Re^2: セルウォージィ/スリへの注意力

そうそう、七生さんのくれる情報と文章って、とても読みやすいし、よくわかる。内容も質問する人が求める、必要なことが最大限凝縮されていて、旅行アドバイザーとしては、当掲示板では一番!、かつ、最強のライターなんじゃないかと思ってます。ベストといっても、私、この掲示板の発言はちょっとしか読んでないし全体比較できないんですけど。

七生さんのレポは、できたら別トピたててもらえればとおもいます。そっくりそのまま、イギリス南西部の旅行バイブルになっちゃうんじゃないかなー?

さて、hyさん、ちょっと誤解がありますよ。

>それも5歳年上の彼の老化ぶりを密かに心配していた私なので何か起こりそうだという予感はありました(だから1日も早く行きたかった!)。

前も書きましたが、まず、財布をすられた件は、年齢かかわらず、ある意味、不可抗力であり、老人がポカをやったのと一緒にしてはいけません。ばりばり現役ビジネスマンでも、若い学生でも、スリの存在に無頓着の人は、パスポートからお金から航空券から何から何までとられちゃう人います。向こうは職業泥棒なので、性善説でいては、やられるのは当然。
出発前に、スリが多い事を知っていたのと、知らないで行ったのとでは結果が違い、今回のは知っていれば防げた話ですよ。私は、旅行中、事ある毎に母に「財布あるの確認した?」「バックのチャックは締めてる?」「ショルダーバックは、後ろにまわしちゃだめ」などと、小うるさく注意したので、スリだけには遭いませんでした。

そして、旦那さんも、むしろ、注意力散漫を、老化現象のせいにして納得して逃避していてもいけません。年とは、関係ないからです。

うちの母(老齢)は、とにかく日々失敗をよくしまして、多分、旦那さん以上かも(多分年齢も)。そのたびに、年齢のせいにして、または友達の誰々はもっとひどい、などと、ある程度、開き直ってるのです。最初の頃はそれで許されていました。が、だんだん失敗率が高くなるにつれ、いいわいいわにしていたのがいけない事に気が付きました。老人は意識してないと、どんどん注意力が退化していくんですね。すべての老人がそうかというと、緒方貞子さんとか、聖路加の日野原理事長のように、重責ある仕事を明晰な頭脳でこなし、現役として活躍されている方々もたくさんいるわけで、結局、年齢ではなく本人の意識次第なわけです。ただ若者よりは意識的に注意力低下に対抗して生活していかなければ、落ちるの早いは事実です。まず、母には、失敗する度に、1.年のせいと言い訳する事、2.自分以下の人物を引き合いに出す発想 をやめさせ、注意力散漫と年とは直接関係ないことを、いちいち説明(洗脳?)してます。正直、こういう相手の耳に話を届けるのが最も難しく、もともと注意散漫なために、聞き入る能力が低下しているようで、話してるのに上の空みたいに、別の事を考えていたりして、こっちがへとへとにもなります。

母は、それでも自活している分、日々の生活に、ひとりで考えたり、庶務をこなす必要があり、最近になって、このまま失敗続きでは、自分の生活に支障がでることに、やっと体感して気付いてきたようで、自分なりに注意力を、今以上にキープする策を考え始めたようです。では、やはり老化現象=注意欠陥ではないか?という理屈に辿り着くのですが、違いは、本人が気が付く事が、一番の特効薬で対策になりえること。以前よりは、がんばってるなー(私が、今のままだと、アルツハイマー用の病院につれてくぞ!と煽ってるから=それは嫌みたい)という感じで、まあ、失敗を自分でくい止められるようになってきたかな?という所。で、最近は、こういう失敗に陥っていた所を、こうやって未然にくい止めたのだ、というように、いちいち電話でアピールしてきます。

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2件のコメント

  • 06/07/11 00:40

    RE:スリへの注意力

    >財布をすられた件は、年齢かかわらず、ある意味、不可抗力
    >注意力散漫を、老化現象のせいにして納得して逃避していてもいけません。

    確かにそうですね。日頃の老化へのぼやきといっしょにしてはいけませんね。doubletreeさんの真剣な意見に、「私の安易な考え方、安易な表現」を反省してます。
    なぜなら彼の受け止め方は正確には私の感情とは少し違うからです。

    彼には、「何故すられるようなものを使ってしまったか」ということへの後悔が大きかったようで(件のウエストポーチのベルトへの装着具合に不満を残したまま時間切れで出立した)、
    あの日ホテルに帰ってから就寝までずっとポーチの改良に没頭しました。
    大きくて使いやすく手も入れやすかった件のものに替えて、カメラのコンパクトなケースをベルト前に固定するように工夫したので、以後不安なく過ごせました。同時に携帯していたショルダーバッグへの注意ももちろん強化されて。
    これは、老化現象とは片つけたくない彼の抵抗姿勢(前向き姿勢)を示すものだと私も感じたことなので、親身に心配してくれているdoubletreeさんにお話ししたかったのです。

    技術系の彼は、私と違って何事も諦めないで気が済むまで改良を試みます。だから多分、私より老化は遅いかも。
    ただ、3月まで激務の公務(職業ではない)に携わっていた彼のポカぶりは私の心配の種でした。鞄や書類など何度置いてきたことか。彼自身は老化現象とは絶対認めたくなかったようですが、オーバーフロー気味だったと思います。

    さて我が家の百歳に届く年寄は彼の親です。一昨年まで敷地内の離れで自立してました。同じ精神力(強さ)を感じます。何事にも注意深くて、だからその年まで健康で自立して過ごせたと思います。そそっかしくて不注意な私にはお手本の存在でしたが、認知症が気になり始めて騙すようにしてようやく同居させるに至りました。

    その経験から、まだまだお若いお母様に自立心を持ってもらうのは、ご本人にの幸せにもご家族にとっても大事なことだと思うので、doubletreeさんのお母様への関わりにとても共感できます。
    私も、できるだけ自立して過ごしたいから、doubletreeさんから叱られてるつもりになって注意力を鍛えよう。

    >聞き入る能力が低下しているようで、話してるのに上の空みたいに、別の事を考えていたりして

    わあ、耳が痛い・・

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    私のおもう、今回の行動問題点

    もしかしたら、ポーチの改良が劇的に成功してたら、ちょっとだけは防御の余地があったかもしれませんが、私が思うに、旦那様の今回の顛末における一番の問題点は、旅慣れてない、の一言につきるかなと。

    ただ、学生除く、見かけ本当貧乏くさい旅行者って、絶対財布など狙われませんから、逆にみっともない身なりで「我日本人也」と発しながら世界を徘徊される方が、同じ日本人として、そういうのと一緒にされるのが嫌だな。ただでさえ、欧米人は心底では、東洋系有色系を下に見てる傾向がまだ残ってるから、せめて大国の国民たる誇りは見せて欲しいから、そっちの社会の陰で生きる連中に、こういう形で残念ですが、多少お金を与えてやる位で、ちょうどいいんですよ。

    会社PC置き忘れて顧客データ漏洩なんて、ちょっと前よく報道沙汰になってました。書類置き忘れ、会社の機材置き忘れなんか、ご主人より若い30代でもオーバーフローな時にはよくやることです。若くてもよくモノをなくす人はなくす。ただ、年が上がると、やっちゃう人数と、その発生率が上がるんでしょうね。うちの親も、財布ない、保険証ない、通帳みあたらない、おかしい不思議だ、こんなのばっかりで、要するに無意識行動の時間がふえるようですね。3年ぐらい前だと「自分は絶対悪くない」の頑固一点張りだったのですが、自分の方に問題があった事に気がつけたのは進歩かな。ただ「そう言う風に言うけどねー、あなたがママの年齢になったら、はじめて、あのとき、ママが言っていた事が判るとおもうよ」と。そうならないように対策していきたいです。

    で、今回のご主人の行動では、500ポンドも持ってない貧乏旅行者でも基本的に押さえてる事を知らず、実行しなかっただけかと。ポーチを改造の方に重大な関心が行ったという部分に、そのことが顕著に現れてます。漠然としてわかりづらいからブレイクダウンすると下記がポイントです。どこへ、どういう風に分散させるか、しかも見かけが自然な雰囲気に見せるか、を中心に対策してほしかったですね。

    ・町中で、やや大きめアウトドア風ウエストポーチ姿(違うタイプならば、すみません)は、いかにも旅行者。
    ・一つの財布に大金の現金を入れ、分散させてなかった。
    ・外部からも容易に出し入れできる所に、大金全額入れていた。
    ・1度に500ポンドのキャッシュ転は、換金しすぎ。

    私の発想なら、カードがあれば現金は1日50ポンドでまかなえるから、せいぜい100ポンドだけチェンジすべきでした。海外旅行では、現金盗難リスクを下げる為「だけ」に、カードの意義があるんです。

    また、事情により1度に500ポンド換金せざるをえない状況ならば、二人いるなら、一人250ポンドずつ持ち、それぞれ、50ポンドは手許バックの財布に、100ポンドは内ポケットなどちょっと判りづらい所の財布に、残りはシャツの下の腹巻きに巻くべきだったな。
    一度に「現金」300ポンド以上、必要な場合など、滅多にないでしょ?

    イタリアなんか、もっとアラっぽくて、バックをバイクでひったくって、運が悪いと、そのままバックに引きずられて路肩に頭うって死亡(実話)、なんてこともありますから、今度からは、そういう旅行の負の部分の情報収集をされるといいとおもいます。この掲示板でも、時々みていると、実地でいろんなトラブル話が載っていることがあり、観光情報より、そっちの情報の方が有用だったりします。失敗学とかいう表現でよく最近はいわれますが、理系の方ならなおさら実感でしょうけど、失敗して得られる情報の方に、貴重なものが多く散在しているものですからね。

  • 06/07/08 20:52

    doubletreeさん、ありがとう。2~3日アクセスできません。

    さすがです。お母様、鍛えられますね。年をとっても精神的に自立することは絶対大事ですね。

    レスしたいけど、今日明日大忙しです。またカメレスになりますがよろしく。

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