06/06/04 23:12

マルタの休日#3--第二日目 その二(夕食編)

さてホテルに帰り着いた後まず水着に着替え、屋上のプールでひと泳ぎして一時間少々日光浴を楽しみました。
その後部屋に戻ってシャワーを浴び早速マルタビールを飲みながら家内とどこで夕食を食べようかという話になりました。ここでは代表的な銘柄のCiskを試してみましたが、個人的には後日飲んだ1565 Victory Lagerの方がおいしいと思いました。
日中にスリーマまで歩いた時に通り沿いのレストランはチェックしていましたが、そのほとんどがイタリアンでした。ただイタリアンならチューリヒでも十分においしい所があるので是非マルタ料理を試してみようということになり、ロンリープラネットに出ていたMartijaをというレストランを覗いてみることにしました。
昼食を食べていなかったので六時過ぎに行ってメニューを見てみるとマルタ料理がずらっと並んでおり、店の前のガラスケースの魚も新鮮そうなので入ることにしました。
この時間ではさすがに他にお客さんの姿はなく、ウエイターが親切にあれこれと説明してくれました。ここの得意料理は魚ということなので、私は前菜にウニのスパゲッティー、家内はヤギのチーズを揚げた物、そしてメインは黒鯛及び鱸のグリルを取りました。これにワインはマルタ産のシャルドネを合わせましたが、ぶどう自体はイタリアからの輸入でした。マルタでもぶどうを産出しているので100%のマルタワインもありますが、一般的には赤白両方ともイタリア産のブドウを輸入してマルタで製造している物のようです。いずれにしてもフルーティーですっきりした飲み口で暑い夏の夜グリルした魚を食べるにはもってこいでした。生産者はMarsovinという会社で私達が行ったレストランはどこでもこの会社のワインが置いてありました。
前菜が出てくる前にまず日本の様におつまみが二品出てきました。ひとつはゆでた白インゲン豆を多分すり下ろしたニンニク、オリーブオイルとパセリで和えた物、もうひとつはレバーのペーストのような物でした。これに焼きたて熱々のマルタパン!!こんなにおいしいパンは久々だと思う程の物でした。
さてウニのスパゲッティーはたっぷりのウニとガーリック、パセリをシンプルに塩こしょうで味付けした物でした。この後二件程別のレストランでもウニのスパゲッティを食べましたがここのが一番シンプルで良かったと思います。ただ量が異常に多いので通常の日本人の胃袋なら二人で前菜一皿で十分でしょう。
メインの魚のグリルは黒鯛も鱸もとてもおいしかったのですが、ここで醤油があったらもっとうまいだろうなと思わず考えてしまいました。魚が丸々二匹あるのに付け合わせがまたまたボリュームたっぷりです。フライドポテトにサラダはマルタの定番のようですが、ここではそれに加えてガーリック風味の焼きジャガイモがあり、これが非常にうまかったのです。
本来ならこのあとデザートを試してみる所ですが、あまりの量の多さにギヴアップ!こんな量を毎日食べていたら胃が壊れるか風船の様になるかのどっちかだと思いながらエスプレッソをすすってお勘定をしてホテルに戻りマルタの第二日目が終わりました。
マルタ料理の第一印象はニンニクとオリーヴオイルがふんだんに使われていると感じました。

  • いいね! 0
  • コメント 0件

0件のコメント