部へとテクテク。
    観光案内所には去年もいた日本語を喋るお兄さん,Federico さんが今日もいていろいろお話。
    去年の時は日本の紅葉を褒めていたけど,今年は春に別府等行ってきたそうな。

     彼の情報で自分の持っている資料記載の古代地下遺構が公開されているのを知る。
     
    ◆ Scavi archeologici Scaligeri . 
     19時まで開いているのでエルベ広場からシニョーリ広場へと向かい,市庁舎(現在,改装中。
    ランベルティの塔も入れません)隣の中庭から入場。4.10 ユーロ。紀元前4,5世紀以降の遺構と後世には
    墓としても使われたローマ時代のそれが地下に延々と続き,当時の石畳の道や神殿などが現地表下に広がり,
    なかなかおもしろい。
     中世の地上建築を破壊せずに,この広大な地下遺構を発掘・保存した技術にも感心。
    古代遺跡好きにはおすすめ。

     夕食を済ませてから野外オペラチケット2日分を事務所で交換。
    アレーナ前は既に多くの人が集まり,にぎやか。騎馬警官もポーズを決め,観光客の被写体。
    アレーナの売店でオペラ関連の買い物をしてから入場。

     きょうの演目はヴェルディの『ナブッコ』。
    会場は野外シーズンにはやや早いのか7, 8部の入り。去年の会場係,Se○○na さんにあえず残念。
     例年通り,美女のドラによる三鈴後に開演。
     イタリア独立を意識して書かれ,劇中,合唱『わが思いよ、金色の翼に乗って行け』は第2の国歌と
    いわれるほど有名でヴェルディのオペラでの地位を確立させた作品。
     やはり,第3幕のその合唱では拍手と歓声がなり止まず,興奮のるつぼに。カーテンコールならぬ
    その場で再唱となり,満足,満足。出来れば更にもう一回聴きたかったけど・・・。
     終幕近くの偶像崩壊やその後の展開も良く,充実した一夜でした。
    去年と違い,宿も近くにとれたので帰るのも楽でしたが,終演が翌日の1時ころなので洗濯もろもろを
    済ませたり,メールチェックを終えれば3時。明日というか今日は起床できるかしら?
     

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    05/07/28 03:25

    おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その3の1

    【三日目,07/01(金)】 Firenze ---> Bologna ---> Verona

     中央市場の面々に逢いたかったが断念し,久しぶりに Bologna へとイタリア鉄道で出発。
    Bologna 駅荷物預かりが 3.80 ユーロに値上りし,その場で旅券のコピーも取られるようになった。
    駅構内には1980年の極左による爆弾テロ被害の一部保存と慰霊碑もあるところ,近年の緊張状態で
    いろいろ変わってきた模様。

     バスでマッジョーレ広場へと向かう。ここの路線バスは車輌によっては車内に切符の自販機あり。
    ジガンデの噴水後の市庁舎壁面には先の大戦で犠牲になった多くのレジスタンス兵士の写真・氏名が
    今も顕彰されており,これも先進 Bologna を位置づけています。
     近くのバジリカ,サン・ペトロニオ内は暑さも逃れられヒンヤリ。フラッシュ禁止の係員警告も無視して
    パチパチ撮影しているのはブッシュさんとこの国民。

     バジリカで少し落ち着き,汗も引いたので高さ97mのアシネッリの斜塔を登る,入場 3 ユーロ。
    冷房もない屋内の昔ながらの木造階段,498段。途中でへばったりしている人もちらほら。
    最後の急な階段を登りきれば別世界。隣りのガリセンダの塔はもちろん,市内がすべて見渡せ,
    風も心地よい。後にとった昼食もここでは外れはあまりない。
     ゴミ収拾の電動ミニ4輪も静かで環境にも配慮。大学博物館も再訪したかったが断念し,
    Verona へと再度,イタリア鉄道で向かう。レジョナーレで135km,6.82 ユーロ。

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    05/07/28 03:25

    おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その3

    【二日目,06/30(木)】 Firenze <---> Pontedera

      Vespa で有名な Piaggio 社のある Pontedera-Cascina Terme へとイタリア鉄道で向かう。
    Firenze から Pisa 方面へ62km,片道普通運賃 4.10 ユーロ。
     到着し駅前へ出れど,バスやタクシーの発着場や広場があるが違うみたい。
    丁度,郵便配達員がいて聞けば反対側出口とのこと。反対側は駅舎もなく地下道出口のみの,まるで駅とは
    思えない場所。目の前道路,両側はすべて Piaggio 社工場。Bar でカフェを頼むついでに場所を聞く。
    駅地下道出口から西へ数分。 Piaggio 博物館を発見。

     戦前から飛行機,艦船,車輌などを造ってきた歴史も去ることながら有名なのはやはり
    戦後のスクータ, Vespa 。それが暦年順に壁の棚に実物がギッシリ。さらには特殊車やダリなどが
    デザインしたエポック・メーキングなのも,かつての工場を現代的に改装した館内にビッシリ。
     中には乳牛様にペイント。カウベルをつけ,車体は肉部位に区分けされ,マフラはミルクタンクに改装
    されたお茶目なものやロングホイールベースにされた Vespa など。
     もう一銘柄の大型2輪,Gilera もレーサーはじめてんこ盛り。
    第2次大戦中の4発大型機 P-108 の模型や実物エンジンなども展示。

     屋外には現代練習機 P-180 や1936年製の総ステンレス製電車(最初,ディーゼルと思ったら電車でした),
    98年にリスボンから北京まで走破したミニ三輪やスバル・サンバーの OEM 車のミニ4輪などの現役。

    ◆ Museo Piaggio 入場無料。水曜~土曜,10時~18時まで開館。
    http://www.museopiaggio.it/

      Firenze まで同様に帰り,市内をぶらつくが暑い。宿で休憩後,夕食に同じ店に出かける。
    きょうは St○○○no も休みなので料理長や店主と店の脇で喫煙しながら,夕食前の無駄話。 Firenze 終了。
     

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    05/07/28 03:24

    おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その2

    【一日目,06/29(水)】イタリア入国, Roma ---> Firenze

     夜も白みはじめた早朝,搭乗した飛行機はローマ Fiumicino 空港へ到着予定。降下するも途中で急上昇。
    これが二度にわたり行なわれ,変だな,と感じていたら濃霧で着陸不能,代替空港へ変更とのこと。
    着陸したのは Ryan air など格安航空会社が利用する同じローマの Ciampino 空港。

     ここは利用経験もあるし,駅への行き方も分かっているので安心していたら,路線手続き上,ここでは
    降機出来ないそうで Fiumicino が晴れるまで機内で缶詰状態。三時間ほど窓から滑走路を見る以外,
    やることもない退屈。それにしても Ryan の多いこと。中には新しいボーイング社のコーポレッドカラーに
    塗り分けられた機体もあり,さすが,商売上手 Ryan air 。
     イタリア軍の VIP 用機の基地でもあるので最新鋭の小型輸送機も一角に駐機。
    アー,降りて色々見てまわりたいなぁ・・・・・。
     再給油後,やっと飛び立ち,今度は無事 Fiumicino 空港へ到着。

     ここからイタリア鉄道を乗り継いで Firenze へと向かう。今回,ここではいつもの宿が満室で
    初めての宿へ投宿。まあまあの宿だが中庭以外,禁煙なのが喫煙者にはやや辛し。
     観光案内所で情報収集。今晩はマーラー5番のコンサートもあるので飛び込みで行こうかと出発前に計画
    していたけど,飛行機の遅延等で精神的にも疲れ,聴きに行く気にもなれず断念。
     昨年,近郊のフィエゾーレ Fiesore でやっていた『レオナルド・ダ・ヴィンチの機械展 La macchine di
    Leonardo da Vinci 』を案内所近くの Galleria Michelangiolo で開催していたので見学。5 ユーロ。
    さらにブラブラと中央市場までくれば,今日・明日と連休。はぁ,顔なじみにも逢えないみたい。

     宿へ帰り,荷物を開ければ変換プラグを間違え持参したのに気付き,宿でお店を聞いて向かう。
    途中で行きつけの食堂脇で店員の St○○○no にバッタリ。無事,プラグを購入後,食堂へ。
    店主と St○○○no の歓迎を受け,例によってセコンドはキアーナ牛のビステッカ・フィオレンティナ500g。
    夜の街をさまよいつつ宿へ向かい,短い一日目は終了。就寝前に食べた露店で購入の桜桃も美味。
     

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