元を取るのはそれほど簡単ではありません。&盗難・紛失の危険性

例えば,ローマ~ミラノ間をESで移動すると,
67.14ユーロ=約9400円。

したがって,ローマ~ミラノ間(4時間半)を13回乗らない
ともとは撮れません。2日に1回程度乗る計算です。

1日当たりで計算すると,
約3900円
程度列車に乗れば,元を取れる計算になります。

 ボクも何度も経験がありますが,毎日移動するのって,けっこう大変です。そんなに易々と元はとれませんよ。

 また,各種パスを持つ際に考慮しなければならないのは,パスの盗難・紛失です。チケットをその都度買っていれば,盗難・紛失にあっても損害は少なくて済みますが,パスだと,かなり被害が大きくなってしまいます。1ヶ月パスなら,10万円以上のの現金を持ち歩いているようなものですから。。。

 ヨーロッパの鉄道って,結構安いので,その都度買ってもいいと思いますよ。

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    06/04/26 10:26

    ユーレイルパスは元が取れないことなんてありません。

    1ヶ月のユーレイルパスの損得を論じるのに、ローマ~ミラノを例に出すのは適当ではありません。
    ローマ~ミラノならトレンイタリアパス3日2万200円(25歳以下1万6900円)が比較対象です。25歳以下ならパスのが得ですし、26歳以上でもベネチアに寄れば、もうパスの方が得です。

    ユーレイルパス1ヶ月利用者の大半はフランス、スイス、ドイツ、オーストリア、イタリア、スペイン、ベネルクスは旅していて、ゆうに10万円分は乗っています。一部の方はポルトガルや北欧、ハンガリーも旅しています。すごいバイタリティーですね。

    彼ら「普通の」ユーレイルパス利用者に元が取れないというと、「ウソー、なぜ?」と驚くでしょう。

    当パス利用者は毎日移動する人の方が多いですよ。時々連泊する程度で、私は暇つぶしにその列車に乗っている日本人を回って、ユーレイルパス利用者全員(1000人近い)にコースなどを聞いていますので、かなり正確なデータです。

    歯磨きと一緒で慣れれば、毎日移動が旅そのもので、少しも苦になりません。むしろ1つでも多くの町、宿に会えて楽しいですよ。

    パスの盗難など聞いたこともありません。0ではないでしょうが。

    ヨーロッパの鉄道は高いので、その都度買っていたら大損します。

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    たしかに

    マルコポーロ3さん,こんばんは。

    「ユーレイルパスは元が取れないことなんてありません」

    なんてことはないでしょう。ユーレイルパスにしても個別のチケットにしても料金は決まっているわけですから,事前に完全に調べることはできなくても,事後的に(結果的に)であれば,どっちがオトクだったかは判明します。

     たしかに,毎日列車を利用すれば元は取れるでしょう。2日に1回程度くらい,長距離路線に乗ればトントンくらいになるのでは,と思います。

     ただ,この掲示板を最近見ていると,

    「ヨーロッパ鉄道旅行といえばパス」

    といったような風潮があり,それはちょっと待てよ,と思うわけです。正確に計算はしていませんが,トントン程度の頻度で列車に乗るのであれば,料金については無差別ですから,他の諸要素を加味してパス利用の是非を考えてもよいのでは,と思うわけです。

     とすると,私の経験上,毎日移動するというのはそれほど楽なことではありません。また,パスを持っていると,

    「とにかく列車に乗らないと」

    という思いを常に持ちながら旅行することになるのも事実です。そりゃ,マルコポーロ3さんくらいに経験をつめば,そのへんのバランスをとりながら旅行することも可能でしょうが,少なくとも,この投稿者は,文面から判断する限りヨーロッパ鉄道旅行はあまり経験がないようです。

     そういった人がパスを買うと,それも,1ヶ月で10万円以上するパスを持つとなると,列車に乗ること自体が目的になりかねません。ときには,

    「もうすこしゆっくり滞在したいな」

    なんていう町にたどり着くかもしれないのに,ゆっくりできない可能性もあるわけです。

     したがって,パスを絶対視するのではなく,それぞれの長所短所,各人のバックグラウンド・経験・旅行の目的などを多面的に考えた上で,パス利用の是非を考えるべきでなないでしょうか。

     なお,パスの紛失・盗難の可能性ですが,他の貴重品例えば現金類やカード,パスポートなどとくらべて,特段にその可能性が低いと言うことはないはずです。となると,お金類はTCやクレジットカードなどを組み合わせることによって紛失・盗難時のリスクを低減させることが可能ですが,パスはそれができません。したがって,長期の旅行になればなるほど,そのリスクを常に頭に置いて行動する必要はあるでしょう。