20/03/16 22:10

集団免疫

ができるのが、メルケルが言った70%の国民が感染。日本の対策の専門家のなかにも一千万から二千万人が感染する可能性を指摘していますが、その状態で集団免疫となるのでしょう。

真の解決法を誰も見出せないのが現実ですが、中国はきわめて特殊な例(発生条件、経済発展と中国が経済を握っていること、感染拡大の威力=2003年の20倍の訪日客が17年後、中央の強権的対応が許されるのと一度決まると素早い)なので、やはり台湾とイタリアの例が参考になるのでしょう。今のイタリアの惨状をみるときわめて悲観的になる一方、政権が反大陸を貫いたというある意味幸運もあるものの、あれだけ近く人的交流が盛んなくせに見事に封じ込めている台湾を知ると元気になってしまいます。インフルエンザが撲滅されないのが、罹患しても動けるために、感染を拡げるからで、これがSARSやMARSクラスになると動けなくなるので、感染ルートも直ぐにわかり、SARSは幸か不幸か(幸であることは確かなのですが、治療薬やワクチン製造をする会社がいなくなった)制圧というか勝手に消滅してしまいました。

しかし、今回のウイルスは表の顔はインフルエンザほど悪人ではないが、一皮剥くと、または衣の下には悪魔が隠れているのです。これが最大の問題で、人類は遭遇したことはないのです。この掲示板にも全盛期の記憶だけで生き延びている人がいますが、そのもっと先の飛行機がまだ一部の人だけのものならば、辺鄙な土地の風土病で済んでいたような感染症が人類にあっという間に拡がるのが現代なのです。これも何度も書いているのですが、スペイン風邪とSARSの拡がりかたの違いから、今回のような新型感染症発生は当たり前なのです。なぜ、世界でこのような状況を議論してこなかったのか。完全にセレモニー化してしまったG7というものがあるのに、このような危機をきちんと議論してこなかった為政者の責任は重大です。まあ、そのような人間しか選んでこなかった国民が悪いと言えばその通りなのです。

今やるべきことは、イタリアのような医療崩壊だけは阻止すること。無駄なところに力を注がず、経済の崩壊も避けること。風が吹けば的な倒産をさせないこと。英国のEU離脱は愚かな行為だと今でも信じていますが、英国のボスは、どこかの国とその属国の首脳とは違い、又その容貌とも違い、意外に賢いのでしょう。国内でも、学校再開に踏み切った自治体もポツポツ出てきたとか、少しは希望を持てるニュースもあります。

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1件のコメント

  • Re: 集団免疫

    JORGEさん、こんにちは。

    確かに「集団免疫」と言うのは、簡単に言うと対象の60~70%が感染したところで、止まるはずだ、という理屈みたいですが、例えば日本で言うと、1億2000万人の7割で8400万人が感染、今まで見ていると仮にそのうち0.5%が亡くなる(これは低く見てると思いますが)として42万人が死亡して、収束(?)、と言いたい訳ですかね。これだと東日本大震災の20倍の死者になるわけですし・・・要はただ単に放っておく(?)と言うのとどう違うのか、この辺がいまいち分らないです。・・・

    日本の様子を見てると、感染者、死者とも横ばい、が続いているので、これもどう判断するのか難しいです。NHKが初めて「オリンピック、パラリンピック予選に影響が出てきてる」と真面目に放送してましたが、かと思うと組織委員会は聖火リレーは密集しないように観戦をせよ、とか、相変わらず訳の分らないことを真面目に説明してるし・・・19日の「政府判断」というのが、どうなりますかね。

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    20/03/17 22:13

    それを許したら政府の存在意味がない

    何もせずに放置するのなら国家や政府の意味がないのです。現時点では抗ウイルス薬は存在せず、ワクチン実用化には時間がかかり、一年先です。この書き込みから知識を得る方もいるので、敢えて書きますが、ワクチンは薬ではなく、感染後には、ましてや発症したら、それを治療する力はないのです。ワクチンとしての例外が狂犬病で、このウイルスは感染しても神経経由での移動がきわめて遅いため、犬に噛まれた後でも間に合うのです。これも蛇足ですが、世界で狂犬病発症後に快復した例は一例のみ。担当医師が有りとあらゆる方法を試した結果、何かが効いたのです。このような状況下では、感染をさせない、拡げないことが最大の武器。勿論、早期発見で重症者を減らすのは当然。このウイルスはかなり複雑なのですが、複雑なほど特異性が高いのでそこをターゲットにして薬を作ることは可能です。インフルエンザなどはその良い例で、現在承認されている薬は、タミフルやリレンザはウイルス脱出、ゾフルーザはウイルスが感染細胞中に自己複製させる(自分ではできないのがウイルス)はじめの重要なポイントを阻害するのです。インフルエンザの薬ができたのは、誰もが感染するので、治療薬を作れば儲かるから大手製薬会社が頑張って研究し開発したのですが、SARSはその前に消滅し、エボラは先進国病ではないので、先進国の薬屋さんは手を出さない。今回のウイルスが定着して毎年感染者を出せば、必ず新薬できます。エボラとインフルエンザはコロナとは似て非なるウイルスなので、共通点はほとんどありません。しかし、日本の富山化学が開発したインフルエンザ薬はインフルエンザには当然効きますが、性質を共有するエボラにも効いた(戦場のような環境で最期の手段で使って効果があったというきちんとした証明がなされていない)ので、コロナでも共通部分があるので、効く可能性は高いと思います。米国はエボラのために作られて薬を試していますが、中国の研究者は効果のある薬として発表しています。3月はじめですが、中国の医療現場では、富山化学の薬が効果的である発表が
    中国語でなされています。

    まだ解明されていないのですが、 5日程度は少し重い風邪状態が続くようです。このような患者は抗ウイルス剤を飲む。これが効けば、重症者はなくなるので、少し重めの風邪として対峙できます。結核も赤痢も抗生物質が発見される前は恐ろしい感染症だったのです。これも解明できれば制圧に繋がると思っているのが、この軽度から重度への変遷。この機構がわかれば、それを抑えることで、重症化しないただのコロナウイルスにできるのです。誰も言わないが、気道上部にも弱い受容体があり、そこで増えている間に一部が暴走して、肺に到達し、本来のACE2と言う受容体を介し肺胞細胞に侵入、増殖し細胞を破壊する。これが重症化です。心臓もやられる人がいるのは、肺経由で血流から心臓に到達し、そこには沢山のACE2があるからでしょう。

    政治の役割ですが、やってはいけないこと。例のご乱心殿がいい加減なことを言い出すので市場が完全に引いてしまったのは報道をみれば明らかなのですが、彼と我が国の北部九州出身の失言王が言ってしまったこと。それは、中国とか武漢の名をウイルスにつけて公の場で発言。これはWHOが禁止した用語で、米国は勿論、日本でも、知的水準の高い人は決して言ってはいけない言葉でして、知的でもなくても(彼らがそうであるか否かは別の話)立場のある人は発してはいけないのです。

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