チロル、滞在&ハイキング

ちょっと気になっているのですが、なぜベルヒテスガーデンが目的のようなのに滞在がガルミッシュ-パルテンキルヒェンなのでしょうか? 車でしたら公共交通機関の接続の不便さは気にしなくていいですから、片道200km位(かな?)走ればいいだけであるのは確かですが、でも普通ガルミッシュ-パルテンキルヒェンを拠点というと、ツークシュピッツェ周りとか、ミッテンヴァルト、ゼーフェルトやロイテ谷方面への拠点かなあと思ってしまうので。ベルヒテスガーデンを拠点にして、キームゼー、ローファーなども回り、インスブルックへ向かう途中にガルミッシュ-パルテンキルヒェンなどに寄る方が順当には見えます。お節介かもしれませんが…。

村周りのハイキングコースの数という点での連泊向きというのは、やはりエッツタールのセルデン辺りが(オーストリア)チロルとしては一番でしょうか。ただし谷奥ですので、今日は隣のピッツタールへ、という使い方は(出来ますが)少々面倒かなあと。しかし夏のハイキングならやはりスイスの方が、一般的には道はたくさん整備されています。…予算がもつならですが…。

わざわざ時間と金をかけて海外へ旅に出るのですから、たくさん回りたいということ自体に問題があるとは私は思いません。ただ、途中で体力が切れて思うようにいかなかったとか、特にハイキングや自然風景は天気に依存しますので、融通性のない行程を組んでいった結果雨と雲で何も見えず、歩けずその地方を通過する、というのはむしろもったいないかな、とは思います。旅行中にしたいことを出来るだけできるように行程を組む、というのは単にたくさん詰め込めばいいということではない、ということでしょう。また、風景のインパクトなどの関係で見る順番が大事な場合もありますので、旅程は単にポイントをつなぐ以上に気にすることにしています。
その上で、初めていく場所の、自分にとっての好き嫌いは行ってみないと分からないのですから、自分で選択して訪れたのなら、それが期待ほど楽しくなかったとしても、出来る範囲で楽しめばいいことだと思うことにしています。

実際のところ、山や谷の風景というのはそれぞれごとに少しずつ変わってゆきますし、特に谷あいの村のキャラクターが変わると雰囲気はだいぶ違います。案外飽きないものですよ。まあ私は山大好き人間ということもあり、ちょっと割引はいるかもしれませんが、もし御心配なら、間に天気を見ながらインスブルック、フェルトキルヒ、ブレゲンツなど、町観光を挟めば気分転換になるのでは。セルデン、サンクトアントン、ガルミッシュ-パルテンキルヒェンいずれからも町に出てくるくらいならそれほど遠くないですし。

サンクトアントンからの遠出に関しては、雪と岩のアルペン風景がお好きなようですので、でしたらモンタフォン谷～シルヴレッタの方をお勧めした方がよさそうですね。

なお、私自身はエンガディン地方大好きです…。

以上、長くてすみません。