「彼は、どこへ行ったのだろう?」(ミャンマー・ヤンゴン) ヤンゴン滞在中、私の朝の行動は決まっています。 朝5時にスーレーがオープンしますので、まずはお参り。 その後は、朝ごはんの第1ラウンドです。 スーレーを出て、マハバンドゥ―ラ通りを西へ5分程歩くと、茶店があります。 この時間に開いてる茶店は、ここだけです。 看板はありませんが、店内には「南山茗茶」と書かれています。 中国系でしょう。主人らしき人の顔は、そんな感じです。 この店の前に、物乞いの男がひとりいました。 モスリム帽を被り、座っています。 この店に立ち寄る時は、必ず見かけました。 お金を渡すと、奪い取るかのような感じでした。 そんな彼を初めて見たのは、2001年の12月。 それから、毎年彼を見ていました。 しかし、2011年の12月を最後に、姿を見る事はありませんでした。 「どこへ、行ったのだろう?」 今も、時々ヤンゴンに滞在します。 茶店に立ち寄る時は、「いるかなぁ?」 期待してる自分が居ます。
インドのバナラシで見た物乞い……… 2008年1月、インドのババラシは、ガンジス川のほとりで見た光景です。 ひとりの金持ちそうなインド人女性が、財布から、お金を出して、物乞いにやろうとしました。 次の瞬間、そこら中の物乞いが、一斉に、その女性に向かって突進しました。 物乞いは、200人は、いたでしょう。 その女性は、悲鳴を上げていました。 そして、物乞いに、もみくちゃにされ、群衆に埋もれて、私の視界からは、見えなくなってしまいました。