停電 旅行中の停電は、私も経験している。 もう10年前になるが、2012年に2か月ほどルーマニア、ブルガリアを夫婦で旅行した。 ブルガリアのバラで有名な町カザンラクで、町一番のホテルに泊まっていたが、ロビーでパソコンを開いているときに突然に停電、直ったと思ったらしばらくしてまた停電、周りの人々は驚きもせず何事も無い様子。当たり前のことらしい。 この国では、このカザンラク近くの町で初めて会う予定にしていた日本人の移住者Tさんが、会う日の10日ほど前になって突然亡くなった。そんな訃報が知り合いという女性から、旅先に届いた。 私は驚き、会う予定だった日に連絡をくれた女性に会った。 Tさんは体調を崩して病院に行ったがその日に自宅に戻された。翌日奥さんが病院に薬を取りに行ったが家に戻るとすでに亡くなっていた。・・・という。 病院で停電だと大変だが、それ以上にこの国には心配な事が有った。 それは医療過疎国ということだった。 日本を出るときにちょっと心配だったルーマニア・ブルガリアの外務省情報を見ておいた。 そこには、ブルガリアは医療過疎国なので、旅先で病気になったら首都のソフィアに行くように!と書かれていた。 初めて会う予定だったTさんは63歳で、日本人のブルガリア移住を進めていた方だった。 彼の住む村の、家の前に行ってみた。 奥さんは葬儀の準備でいないと隣家の人が言っていたが、ブルガリアの風習なのか、門には彼の肖像写真が貼られ、家の向こうには畑が陽に光って広がっていた。 ブルガリアをゆっくりレンタカーで巡る旅だったが、この小さなでき事は、心に刻まれた。
病院のない地域は、たくさんあります。 ネパールで、病気になったり、ケガをしたときは、「インド(の病院)へ行け」と言います。 ラオスで、病気になったり、ケガをしたときは、「タイ(の病院)へ行け」と言います。 インドでも、地方に行くと、病院らしい病院が、なかったりします。 2008年1月、私は、カジュラホで、犬にかまれ、病院がなくて、困りました。
失礼しました。 出会った女性の方の家に行き、久しぶりに日本食を御馳走になりながら、ブルガリアの田舎の暮らしについて良いことや大変な事を聞き、移住を思いやったのです。 病院の有無について語っているのではなくて、 私の場合は、旅先での人とのふれあいが旅することだと思っています。 話のフォーカスが違っていたようで、失礼しました。