質問できるだけまだ良しとすべきなのかも

私は大別して、問題となる質問をする人には、二種類の人間が居ると
思います。

全く知らない人と、質問することに喜び(何か書いて見たいという興
味本位)を見いだす人。

質問するにはある程度の知識が必要なのですが、それすらない人は、
往々にして「全くの初心者です。何でも良いから教えてください。」
とか、酷いのになると、「この国(街)の見所や、名所、何がお勧め
か教えて下さい。」となります。さすがにこれには、以前、「子ども
電話相談ででも聞いたほうが良いのでは?」と本人以外に愚痴ったこ
とがあります。

米国の空港、ヒースロー、香港での乗り換えなどは、何度でも繰り返し
出てきます。これは本来旅行代理店が教えるべきことです。しかし、
現実には好きだけでは生活ができない業種になっているので、良い意味
でオタク的知識を持ち、丁寧に教えられる人がほとんど居なくなってい
るのだろうと思います。マイレージや荷物の取り扱いなどは、直接エア
ラインに聞くべきです。所詮、旅行オタクだらけなのですから、結構い
い加減で、鵜呑みにしてはいけない。

ただ、昨今、TELを公開しているところが極端に減りました。また、多く
は外注で、専門的知識も怪しい担当者が多い。経費削減の影響は大きい
のです。仕方なしに、ここに助けを求めることになると思います。

私は初心者でも、それをきっかけに自助努力されるかたは応援したいと
思っています。はじめは極初歩的でも、助言が湯水の如く湧いて出てくる
質問ってありますよね。聞き上手というか対人関係もうまくこなしている
かただろうと思ってしまいます。このような場合なら、過去に同じ質問が
出ていても、わかり易いように説明せねばならないと思います。

また、自分自身の反省でもあるのですが、相手の意志がくみ取れないとか、
相手に理解されないとか、書き方の上での問題点があります。これは活字
だけで意思疎通する上では仕方のないことですが、活字離れが進んでいる
ため、文書能力のなさはお互いに深刻な問題なのかも知れません。

WEBに接続できる環境にあり、そのやり方を知っている人が何故、為替の
基礎知識すら知らないのか。これはただの横着なのか。良くはわかりませ
ん。「外国為替」で検索掛ければ、専門のサイトから解説サイトまで、いろ
いろと出てきます。この程度が理解できないと海外旅行に行くことは止めた
ほうが良いと、本当は言いたいのですが。

しかし、もう少し複雑になると、WEB検索だけではわからないことが多くな
ります。しかもWEBの情報って玉石混交ですので、この点は経験によって鍛
えていくしかないのではと思っています。WEBの情報、特に個人が運営して
いるサイトのものは、かなり怪しいと疑うことも必要です。ライブドアが飛
ぶ鳥を落とす勢いの頃、紙の情報媒体は終わったと盛んに言われました。
しかし、無料の情報はかなりいい加減で、無責任です。これが理解できない
人も多いような気がします。本当は本とかでしっかり知識を得ることが必要
なのですが、紙の媒体自体が減ってしまっています。この点、間違っていれ
ば誰かが直してくれる可能性が高い本掲示板に意義を感じている人が多いの
も事実だと思います。質の低さに嘆く場面も少なくないですが、この掲示板
はある程度の質は保っていると思います。

「こんなくだらない質問はするな。」とか「FAQです。過去を検索しましょ
う」と言うのは簡単ですが、そればかりでは消滅するでしょう。ただ、質問
したら、一回は返事して欲しい。世の常識だと思うのですが。