7月初めから7泊9日の日程でノルウェー旅行に行って来ました。
ノルウェーといいますと、思い浮かぶのはまずオーロラ、そしてフィヨルド、ヴァイキング、ムンク等々。
でも今回の僕の最大の目的はそのいずれでもなく、「スターヴ教会」という世界最古の木造教会建築群を見に行く為でした。
僕がスターヴ教会を見に行こうと決めたのは、二年前のロシア旅行において。
日程不足の為に仕方なく諦めた、黄金の輪とキジー島の木造教会。
この「木造教会」というのにかなり惹かれるモノがありました。
今までヨーロッパの幾つかの国で、様々な教会を見てきたのですが、石造の教会しか見た事がなく、木造というのは1度も見た記憶が無かったので。
今現在の生活状況において、ロシアへ行くのは日程の都合で相当難しい。
で、ロシア以外の有名な木造教会を探してみて、三ヶ所の旅行候補地を発見。
「ルーマニア、マラムレシュ地方の木造教会群」
「ポーランド南部の木造教会」
「ノルウェー、ウルネスのスターヴ教会」
ロシア以外に三つもの有名な世界遺産の木造教会を発見。
この中でノルウェーのスターヴ教会を選んだのは、そのデザインが西洋の教会と明らかに違う、強烈な個性を放っていたからです。
「北欧神話時代の神殿を模した形をしている」という説もあるらしく、北欧神話やサガの意匠を取り入れたスターヴ教会は、単なる木造の教会というだけではなく、美術的な価値も非常に高いと思われます。
(そもそも北欧神話は幻想的でカッコイイ神話です)
かつてノルウェー国内に少なくとも750はあったスターヴ教会も、現在では約30ほどしか残っていません。(数においては資料によって諸説あり)
このスターヴ教会がいずれもまたアクセスが困難な僻地にある事が多く、観光のルート組み立ては困難を極めました。
まずは悪名高いノルウェーの物価高に対抗すべく、セコセコと小金を貯め、一日に2~3本程度しかないバスやフェリーの時刻表を徹底的に調べ上げて臨んだ、僕のノルウェー旅行。
今回はソグネフィヨルド方面を中心に、
「ウルネス」「ボルグン」「ゴル」「ヘッダール」「カウパンゲル」
「ホッペルスタッド」「ファントフト」
の、7つのスターヴ教会の見学に成功。
構想二年、計画に半年を費やした僕の旅行記、
時間があれば書いていこうかな、、、と考えています。
とりあえずは帰国の報告を兼ねてレポートを書きました。