(つづきです。)

(つづき)

>>原付バイクの航続距離に見合う間隔でGSがあるかどうか。
→前述したように、西海岸側は町が多いので問題なと思います。
東海岸側は、場所によっては70~80km以上GSが見つからない場合があります。100cc以上のバイクなら満タンにしていればなんとかなると思います。。50ccのバイクの場合タンク容量次第だと思います。
GSの場所も事前にGoogle Mapで探しておきます。(休業・廃業の場合もあるのでいくつか探しておきます。)
Google Mapを拡大するとGSは薄紫色の給油機マークで表示されます。「台湾中油」「台糖加油」などGS会社名で書かれています。ちなみにGSの中国語表記は「加油站」です。
田舎を走行する時は、バイクの燃費や走行道の状態(アップダウン等)、燃料計のクセ(表示に対して残量が何リットルくらいあるかなど)、GSの休業・廃業などのことを鑑み、GSを見つけたらこまめに給油するようにしていました。

中央山岳地帯(太魯閣⇔合歓山/武陵(台湾の道路最高地)⇔埔里⇔日月譚⇔玉山(台湾最高峰)⇔阿里山⇔嘉義)は、標高3,000m以上まで上るコースでバイクで走るのはとても美しいコースです。しかしGSはかなり少ないので注意が必要です。

>>主な観光地は訪れたことがあるのでパスするとして、何日あれば回れるでしょうか。
→これまでに環島しているバイク旅人や自転車旅人に出会ったことがあります。大型バイクの場合、走るだけなら4日くらいで走れるようです。(大型バイク, 夜間走行なし, 立ち寄り場所なし, 高速道使用なし, 雨なしの場合。) なので、小型バイクなら5~6日あれば回れるように思えます。もちろん走行スピード、立ち寄り場所の有無、休憩時間、長距離走行の経験有無、天候など次第ですが。

>>その期間中バイクを借りっぱなしにできますか?
→お店の方針次第だと思います。
レンタルバイク屋さんによっては、どこまで走るかを尋ねてくる場合があります。あまり遠いと断られることがあります。「県外に出ないでね」などと言われることもあります。もちろん尋ねないお店もあります。ただ環島するなら、トラブル防止のために借りる時に環島することを言っておいた方がいいと思います。

その他の事項ですが、
お店によっては外国人への貸し出しをしていないところも それなりにあります。

また、「免許証の中国訳」(国外免許証に代わるもの)の扱いを知らないお店も それなりにあります。せっかく貸してくれるとなった時でも「免許証の中国訳」の扱いを知らないがために貸出を断られることもありました。
ホテルやゲストハウスでレンタルバイクを頼めば、またはその宿に置いてあるレンタルバイクの広告チラシのお店であれば、外国人に貸出している確率が高いです。(あくまでも私の経験です。) ただし環島が可能かどうかは尋ねる必要があります。

お店によっては、連絡手段としてケータイ番号を求められたり、LINEなどのメッセージアプリの使用を求められたりします。ですから、現地でSIM購入するなどケータイが使える状態にしておく必要がある場合があります。

借りる時に保険内容を確認しておいた方がいいと思います。特に物損(修理代)の補償額・免責額など。
ちなみに、クレカ付帯の海外旅行保険は、ケガの場合は治療費が出ますが(有効な免許(51cc以上のバイクであれば自動二輪の免許)を持っている必要あり)、物損(バイクの修理代など)は補償が出ません。(経験あり。)

パンクや故障などは、これまでに台湾では経験がありません。もしこれらが発生したら、通りかかった人に手助けしてもらうくらいしかないように思えます。特に田舎の場合。

余談ですが、
2013年ごろに台湾映画で「不老騎士」(英題:Go Grandriders)というのが上映されたようです。70歳以上の人たち十数人がスクーターで環島する というドキュメンタリー映画のようです。
現地で出会ったバイク旅人たちがよくこの映画の話をしてました。
(映画「不老騎士」(英題:Go Grandriders)の予告編)
https://www.youtube.com/watch?v=uWiCrXsIwSE

以上ですが、これらはあくまでも私の経験情報です。
環島(台湾一周)はやったことありませんし、台北など大きな都市では借りたことが無いので、ご参考情報としてくださいね。

私もいつか、バイクや自転車で環島してみたいと考えています!!!

以上、長文すみません。

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • pico-chanさん、お詳しいですね

     以前、龍頭断橋を見に行ったとき、たぶん同じ駅前のレンタルバイク屋で借りました。そのときはまだ日本の免許の中国語訳を持っていなかったのですが、日本の免許証のコピーをとって貸してくれました。田舎だからですかね。そのバイクはどう考えても50ccではなかったですね。お店の人も「バレるわけないさ」とか思ってたのでしょう。
     しかし困りました。お話では50ccのバイクのレンタルはありそうにないんですね。根本から考え直す必要があるのかもです。分割していくとか、途切れ途切れでいいから要所要所だけバイクで走るとか。まあ考える時間は十分あるし、考えている間も楽しいし、pico-chanさんの文章やらブログやらを参考にさせていただきながら、少しずつ形を作っていきます。
     いろいろありがとうございました。お礼が遅くなってすみません。

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    バイクの免許

    >>免許の中国語訳を持っていなかったのですが、日本の免許証のコピーをとって貸してくれました。
    →ha,ha,ha...免許不携帯だったんですね!(笑) しかも原付(50cc以下)の免許しかないということは、無免許だったようですね!(笑)
    これって、もし警察に見つかるとどうなるんでしょうね。高額な罰金だけで済むのかなぁ・・・。それとも拘束・逮捕などされるのかなぁ・・・。それはいやですねぇ・・・。 国によってその扱いが違うと思いますが、台湾ではどうなんでしょうね。
    無免許が見つかったらその後はそのバイクに乗れなくなるはずなので、すごく遠くまで来ていたらバイクをどうやってお店へ返却するんでしょうね。業者を手配しないといけないのかなぁ・・・。
    いろいろな疑問が湧いてきてます。(興味津々)

    それと、無免許ですと事故などで治療費が発生した場合、おそらく海外旅行保険が使えません。私の過去の経験(タイでバイク事故で2泊3日の入院)では、保険会社(クレカ付帯の海外旅行保険)に治療費を請求する時の提出書類に 診断書、領収書とともに国外免許証を提出する必要がありました。おそらく 有効な免許の種類や発行年月日などをチェックしていると思います。ですから、無免許/無資格の車種の運転は、リスクがありそうですね。
    ※前回書きましたが、たとえ有効な免許を持っていたとしても、物損(修理代、壊れた腕時計などの持ち物など)は保険が出ませんでした。保険会社曰く「原動機が付いた乗り物(車、バイク、ボートなど)を運転中の事故は、治療費は出ますが、物損は保険対象外・・・」と言ってました。もちろん保険契約の種類にもよると思いますが・・・。

    >>「太平洋に垂直に落ち込む清水断崖(蘇花公路の一部で20㎞ほど)の中腹につけられた断崖道路」なんて聞くと、走ってみたいなと。
    →これは、環島をしている自転車旅人たちが話していたことですが、
    「花蓮から宜蘭への海岸沿い(絶壁沿い)の道路は、路肩がほとんどない。その上、交通量が多く、トンネルもあるのでとても危険を感じた。景色はとても美しいけど、それを見る余裕はあまりないくらいだった。」
    とのことでした。主要道路(幹線道路)がこれしかないので大型トラックもバンバン走っているようです。
    これはあくまでも自転車旅行の場合です。バイクだとスピードが出せるので煽られることも少ないと思います。ただ走りながら景色を堪能できるかどうかは不明ですね。
    でも少しでも路肩が広い部分があれば、そこに止まって断崖道路の絶景を堪能したいですね!

    台湾最南端の墾丁から花蓮までの東海岸側の道路は、台東市を除いて大きな町がありません。また主要道路(幹線道路)が内陸側にあるため、海岸沿いの道路は交通量がすごく少なく、とても走りやすかったです。右側に太平洋、左側にすごい高い山を望みながらバイク旅行ができますよ! おすすめです!!!

    長い目で見れば、理想的には自動二輪免許の取得がいいですね。海外でバイクを借りる時に免許の心配しなくていいので。
    日本でも原付特有の法律(最高時速30km/hとか、2段階右折など)を気にしなくていいので。
    (あくまでも理想です。)