生ハム以外なら 旅行の背景を考慮せずに書いていました。 パッケージツアーだったのですね。 日本人団体を連れていくようなところなら、間違えなくビールはOKですが、 それでもやせ我慢というか、格好を付けるとかいうことは、ときには必要 となります。良く笑い話に、「日本人団体のひとりが『私カプチーノ』と 言ったら、みなカプチーノを頼んだ(食事中ですよ)」とか。 カメリエーレやツアー仲間からも一目置かせるためにも、ここは、 「う~ん、地元の強い赤が欲しいなあ」とでも言えば、そのときから 扱いがかわります。真面目な話し、イタリア料理にはワインが合います。 日本人は酒を飲むことが目的化していますが、本来は料理をより美味しく 食べるための潤滑油みたいなものなのです。是非、ワインに挑戦してみて ください。 イタリアワインのよいところは、法外(?)なお金を払わずとも、美味し いものに出会えることです。これはスペインも同様。イタリア高級ワイン の二大産地はトスカーナとピアモンテで、それぞれキャンティとバローロ が代表選手です。レストランでは高級酒として扱われ、値段も市価の2-3 倍になるので、気軽に飲むには抵抗がありますが、有名銘柄ではなくても、 十分美味しいものです。レストランではハウスワインが~10、他のワインが 15-20ユーロ程度が普通でしょう。格というか対象とする客によっては、 これが最低価格帯になったり最高価格帯になったりします。まあ、わから なければ、カメリエーレに「お勧めは?」と聞けば良いだけ。一番高いも のを勧めるようなことは真っ当な店なら決してありませんから。 ワインを買うのなら、スーパーマケットはダメ。本当に庶民の安いものし か置いてありません。空港も一部の専門店(少なくともヴェネチアにはあ りましたが)を除き、その土地の逸品は置かれていません。残るはエノテ ィカ(酒屋)なのですが、自由時間がないのでは行くことは不可能です。 唯一の方法が、アルベロベッロです。観光と言っても店を覗くくらいです から、その時に数件ある酒屋で、プーリアの優れたワインが買えます。 プーリアワインは質が良いにも拘わらず生産量が少ないので、海外にはほ とんど出ません。それでいてブランドワインの半額以下でとても美味しい。 10ユーロ以上のワインを探すのも苦労するはずですが、買っても損はしな いはずです。なお、シチリア同様、気候的には白が合いそうですが、ほと んどが赤です。 生ハムとチーズですが、後者は臭いと日持ちさえクリアーできれば、持ち 帰れますが、前者は国内持ち込みは御法度です。価格はデパートのイタリア 物産展で売られている価格の半額程度とみておいてください(市内のスーパ ーマーケットは当然さらに安い)。生ハムは、現地で消費しましょう。 参考までに生ハムの二大銘柄は、 Prosciutto di Parmaと San Danieliで す。アルベロベッロのあるプーリアにも、名物のチーズ(小型モツァレラ擬 きやリコッタなど)があるので、店を覗いて見てください。
JORGEさん有難うございます! 最後までいろいろ面倒を見ていただき有難うございます。 生ハムがダメなのはガッカリですが、ワイン選びはちょっとワクワクしますね。 かっこつけても、あとどうしていいかわからず収集がつかなくなりそうなので、奨められたものを少しいただいてみますか。 JORGEさんはじめ皆さんに教えていただいた知識や銘柄等、手帳にメモっていたら、すごい量になりました。ツアーを選ぶ時点でこのくらいわかっていたら...と思います。 なにはともあれ、楽しんでまいります!