全く同じものは英国人が食べられないと思います まず、値段が桁違いでしょう。 また、タイ料理と言っても、全く辛くない料理から、東北部の激辛 料理までとても変化に富んでいるので、海外で美味しかったと言っ ても、本場では口に会わない可能性もあります。英国人の好みに合 わせなければ、誰も見向きもしません。つい最近、ニューヨークで 日本茶の店を出して苦戦しているとか、キリンがタイで本物の緑茶 を出そうとして、その第一歩として甘さを抑えた製品を開発し、勝 負している番組をやっていました。タイ人が好きな緑茶は日本人な ら飲めないような甘さで、甘さを抑えた製品は日本人の舌には甘す ぎるものの。タイ人にはもの足りないとの声が販売前の調査ではあ たが、「本物の」お茶を飲ませたいという熱意によって販売にこぎ つけたようです。人間の味覚は保守的なのです。 チェンマイのような欧米人に人気の都市に行くと、店の中は欧米人 ばかりという店があります。地元の料理もとても美味しいので行く と、彼らは普通の西洋料理を食べています。メニューにオーソドッ クスな料理があるためです。バンコクでもバーンカニタのような店 は辛さはかなり抑えています。料理自体は大変美味しいのですが、 やはり物足りない気もします。 やはりタイ料理の良さは、豊富な食材を微妙な味付けとともに、信 じられないくらいの値段で食べられることにあると思います。いく ら美味しくても、日本で食べる気がしないのは、料理の値段の高さ です。 さらにタイ料理を高めているのは、競争の激しさです。屋台でも驚 くような料理に出会え、レストランでも不味いものを出せば、すぐに 寂れる。大阪の食べ物が安く美味しいのは、競争の存在と容赦なき 批判を投げ付ける客の存在です。これが果たして英国にあるか。 やはりタイ料理はタイで食べましょう。しかしながら、多少は劣っ ても、また相当高くても、まだ他より良いというのも悲しいかな、 事実かも知れません。 以前、米国西海岸で、地元の人が絶賛する日本料理の店に行きまし た。日本人何人かでそれぞれ違うものを注文したのですが、全てが 同じものをベースとしたものでした。組み合わせの違いだけでした。 日本では到底生き延びることができないレベルの店でした。
Re: 全く同じものは英国人が食べられないと思います 貴重な情報ありがとうございます! 値段については私もbanbenさんと同じ考えですのでコメントは控えますね… 私が知りたかったことは、最初の質問にも書きましたが… 「ロンドンのタイ料理が“比較的”本場に近いものなのか」ということなんです。 ロンドンでおいしいと感じたタイ料理が、いざタイに行って食べてみたら 全く似ても似つかないものだった…なんてことになったら残念だなと思って。 ですから、辛さやスパイスの違いも別に構わないんです。 とにかくタイ料理ってこんなものだよ、というガイドにしてもいいのかどうかを知りたかったんです。 なんせ初めてタイ料理を食べたのですから… 日本でも、うどんのダシ一つとっても関西と関東では全く違いますよね。 それと同じで、その国の料理に色んな違いがあって当然です。 またこれも人それぞれですが、外国の料理なのですから安く食べられなくても私は全然平気です。 ですからロンドンでも日本でも、タイ料理を食べるつもりです(^^) タイみたいに安くないから食べない、なんてつまらないじゃないですか。 とにかくおいしいんですから☆
パクチー 本場タイ料理の特徴として、ほとんどの料理に「パクチー」という生の葉っぱがかかっている、ということがあげられます。 「パクチー」、私はロンドンでタイ料理を食べるはるか前に香港の中華料理で洗礼を受けているので中国語で「シアンツァイ(香菜)」と呼ぶ方がしっくりきます。英語では「コリアンダーCoriander」。 見た目は三つ葉そっくりですが、香りというか匂いは、日本に似たようなものがないのでなんとも例えようがありません。 東海林さだおさんの著書から表現を借りると、「ワサビの茎とニンジンの葉と、セリの匂いをうんと強くしたような匂い」です。 この「パクチー」、日本人には、大好きになるか大嫌いになるかどちらかのようです。私の周りの人は「大嫌い、入れんといて」という人が多いです。 ロンドンのタイ料理に「パクチー」は入っていましたか? 私は覚えていません。 なぜなら、私は「パクチー」大好きだから。 嫌いなものを食べさせられた記憶は残るものですが、好物を食べた記憶は残らないんですね。 もし「パクチー」の香りについていけないなら、本場のタイ料理についていくのは、つらいかも知れませんね。 ちなみに、日本で食べるタイ料理に「パクチー」が入っていた経験は、私にはありません。 多数派の日本人の味覚にあわせているのだと思います。 あるいは、日本では入手が難しいからでしょうかね?
日本のタイ料理 値段はどうでも良いのです。 この程度のことで荒れる訳がありません。 でも折角なので少しだけ反論させてください。 日本では確かにタイ料理は相当高くなります。 さらに、日本のタイ料理レストランで本物のスパイスを使っているところは ほとんどないと、タイレストランの料理人が言っていました。これは原材料 の入手とコストの問題で、各種食材からペーストを作り、これでカレーに したら、恐らく普通の人には手の出ない価格になり、即店は倒産するでしょ う。そこで、タイでは10バーツ(30円程度)程度で売られているカレーペー ストを使ってカレーを作ります。ちなみに、このペーストも輸入食品を扱っ ている高級店では10倍します。カレーペーストのカレーならば、私のほうが 上手く作れる自信があります。他の料理も自分で作ったほうが美味しいと思 います。しかし、結構腕を上げたな思い上がっていたら、タイで食べたもの は、勝負にならない(でも最近は、舌を唸らせるような味にお目に掛かれな くなってしまいました)。これが現実です。 また物価と経済指標との関係ですが、バーツは過小評価(これは意図的な 部分があるでしょう)されており、本来は1バーツ5円が妥当と見ています。 すると、レストランで500バーツ(かなり高級な部類)は2500円となり、日 本でもそこそこの物が食べられます。しかし、屋台の20バーツは100円なの で、やはり安い。タイ人の所得に換算すれば、実質レートは10円と見て良い ため、500バーツは5000円となり、妥当な金額になります。しかし、屋台の 20バーツは200円なので、やはり安い。これはタイ人の食生活と関係するは ずです。ほとんどが外食なので、屋台でも手間暇掛けたきちんとしたものが 食べられる。しかも、安い。 ここで本題に入ります。ロンドンで食べられたものは、どれもタイ料理の 中ではマイルドなものです。また、タイ料理でなくてもかつての植民地だ ったマレーシアのものでも、焼きそばでならそれほど変わらず、そこそこ に美味しいはずです。もし他の料理だったならば、イギリス人はとても食 べられないか、本国とは似て非なるものとして出さざるを得なかったはず です。 タイとくにバンコクでは食堂の栄枯盛衰があります。味が落ちるとあっと 言う間に寂れる。客の厳しい目があるからです。これは屋台も同様。味も 消費者によって鍛えられるのです。これが果たしてロンドンにあるか。到 底無理でしょう。さらに上に書いたような味覚の問題があります。これが 本当のタイ料理だと主張しても最初は珍しくて客は来るでしょうが、すぐ に閑古鳥が鳴きます。先に書いた、ニューヨークの日本茶の店と同じです。 彼らが好む味から徐々に、彼らの味覚を変えて行くか、彼らの舌に合わせ たイギリス風タイ料理(タイ風料理)にせざるを得ない訳です。前者の道 を進もうとしているのが、最後は甘くないお茶を好きにさせようとしてい るキリンの意気込み(あくまで番組の意図ですが)です。
値段の話を持ち出すのは 私はすごく大きな違和感を感じます。 (ちなみに、タイでタイ料理を大衆食堂や屋台で食べると、1食日本円で数十円で食べられます) タイで現地水準の収入で生活している人にとっては、あの食事の値段は決して安いものではないです。 たまたま日本とタイに経済力の格差があるから、日本の物価水準に直したときにタイのタイ料理が安くなるだけで、味とは何の関係もないことです。 もっと書きたいのですが、これ以上書いて荒れてもいけないのでやめときます。