06/04/28 01:09

Re: この計画(17日間)に対して、忌憚のないご意見をください!

こんにちは。
何点かコメントさせていただきます。

(ク)単に観光でホイリゲへ行ってみたい、でしたらGrinzingなどの観光用ホイリゲで十分ですが、巡ってみたい、のでしたら、地元民向け21区などの方に足を伸ばしてみるのも悪く無いかもしれません。

(ケ)この行程でオーストリア側で温泉に行くとしたら、バートイシュルかバーデンでしょうか。なお御存知かと思いますが、この辺りの温泉は日本のようなほかほか温泉ではありません…。

(コ)都市部はともかくとして、特にオーストリアの田舎、チロルなどは、夏場は長期滞在でも無い限り、当日でも比較的安い値段でホテルのかわいいお部屋が取れたりしますので、特に新婚さんであれば、そういう方を探してみることをお勧めします。
夜行に関してはこの行程で見る限り、一回の移動距離が短すぎて難しいのではないでしょうか。

(サ)バスもお忘れなく。余裕があれば、スイスとオーストリアと両方。
例えば、峠越えだとグリンデルヴァルトからフルカ乃至スーステン越えでアンデルマットに抜けてツェルマットへとか、谷間抜けだと、クールからフェライナトンネル経由、ウンターエンガディンを抜けて、ナウダース経由ランデックへとか…。

オーストリアで船ということなら、やはりザルツカンマーグート、ヴォルフガングゼーのサンクトギルゲン-サンクトヴォルフガング間は外せないでしょう。
ザルツブルク-(バス)-サンクトギルゲン-(船)-サンクトヴォルフガング-(登山列車)-シャフベルク往復-(バス)-バートイシュル-(列車)-ハルシュタット(駅)-(渡し舟)-ハルシュタット(村)がベストかと。ただ本当はハルシュタットは昼くらいまでに着くと日差しの向きの関係上きれいですし、もし荷物をお持ちのままのハルシュタットへの移動ですと寄り道しながらはさすがに厳しいですので、それでしたら朝まっすぐハルシュタットへ入ってから、各所へお出かけになる方がよいでしょう。

ルートに関してですが、
1)もしクールからサンモリッツへ登ってティラーノへ下りるルートを全部乗られるのでしたら、往復するのはちょっと長いような気がします。特に2度同じところを見たいという希望があればもちろん構いませんが、そのままコモ湖の方へ抜けて、ルガーノ、ベルリンツォーナ経由でライン源流経由でクールへ戻る、乃至、キアヴェンナからオーバーエンガディン経由でサンモリッツへ戻る、などはいかがでしょうか?

2)(サ)でも触れましたが、クールからフェライナトンネル経由でウンターエンガディンへ入り、ナウダース辺りで泊まってみるというのはいかがでしょうか? イタリアも含めた三国国境辺りで、典型的チロルとはちょっと違うかもしれませんが、スイス側との雰囲気の違いをわかっていただけるかと…。その際は是非レッシェンまで足を伸ばしてみてください。
またはスイスの後、チロル的ということなら、ツィラータールかレッヒタールをお勧めしたいかな。レッヒはここ一年は豪雨に豪雪で散々でしたが…。

3)ハルシュタットに一泊し、かつその日一日余裕があるようでしたら、塩鉱の他、出来ればゴーサウ&ツヴィーゼルアルムか、ダッハシュタインの氷穴&パイオニアクロイツまで足を伸ばされることをお勧めしたいです。私は前者の方が歩いて楽しかった…かな…。

なお雨の少ないこの辺りですが、17日いれば数日は雨になりますし、まだ大気の安定しない7月上旬、年によっては夕立が多いこともあります。ましてや夏とは思えないやたら寒い日も…。当然ハイキングや山岳風景重点の日程の全部がうまくいくとは限りませんので、ほんとは雨でも構わない都市見学などと2-3日でセットにして、適宜入れ替えられるといいのですよね…。

(B)オーストリアに関してはあまり多く鉄道を乗り回したり、一方で特定のところに長く滞在したりする訳でもないようですので、ヴァッハウのコンピチケットやウィーンカードなどと二人用1Plus-Freizeit Ticketなどを組み合わせるのが一番効率よいと思いますが、慣れないとなかなか適切なのを選べないと思うので、そういう意味では単純にパスでもいいのかもしれません。ただ、パスを買ったからといって、バスの方が素敵な路線をあえて列車で回ったりするのはあまりにもったいないと思いますので、その辺はパスに振り回されないで、しっかり楽しんでくださいね。

以上長くなりました。御参考になれば幸いです。

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2件のコメント

  • レッヒ・エッツ・ツィラー タールのいずれが良いでしょうか?

    計画確定!と、勇んで言ったもののまだ決められない部分があります。
    チロルのいずれかの「タール」で2泊しよう!と、思うのですが。
    どうも正直なところチロルのイメージが湧きにくくて・・・決められないのです。

    アルプバッハ:オーストリア一美しい町
    グローズグロックナー:雄大な山岳道路
    と、いったのに比べて・・・

    でも、実際旅をしてみると、当初のイメージは地味でも印象深く残る町・地域というものはあるものですよね。
    AsymHさんは、3つの「タール」でどんな過ごし方をされて、印象深く残った風景・イメージや思い出はどんなものがあるでしょうか?

    それは個々人の主観的なもので、第3者にも当てはまるとは限らないものだとは思いますが、それでも是非。
    それをヒントに実際に行ってみて自分はどう感じるか。それが、楽しみになるかなと思うのです。

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    06/06/17 19:32

    チロルの谷

    なんかムズカシイ注文なさいますね。事実を書くのはともかく、あまり主観的な話を書き散らかすのはやりたくないのですが…(表現センスも文才もないし)。主観的な話なら多分他に適任者がいそう…。

    それ以前の問題として、私、Oetztalは奥まで行ってません。昨年行く予定だったのですが、大雨と洪水の被害でお流れになってしまいました…。私がここを推薦してないのは単にそういう問題で、良し悪しの問題ではないということでした…。

    それに私がしていることといえば、どこへ行こうとロープウェイに乗ってハイキングしてくるだけ…。こんなので参考になるのやら…。

    ZillertalはZell am Zillerから東側のKreuzjoch方面に上がってぶらぶらです。この谷はなにせ谷底が広く、両斜面も含めて草原の緑が多く日を浴びて、輝いていたのが印象的。谷奥の主稜線の岩壁&残雪とあわせ、Maienfeld辺りとタメを張れそうな(?)明るい雰囲気が印象的でした。私が最初に行ったチロルで、まだよく分からずあまりちゃんと山歩きの準備をしなかったこともあり、満足に歩けずに終わってしまい、後で状況がわかってきてから悔しい思いをしましたが、その代りMayrhofen方面へ谷間を歩いていたらちょうどいいタイミングで列車が走ってきてお見送りとか…。

    LechはSt. Antonから(普通はLangenからか?)バスで入ると、峠を越えて谷の奥側から入ることになります。2004,2005と続けて「ヨーロッパの一番美しい村」の称号を獲得した村ですが(Alpbachが取ったのは1983でしたっけ)、まあ…整ってきれいな村です。ここもスキーリゾートですし、ちょっと観光に特化した村という感じもなくはないかも? 辺りの木々の雰囲気や、上から見た周囲の山々の雰囲気に、なんとなくBregenzerwaldやスイスの雰囲気が混じっている気がするのは、そういう地理関係を知っているからの思い込みでしょうか? でもやっぱりちょっとほかに訪れたチロルとはなんかちょっと違う気がしました。そういう意味で、周囲がわかっているとより感慨に深みの出るシブイところかもしれません…。

    以上乱文失礼。
    でもこの辺りならまあ外れということはないと思いますので、日程に組み込める範囲であとは現地で感じればそれでいいのではないかと私は思いますが…。

    (なお週明けから仕事の都合でしばし反応できないかと思います。最後までお付き合いできないことになるかもしれませんが、御容赦ください)

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  • (まず)3点お聞きさせてください!

    ご助言ありがとうございます!たくさんお聞きしたいことがあるのですが、長くなってしまいそうですので、まず以下3点お聞きさせていただきたいと思います。

    ホイリゲ
    ウィーンの楽しみ方として、いかがでしょう?
    ホイリゲ巡り!と、思い切ってテーマを決めてみるのも良いかなと思ったのですが。もちろん歴史や音楽、芸術も楽しみたいとは思いうのですが。やはり飲んで食ってはなんといっても楽しみですから。でも、プラスアルファの魅力がそこに欲しいですね。ホイリゲの雰囲気っていかがでしょうか?

    バス
    「クールからフェライナトンネル経由、ウンターエンガディンを抜けて・・・」とのアドバイスをいただいたことを受けて、ティラノからサンモリッツに戻って、スクオール経由でナウダース、ランデックへというルートを考えてみたのですが「谷間越え」の魅力・「バス」の魅力は、このコースではいかがでしょうか。

    ティラノからサンモリッツに戻る
    アドバイスいただいた「キアヴェンナからオーバーエンガディン経由でサンモリッツへ戻る」は4時間ほどの行程になりますが、途中で時間を取らず、直でサンモリッツに戻るという移動だけでも楽しめますか?それとも、時間をある程度とっておいた方が良い場所はありますか?


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    06/05/16 01:46

    Re: (まず)3点お聞きさせてください!

    ホイリゲというのは基本的に地元民が新酒を飲みながらわいわいする(別に騒ぐわけではない)ところですので、格別食事が美味いわけでも無いですし、そういうのが好きかどうかでしょう。Grinzingあたりの観光ホイリゲならまあ観光客向けに音楽演奏などもありますが、それ以上はもう単にそういうわいわいが好きかどうか、という問題だと思います。正直一度の旅行であまりたくさん行く価値があるかどうかは疑問ですが、もし2箇所回られるのであれば、観光地用と一般庶民用(?)と、両方回ってみたらいかがでしょう、ということで前のコメントを差し上げた次第です。一度は行っておくと面白いとは思いますが、個人的には、新婚さんであれば、せっかくウィーンですし、もうちょっと高級レストランでも回れば…という気もしないではないですが…。

    エンガディンエクスプレスの魅力は基本的にスイス部分とナウダースまでです。その先は急に地味になります(苦笑)。私自身は好きですが。時間があれば、特にウンターエンガディンのグアルダ-マルティナ間の集落あたりに寄り道すると、やや素朴な村が多く、谷底と雰囲気が違って楽しいと思います。オーストリア側、オーバーインタールで途中で寄り道するとするとセルファウスでしょうか。バスを乗り換えての寄り道になりますので、そこまでするのはかなり好き好きかもしれません…。Kaunertalなんて入ってみたいのですが、あいにく私はまだ行ったことがありません。

    ルートそのものはそれなりに変化もあって楽しいとは思いますが、せっかくコモ湖方面へ抜けるのであれば、やはり少しコモ湖方面へ寄り道なさる方がベターであるとは思います。もちろんBellagioまで行ければ文句ないですが(ここや、西の対岸辺りの風景は素晴らしい)、それはちょっと時間かかります…。北岸のColicoの町でちらりと船着場へいけるだけでも少し違いますでしょうか。もっともこの町は特に何かあった気はしませんが…。あとはオーバーエンガディン側で、ソーリオ辺りでしょうか。のんびり歩くには素敵なところ。スイス国内はおそらくお聞きすればぼうふらおじさんが素敵なコメントを下さると思いますが…。シルヴァプラーナやコルヴァッチュはサンモリッツから身軽で往復した方がよいかと。

    なおナウダースですが、ここはレッシェン峠直下の落ち着いたかわいいスキーリゾート村で、眺めもいいですが、村そのものに名所がある訳ではありません(まあチロルの村はたいていそうですが)。もしお泊りになるのでしたら、スイス側から登っていく峠からすぐのところに展望台がありますので、ここと、イタリア側には是非足を伸ばしてみてください。イタリア側へはずっとサイクリングコースも延びています。自転車が借りられるかどうかは分かりませんが…。

    もう一つ余談ですが、オーバーインタールを経由の場合スキップすることになるアールベルク峠越えはオーストリア有数の峠越え鉄道路線ではあります。まあ峠越え鉄道はスイスに素敵なところがたくさんありますけどね…。