長文 バンコクでカード詐欺師に会(遭)いました。マジシャンから見た詐欺師のカード技法3

まぁ最終的には勝負に行くわけですが、相手は案の定Aと絵札のBJ。
私の方にきていた初めのカードは合計で20でしたが、
表にして相手に見せたときはスペードのAとJのBJで引き分けとなりました。

実を言うと事前に練習や勝負中にわざ自分がバーストするように多くカードを引き、
欲しいカードが来たときはそのカードをパームしてテーブルの裏側に貼り付けておいたのです。

勝負の時その隠しておいた2枚のカードをパームしてすり替えた後、
ラッピングをしてさらにディーラーの方にカードをクリーニングをしたのです。
(ラッピング相手に分からないように自分の腿の上にカードを落とす事、
クリーニングはカードをさらに床に落とした後、蹴り出し所在を分からなくすること)

2人とも勝っていたと思った勝負が引き分けだったので複雑な顔していました。
シンガポーリアンはもう一勝負などと言っていましたが自分で最後と言ったでしょ!と私が言い。
ただこのままじゃ気がすまないだろうから、このお金のうち帰りのタクシー代として
S$50とゲームに付き合ってくれたディーラーにわざとらしくB2000をあげて
残りは全て返すよと言って分かれました。

もっとも一番驚いたのはカードを配ったディーラーなんでしょうけど。
この後2人がどんな話をしたのかは分かりませんが・・・

最後に“ありがとう楽しかったよ”と言ったときのディーラーの複雑な顔を思い出すと、
ちょっと悪ふざけが過ぎたかな?などと少し思う今日この頃です。
もっとも付いて行く行為そのものも反省すべきなんでしょうけど・・・

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