06/07/06 23:51

全く同じものは英国人が食べられないと思います

まず、値段が桁違いでしょう。

また、タイ料理と言っても、全く辛くない料理から、東北部の激辛
料理までとても変化に富んでいるので、海外で美味しかったと言っ
ても、本場では口に会わない可能性もあります。英国人の好みに合
わせなければ、誰も見向きもしません。つい最近、ニューヨークで
日本茶の店を出して苦戦しているとか、キリンがタイで本物の緑茶
を出そうとして、その第一歩として甘さを抑えた製品を開発し、勝
負している番組をやっていました。タイ人が好きな緑茶は日本人な
ら飲めないような甘さで、甘さを抑えた製品は日本人の舌には甘す
ぎるものの。タイ人にはもの足りないとの声が販売前の調査ではあ
たが、「本物の」お茶を飲ませたいという熱意によって販売にこぎ
つけたようです。人間の味覚は保守的なのです。

チェンマイのような欧米人に人気の都市に行くと、店の中は欧米人
ばかりという店があります。地元の料理もとても美味しいので行く
と、彼らは普通の西洋料理を食べています。メニューにオーソドッ
クスな料理があるためです。バンコクでもバーンカニタのような店
は辛さはかなり抑えています。料理自体は大変美味しいのですが、
やはり物足りない気もします。

やはりタイ料理の良さは、豊富な食材を微妙な味付けとともに、信
じられないくらいの値段で食べられることにあると思います。いく
ら美味しくても、日本で食べる気がしないのは、料理の値段の高さ
です。

さらにタイ料理を高めているのは、競争の激しさです。屋台でも驚
くような料理に出会え、レストランでも不味いものを出せば、すぐに
寂れる。大阪の食べ物が安く美味しいのは、競争の存在と容赦なき
批判を投げ付ける客の存在です。これが果たして英国にあるか。

やはりタイ料理はタイで食べましょう。しかしながら、多少は劣っ
ても、また相当高くても、まだ他より良いというのも悲しいかな、
事実かも知れません。

以前、米国西海岸で、地元の人が絶賛する日本料理の店に行きまし
た。日本人何人かでそれぞれ違うものを注文したのですが、全てが
同じものをベースとしたものでした。組み合わせの違いだけでした。
日本では到底生き延びることができないレベルの店でした。

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2件のコメント

  • Re: 全く同じものは英国人が食べられないと思います

    貴重な情報ありがとうございます!

    値段については私もbanbenさんと同じ考えですのでコメントは控えますね…

    私が知りたかったことは、最初の質問にも書きましたが…
    「ロンドンのタイ料理が“比較的”本場に近いものなのか」ということなんです。
    ロンドンでおいしいと感じたタイ料理が、いざタイに行って食べてみたら
    全く似ても似つかないものだった…なんてことになったら残念だなと思って。

    ですから、辛さやスパイスの違いも別に構わないんです。
    とにかくタイ料理ってこんなものだよ、というガイドにしてもいいのかどうかを知りたかったんです。
    なんせ初めてタイ料理を食べたのですから…

    日本でも、うどんのダシ一つとっても関西と関東では全く違いますよね。
    それと同じで、その国の料理に色んな違いがあって当然です。

    またこれも人それぞれですが、外国の料理なのですから安く食べられなくても私は全然平気です。
    ですからロンドンでも日本でも、タイ料理を食べるつもりです(^^)
    タイみたいに安くないから食べない、なんてつまらないじゃないですか。
    とにかくおいしいんですから☆








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    06/07/07 20:01

    パクチー

    本場タイ料理の特徴として、ほとんどの料理に「パクチー」という生の葉っぱがかかっている、ということがあげられます。

    「パクチー」、私はロンドンでタイ料理を食べるはるか前に香港の中華料理で洗礼を受けているので中国語で「シアンツァイ(香菜)」と呼ぶ方がしっくりきます。英語では「コリアンダーCoriander」。

    見た目は三つ葉そっくりですが、香りというか匂いは、日本に似たようなものがないのでなんとも例えようがありません。
    東海林さだおさんの著書から表現を借りると、「ワサビの茎とニンジンの葉と、セリの匂いをうんと強くしたような匂い」です。

    この「パクチー」、日本人には、大好きになるか大嫌いになるかどちらかのようです。私の周りの人は「大嫌い、入れんといて」という人が多いです。

    ロンドンのタイ料理に「パクチー」は入っていましたか?
    私は覚えていません。
    なぜなら、私は「パクチー」大好きだから。
    嫌いなものを食べさせられた記憶は残るものですが、好物を食べた記憶は残らないんですね。

    もし「パクチー」の香りについていけないなら、本場のタイ料理についていくのは、つらいかも知れませんね。

    ちなみに、日本で食べるタイ料理に「パクチー」が入っていた経験は、私にはありません。
    多数派の日本人の味覚にあわせているのだと思います。
    あるいは、日本では入手が難しいからでしょうかね?

  • 06/07/07 12:41

    値段の話を持ち出すのは

    私はすごく大きな違和感を感じます。

    (ちなみに、タイでタイ料理を大衆食堂や屋台で食べると、1食日本円で数十円で食べられます)

    タイで現地水準の収入で生活している人にとっては、あの食事の値段は決して安いものではないです。
    たまたま日本とタイに経済力の格差があるから、日本の物価水準に直したときにタイのタイ料理が安くなるだけで、味とは何の関係もないことです。

    もっと書きたいのですが、これ以上書いて荒れてもいけないのでやめときます。

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