大変でしたねー、でも考え方を変えて、「いい旅行ネタができた」と思えばいいでしょう。 canotoさん、こんにちわ。 あらためて、詳細なレポート、ありがとうございました。 >>「部屋のドアについてるぜ」と言われ、部屋まで行ってみると >>他の部屋同様、鍵がささったままの状態でした。 これは、日本でも安いチェーンのホテルだと、 一斉に掃除をして、ドアを開けたままというところもあるようです。 以前ヤフーの掲示板でトラブルが報告されてました。 でも、ドアに鍵をさしたままで置くなんて、 やはり、セキュリティはいい加減ですね。 そういうホテルは泊まらない方がいいでしょう。 また、あとで来る人にも役に立ちました。 やはり問題は、 >>バックパックに鍵はかけておらず、貴重品バッグのことを思い出し調 >>べてみたところ、日本円1万円が姿を消していたのです。。 バックパックに鍵をかけてなかったというのがポイントですね。 「鍵をかけても、バックパックを切られたら盗られるから、意味がない」 などと、わけのわからない主張をする人たちも多いです。 でも、鍵が開けられたり、バックパックが切られていれば、 それこそ、「明白な盗難の証拠♪」ですよ。 盗難にあった証明ができないのでは、 あとは、言い争いになっても仕方ないでしょうね。 ちなみに僕は、バックパックに鍵をかけるし、 貴重品袋にも鍵をかけます。 (まあ、貴重品袋はデイバッグにフックに鍵をかけて一体化させてありますが) またもうひとつの問題は、 「現金を持っていた、それを鍵をかけてないバックパックに入れていた」 ということです。 現金は盗られたら終わりですから、 例え持っていっても、すぐに使ってしまって、 トラベラーズチェックが残るようにする方がいいです。 僕が去年インドへ行った時、バンコクへ到着したらまず、 空港の両替所で、手持ちの現金をタイバーツに両替しました。 >>たまたま財布に入っていた1万円札を泥棒にとられる前に使おうと焦って、両替窓口に出すと、3521バーツに替わる。 (http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20060105) ただ、まあ、損害が一万円ならば、どうせ出てきませんから、 いい勉強代だと諦めるしかないでしょうね。 それと、海外個人旅行をしていると、 ほとんどの人は何かのトラブルの経験があります。 で、盗難話というのは、いい話のネタなんですよ。 また、他人の失敗話というのは、聞いてても楽しい(笑)ので、 話せばみんな同情して話を聞いてくれます。 ですから、次の海外旅行のときには、 他の旅行者に自分の体験から「説経できます」よ。 これは、本当に楽しいことです。 「荷物をホテルの部屋に置く時は鍵をかけなきゃダメよ!」 とか 「現金は荷物の中に入れないようにネ!」 と注意しても、 本を読んだだけだと、「うるさいなー」と嫌がられます。 しかし、 「というのは、私はイスタンブールのホテルでひどい目にあって…」 と、体験談が付いてれば、説得力があります。 また、テレビでイスタンブールのことを放送してても、 「私はシルケジ駅の近くのホテルでひどい目にあって…」 と、話し出すこともできます。 旅行者というものは、旅をしただけではダメですよ。 旅をした中でどれだけ他の人の興味を持つネタを握っているか、 これで本物かどうか決まるわけです。 「いつも順調な旅行で、出会う人はみんないい人ばかり」 なんて旅行は、失敗です。 そう考えれば、canotoさんは、一万円で一生の話のネタを 買ったともいえるわけです。 まあ世の中、考える角度を変えれば、悪い思い出をいい思い出に 変えることもできるんですね。 これが世界旅行哲学です。 これだけのトラブルならば、繰り返して話すことで、一時間ぐらいは 持ちますよ。 僕の本「間違いだらけの海外個人旅行」には 特に一項目を設けて、 「失敗したら、オイシイと思え」 という説明までしてありますよ。 >>僕が話を聞いた範囲では、日本人旅行者というものは、ほとんど盗難 >>にあった経験があるようだ。 >>だったら、その盗難話をおもしろおかしく話せるように、練習して、 >>人に出会う度にそれを繰り返して練習していけば、どんなに話の下手 >>な人でも、徐々に芸の域にまで達するかもしれない。 >>すると、すぐに友達を作れるようになるわけだ。 ですから、canotoさんも本格的な旅行者になったというわけですよ♪ みどりのくつした