その4 カリジェの眠るトルン

クールからアンデルマットの方へ1時間ほどの小さな町?村? トルンはカリジェが晩年を暮らし、無くなったところです。

グラウビンデン州の3つの地方・・暴れラインの中心地だった所とは思えない静かなところで駅も無人です。 駅前には大きな通りが一本取っているだけ。 実はここからライン側(つまり鉄道)を離れて山の小高い所を旧街道は通っているのだとか。 カリジェの住んでいた家はですから やや小高い上のほうにあります。

この駅から進行方向に 10分ほど進むと町並みの切れる手前に右側にホテル、その先に小さな広場があってその広場をはさんで 黒目の大きな建物の壁面に戦争と荒廃、復興をテーマにした15-6枚の壁画が高い所に書いてあります。

その向かい側はカリジェの生まれた家だとか。 入り口にきれいなバラの花が・・・これもカリジェの絵です。

駅からここまでの間のミルクやさんの子ヤギの絵、文房具屋さんの女の子(ウルスリの妹・・・のはず)、右側の小学校の壁にはキリスト生誕を祝うために当方からたずねてきた有名な3人の博士の絵。

生家の先の裏の教会には自分でデザインした しゃれた、でも静かなカリジェのお墓が他の人と変わりなく並んで眠っています。

その先の博物館には カリジェのコレクションがあるとのことですがお休みの日だったので見ることが出来ませんでした。

あっ それから墓地なる教会の2階にまいておいてあったこの州の旗・・・はまず間違いなくカリジェ作と思われます。

また 駅前のレストランに荷物を置いて歩いていたのですが気がつけばこのレストランの壁面、入り口・・・カリジェのリトグラフのオンパレードでした。

ここまででほぼ 3時間ほど。 アトリエの後には行く時間の無いままクールに舞い戻りました。 

  • いいね! 0
  • コメント 0件

0件のコメント