20/02/25 22:01

日本もイタリアを見習うべきか??

厚労省には随分厳しいのですね。確かに、厚労省に関しては2009年の新型ウイルスの水際対策が全く役立たなかった上に、その反省がなされていない時点で、さもありなんというところ。

クルーズ船、屋形船、観光バス、タクシー、病院、さらには香港での火鍋(武漢の大宴会も拡大を促進したと言われている)、イタリアのバール仲間やスポーツ大会や集いなどからわかることは、大人数での食事、特に他人の唾液が掛かる、食器が使いまわされる可能性のある会、過密状態での接触を極力避けることです。この点、日本の小中学校の環境は極めて悪いのですが、何故か集団感染や接点という報告は日本ではない。この際、東京五輪は早めに中止決定すべきでしょう。他でも書いたのですが、大相撲は中止すべき(飲食もするし)なのは明白なものの、これ(中止)をやると五輪開催強行できなくなるので、国が抵抗するでしょう。

一方、イタリアは大胆な対応をとりました。日本も見習っても良い気がします。地球温暖化対策と同じ発想なのでしょう。まだ不確定要素が多くても、手遅れになった時点で嘆くよりも、目先の経済よりも将来の経済を考えるとこうなるのでしょう。

実は、最近、ある国から別の国に飛んでまた戻るつもりで出たところ、戻る日の空港で、はじめの国に戻っても入国できないことを告げられました。入国はできても、14日の自宅軟禁です。カウンターで別々の航空券を発券し直し、ショートカットで帰国しました。その時使ったフライトも数日前に確かめたら運休になっていました。それでも、帰国できただけでも幸い。さらに、出発直前にフライト欠航で繋げなくなり、色々探したが結局前倒しで飛んで、戻りも前々日に欠航便の通知。いつ、片道航空券になるか、綱渡りです。

実は奇跡が起こる可能性も捨ててはいません。それは、軽症者はなにもせず放置。その中で重症者でたら集中的に治療する。今は、特効薬がないのですが、ウイルスは感染・複製が複雑なのは確かなのですが、逆にその特徴を利用してピンポイントで攻撃が可能です。エボラでも効いた(ただし重症者は手遅れでしたが、現場は戦争状態に近く、きちんとした治療ではない)という報告のある薬には期待しています。もしこれが効けば、重症化を止められるので、誤解されると困るのですが、安心して感染できます。多くの人はカゼかそれに毛が生えた程度で治るので。

中国の一部の地域が、日本と韓国とを逆入国禁止にするという報道がありました。なんと皮肉な。関係ないことですが、その天下の某有力紙が、終息には時間がかかると書いていましたが、終息は無理で、当面目指すのは収束です。チェック機構も杜撰になったのかなあ?

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1件のコメント

  • Re: 日本もイタリアを見習うべきか??

    JORGEさん、こんにちは。

    私が激怒(?)するのは、ダイヤモンド・プリンセスに乗船した厚労省の係官や検疫官が何人も感染していることです。自社社員(!)を大切にしない風土もですが、彼らプロ中のプロが感染するのなら、一体我々はどうすれば感染を防げるの?というのは素朴な疑問です。例の神戸大学の先生の告発は、ややエキセントリック(?)で好感が持てなかったのですが、船内のゾーン分けがででたらめだった、と言うのは今では信じますけどね。

    コンテ首相が自ら先進国としては異例の措置、と言ってたみたいですが、確かにあそこまでやるとはびっくりしました。かえって、仏独あたりがイタリアの対応を見て、過剰な反応を示さないように・・・と思っていますが、イタリアの対応が過剰ではなく、あれが本当なのかも知れません。

    ところでダイヤモンド・プリンセスは既に次の運航を決めているみたいですが、
    https://www.cnn.co.jp/business/35149786.html
    微妙な寄港地ですね。・・・
    https://www.princesscruises.jp/voyage/M014/

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    20/02/26 08:54

    船での対応

    ダイヤモンド・プリンセスでの感染拡大をきちんと検証することは、今後の対策には必ず大きく貢献はします。随分前に、乗客の乗船記録と船内情報(船室や同行者構成と船内での活動)データと感染状況とを照らし合わせれば、今回のウイルスの感染の本質がかなりわかるだろうと書いたのですが、実は、まともなデータが存在していないことがわかりました。それに、停泊=隔離後の感染拡大は、明らかに船側の問題が大きく影響しているのは紛れもない事実でしょう。本来なら、地上のホテルと大差ない、場合によってはそれ以上の環境なので、しっかりと対策を講じていたら、このような惨事にはならなかった筈。

    運が悪かったというか、逆に今回のウイルスが賢いのは、表向きはただの善人と言うか普通の人で、裏の顔が悪人または悪魔。ほとんどの人は表の顔だけしか知らずに別れていまい、危険視しなかったため、集団に簡単に溶け込んでしまった。しかし、時々悪さをし、その被害にあった人が出ることで漸く正体が判明する。まさかとは思いますが、専門家が、見た目健康なために気を抜いて対応してしまったのが原因なのか。でも、他に考え付かないのです。

    ある番組で専門家が、「例えは悪いが濁った水が清流(この辺りは私が改変しています)に流れるのは問題だが、濁流なら単に薄まるだけ」と言っていたのは、確かに表現は誤解を与えるし、乗船客には辛いことですが、当たっていると思います。すでに、国内は至るところで感染が起きているのです。対応を間違えば、武漢やダイヤモンド・プリンセスになるというのが、今の世界の共通認識なのだと思います。

    ただし、対策の正解がなんであるかはわかりません。精々船での感染伝播だった前世紀初めまでと、航空機で数時間から半日程度で運ばれる今とは大違いなのです。これに、欧州ではEUとシェンゲン協定が凶と出るか吉と出るか。人類の歴史を振り返ったときに、2020年が転換期だった・・・という可能性も否定できないと思っています。本当は、2009年の新型インフルエンザのような結末を期待したかったのですが、それは最早不可能。SARSよりも相当悪影響を与えるのは間違いないことです。

    昨日出された指針は、単にお願いや助言程度で、むしろ当たり前過ぎること。中国はもちろん、イタリアの対応が正しいか否かはわかりませんが、強制力のある具体的な制限なり対応をきちんとすべきだったと思います。どのようなものは開催させない、公的行事は原則中止とか、公的機関で、医療とは関係ないところは休みにするとか、逆に関係するとこは臨戦態勢で週末休みなしで開けるとか。学校もしかりでしょう。特に医療機関への対応は急務で、病院に飛び込ませない、院内感染をさせない、一方で重症者を出さない、他の疾病で医療が必要な人を犠牲にさせないなどの対策を直ぐに講じるべきなのです。

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