人気の少ない離島や自然公園のハイキングコース

ご質問の回答からはちょっとそれてしまうかもしれません。
ただ、在住者からの現地情報として書き込まさせていただきます。

まず、韓国へ14日以内に渡航履歴のある非香港住民は香港への入境は現在禁止されています。その発表の際に衛生局長(日本で言えば厚生労働大臣)から日本とイタリアからの旅客に関しては香港到着後14日以内は不要不急の場合を除き、居所に待機し、やむを得ず外出する場合はマスクを着用するようにという「建議」が提出されています。さらに今後両国の感染状況が悪化した場合、韓国と同様に入境を禁止する可能性にも言及しています。

日本の感染防止への香港人の評価は例のクルーズ船への対応や熱が出ても満員電車で通勤して感染を広めたりしている様子から、リスクが高いというものとなっています。そういう国から来るのだという心構えはしておいたほうがよろしいかと思います。

香港では1月下旬から4月現淳まで学校は全面休校とし、可能な限り在宅勤務を進めています。それができない店もあるので空いている店は勿論開いていますが、観光客だけでなく、地元民も極力外出を控えているので、飲食店も潰れてしまった店や営業時間を短縮したり、体力のある有名店などはしばらく休業するという店もあります。ガイドブックに載っていても閉まっている可能性があることも考えておいた方が良いでしょう。

ディズニーランドやオーシャンパークなどのテーマパークや美術館、博物館、その他の人が集まる公共施設も原則閉鎖しています。

マカオへの移動もフェリーは運行停止しています。

ということで、観光施設はほとんど期待できないので、景色や街並みぐらいしか見どころもありません。街並みは今の時期、わざわざ出かけるものでもないとは思いますが。離島や郊外のハイキングコースなどであれば、この時期の観光としてはちょうどいいかもしれません。

スーパーなどの大型チェーン店はあいているいるので、調味料などのお土産であれば買えますし、レストランも営業している店はありますから、食事に困ることもないでしょう。

ただ、GEORGEさんもお書きになっている通り、あまりこの時期に感染地域から感染地域へ渡航するのは魅力的でもないです。さらに言えば、日本政府が香港からの渡航者に対しても隔離政策をとる可能性もあるので、週末だけの旅行のつもりが2週間有給を使って自宅待機をする羽目になるということもありうることも頭の片隅に置いておいた方が良いかなと思います。実際SARSの時はそういう措置が取られましたので(2週間経っても学校や会社へ来るなと言われた人も周囲にいます)。


*GEORGEさんへの補足ですが、SARSの際の集合住宅の感染拡大は下水が上水に交じったのではなく、普段使っていないトイレ床下の下水管のU字溝が封水されていなかったため、そこから空気感染が広まったというものでした。今回の青衣の公団はちょっと別の配管なのですが、こちらも下水管敷設の空気管からの感染でした。

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1件のコメント

  • ま、まじですか

    旅行という観点より

    状況とどのように香港で過ごす
    というのも詳細に親切な
    文面で伝えてくれてありが
    とうです。
    伝えているのに感謝です。

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    3月1日からイランとイタリアの3地区もレッドアラーム発令となりました

    続報ですが、イタリアのミラノなどの3地区とイランも渡航制限の対象となりました。香港入境は可能ですが、2週間の強制隔離措置が義務づけられるとのことです。

    香港では日本はイタリアと同レベルの扱いだったので、今回の措置から外れたのはちょっと意外でしたが、今後日本での状況が改善されない場合、同様の措置がとらえる可能性は非常に高くなりました。