退会ユーザ @*******
06/06/08 11:35

匂い・・・

 こんにちは

 旅の匂いといって、すぐに思い出したのは、今から20年以上前、スペインのあちこちの街角でかいだ香水の香りです。

 甘く、なまめかしく、情熱的なその香りは、いかにもスペインにふさわしく感じられ、カルメンやフラメンコやアルハンブラのハーレムのイメージとない交ぜになって、強く印象に残りました。

 ところが、その後日本に戻りしばらくすると、街角で、同じ香がふっと鼻先をかすめるようになったのです。
 当時、爆発的に流行したディオールの香水、プワゾンの香でした。

 今、ネットで確かめると、プワゾンの発売とスペイン旅行の時期がちょうど一致します。
 日本に先駆けてスペインで同じ香水が流行っていたのか、もともとスペインで人気のある香にヒントを得て、プワゾンが開発されたのか・・・。

 いずれにしても、東京の街角であの官能的な香をかぐたびに、強い日差しの照りつける石畳や、オレンジの白い花とその木が作る黒々とした影を思い出して、切ない気分になったものです。


 これは国内ですが、匂いの思い出をもう一つ。

 ほんの数年前まで、かなり熱心にあちこちの山を歩き回っていました。
 山の匂いというと、早朝の露に濡れた木々が放つすがすがしい香が一番の思い出ですが、それとは別に、山小屋の匂いというのがあるのです。
 薪ストーブの煙の匂いもそうですけれど、もう一つ、欠かせない匂いがあるんですね。
 (あ、あっち系の話ではありません。)

 家にいても時々、その匂いが漂うことがあります。
 匂いの元を探してみると、あはは、タマネギが腐りかけてる。

 タマネギは保存がきくし、山小屋の定番料理カレーライスには欠かせませんから、どこの山小屋にも大量に貯蔵されていて、どうしても傷んでくるんでしょうね。

 なんて、のんきなことを言っている場合か。
 野菜庫の掃除をせねば・・・。

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3件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    06/06/09 10:58

    ムードぶちこわし、「インドの匂い」

    ららさらま様  お久しぶりです

    インドへ行くたびに感じるのですが、飛行機が到着して空港ターミナルビルに入った瞬間に、
    あーっ、またインドの匂いだ… って分かります。
    デリー、ムンバイ、カルカッタ、チェンナイ、どこに到着しても同じ匂いです。

    その匂いの元を分析してみますと…
    くたびれたディーゼルエンジンを精製の悪いガソリンでふかしたときに出る排気ガス。
    ビル全体からわいてくるトイレの糞尿の匂いを中心にして、湿気たものから発散する
    黴臭いようなすえた匂い。
    以上にておよそ八割は占められています。加えて
    ビリィ (インド庶民の安タバコ) の匂い。
    マサーラの匂い。 etc …。


    それから、日本に居ながらにしてインドの町の匂いを体感できる方法をお知らせしましょう。

    まず、流し台の排水溝をずーっと洗わないで放置しておきます。
    そうですね、丸一年くらいで大丈夫です。
    次に、排水溝のなかの金属カゴを取りだして
    汚水の溜まったところから逆さになった蓋を取り除きます。
    そして、鼻を近づけて匂いを嗅いでみてください。
    そうです。それがインドの町の匂いそのものですから。
    もっとも安上がりで、異国情緒が味わえます。まずはお試しあれ。

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    退会ユーザ @*******
    06/06/09 13:46

    インドの匂い

     こんにちは。

     またまたあ、ブーバーさんったら、うれしそーにインドのワルクチ書いちゃって・・・。
     ブーバーさんがインドについて書くと、なんでも「のろけ」に聞こえるから不思議です。

     それはともかく素人は、インドの匂い=カレーの匂い、と信じていました。
     飛行機を降りたとたん、食欲を誘うカレー屋さんの匂いがぷ~んと漂ってくるのかと思ってました。
     どっちかというと腐敗臭なんですね。うーむ。

     私、コンテナガーデンの古土再生をかねて生ゴミ堆肥を作っていまして、しばしば発酵に失敗するものですから、腐敗臭はおなじみなんです。
     ご指示のような面倒なことをしなくても、しじゅうインド旅行気分ですわ。

  • からむ訳ではござんせんが・・

    えへへ ららさらま殿

    タマネギの腐った臭い・・・が何か気になって なんか推理モノの毒薬では・・・と思い悩んでいましたが わかりました。

    無臭では危険とLPガスに付けるにおいが「タマネギの腐ったニオイ」でした。 ・・・とすると昨今の山小屋はヘリで運んだLPガスで煮炊き・・・。  

    スンマセン、なんとも無粋な?絵解きでした。

    で 私の五感の旅・・・。

    昔・・・私の話はなぜか?みんなこれがマクラにつきますが、

    ロープウエイの引かれる前の八方尾根 黒菱平の3月末です。
    星空に惹かれて夜の屋根に上がって仲間と話しこみ、その内くたびれて黙り込んで 白馬三山の雪の斜面を眺めていると、暗い雪面に転々と光るものが・・見えます。 冷たい風が吹くとかすかにそよぐような気がします。 目を凝らしても正体がわかりません。

    そのうちに気がつきました。 空の星が雪面に映っているのです。 星がまたたけば地上の星もまたたくのです。

    黙って仲間と眺めていました。 体の心まで冷えながら それでも見ていました。 いまでも星の瞬きが風のかすかなそよぎと一緒に耳に聞こえていた・・・と。 

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    退会ユーザ @*******
    06/06/08 15:55

    えーっ、そうなんですか

     LPガスの匂いと都市ガスの匂いって、違うのかしら。
     都市ガスの匂いなら、わかります。
     あの匂いと私のいう山小屋の匂いは、違うんですけれど・・・。

     そう言えば、昔(あはは、私の話にも、みんなこれが付く)のように、わっ、ガス臭い、窓開けろ、ってことなくなりましたね。
    (お若い方への注釈。昔は、ちょっとしたガス漏れ事故って、多かったのです。)
     吹きこぼれ時の自動消火装置のような、ガス漏れ防止の対策が進んできたのでしょうね。



    > 星影のささやきの話。

     すてきですね・・・。

  • Re: 匂い・・・

    しっかり あっち系の匂いを思い出しておりましたところ

    はあ、玉葱からですか 
    私も山小屋は何回もお世話になりましたが
    あまり思い出せません。
    わが家では、鮫やハイエナが徘徊していますので
    どの食品も腐る間を与えれておりません。

    プワゾンって響きも媚薬っぽいところがありますが
    情熱の思い出か いいですね。
    最近私の行くところは空気が乾いていて
    嗅覚系の思い出は少ないような気がします。



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