海岸風景ならガルシア、バスク海岸線1泊2日の狭軌ローカル私鉄の旅

まず、トピ主ご夫婦のためにトレドがイチオシです。

なぜならスペインの京都で、日本でも1か所なら京都というのと同じです。
スペインで1日しかなければ、迷わずトレドに行け!という諺もあるほどです。
つまり必訪NO1です。

次いでアルハンブラのグラナダ、3番手にガウディのバルセロナかスペインがイスラム王国だった時、300年以上都だった当時欧州最大かつ先進都市だったコルドバ、ここのメスキータは世界一美しいモスクと言われます)代々スペイン王の戴冠式が行われた白雪姫のモデルとなった城や貴婦人と呼ばれる最も美しい大聖堂がある王都セゴビアとなるでしょう。
よってお二人だけの旅なら、この5都とサンティアゴがベストと思いますが、他1組が5都全部に行ってる場合、2都くらいはまた行くのも仕方ないが、できれば初めての地に行きたいなと思うでしょうね。この5都のうち、他1区にが行ったことのない地があれば、自動的に決めてもいいかと。

>ポルトガルやスペインで「ぶらり田舎街途中下車の旅」はできませんか?
日本の海岸線を走る線路、小さな街にも列車は止まるという鉄道の旅のイメージで。
AVEは国の真ん中を走り抜けていますが、それ以外には海岸線を走る列車はない?

ヨーロッパに11回以上行かれているそうですが、各国の絶景車窓展望を見逃しているのでは?と心配です。そういう方が圧倒的に多いので。

ヨーロッパには150ほどの絶景路線があり、市販のヨーロッパ鉄道時刻表J24という巻頭のページに「ヨーロッパ景勝ルート」として載っています。

列車の旅がお好きなようですので、1冊手元に置かれることを勧めます。大きな書店にしかないかと。私は東京丸の内口の丸善で買いました。

そして各国別の鉄道地図にその区間を赤ボールペンでなぞります。そしてその区間を通るように旅程を組めばいいわけです。


今回のコースで通れそうなのは
ポルトガル
コインブラB~ポルト~バレンサ(国境)
スペイン
モンフオルテ・デ・レモス~レオン
ブルゴス~マドリ
マラガ~フエンヒローラ(ミハス最寄り駅)
です。

レオンへの路線は2000m級ながら、アルプスを思わすカンタブリカ山脈の眺めが圧巻です。
スペインの山岳風景NO1でしょう。
前回紹介の最短路線(高速列車)ではなくサンティアゴから高速列車38分の、Ourenseで乗り換えで4時間弱です。
レオン→マドリはAVEで2時間10分と速いです。

ぶらり田舎街途中下車の旅ならガルシア地方~バスク地方の海岸を行くローカル列車(私鉄)の旅で世界中の乗り鉄の憧れの路線です。
ア コールニャに近いフェロル~ヒホン~オビエド~サンタンデル~ビルバオ~サンセバスチャンとスペインの北部海岸を西から東まで横断する絶景海岸線の旅です。全線ナローゲージ(狭軌)です。
サンティアゴから1泊2日でサンセバスチャンまで出れるかと。

時刻はヨーロッパ鉄道時刻表に載っています。
そこからブルゴス経由の絶景路線(上で紹介)でマドリは半日です。ここは空路でもいいですが。



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1件のコメント

  • すごい! 

    マルコポーロさん

    こんなに詳しくありがとうございました。
    それにしてもよぉ~くご存じですねぇ。

    心強い友を得た思いです。
    大いに参考にさせていただき、旅程をねっていきたいと思います。

    地元の鉄道や路線バスを乗り継ぎながら旅すると、出逢いあり、失敗ありで濃い旅ができますものね。

    レイルパスを使うと確かに便利ですが、現地で前日に予約して買うというのは、どうですか?
    スイス、オーストリアやチェコなどでは、そうしてきたのですが……。

    ヨーロッパ鉄道時刻表の紹介も重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。

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    予約料無料のレンフェ・スペインパスをお勧め

    数年前か現地駅でも買えるようになったスイスや独といった例外はありますが、レイルパスは日本の旅行社などでしか買えません。

    大西洋ぞい私鉄の旅はレイルパスでは乗れませんので、その都度きっぷを買えばいいかと。
    予約は不可だと思いました。
    残りのスペイン周遊列車旅では前々回紹介の2種のパスが最適だと思いますが、食事付きの1等はパスでの予約料が高い(5年前で1回2800円)のでジャパンレイルパスのように予約料無料のRENFEスペインパスのほうがいいかと。
    こちらは有効期間が日にちでなく回数です。移動はそんなにしないと思うので最短の4回パスでもいいかと。
    3万2400円です。食事付のゆったり1等シートに乘れて1回(マドリ~バルセロナの長距離移動も同じ1回分)8100円なのでリーズナブルかと。

    なお、一見国中にTGVやICEが運行してるように思える仏や独ですが、大半が秋田、山形新幹線方式の高速列車の在来線乗り入れですので乗り換え不要というだけでスピードはIC,ECなどの在来線特急と余り変わらないのです。
    欧州は高速列車区間も在来線も軌間が同じなので、どこでも高速列車が走れますが、踏切があるのでそれほどスピードが出せません。
    一方スペインはまるで中国のように高速専用区間が建設され、幹線のほぼ全部という感じです。
    一部は途中に在来線区間が残っている箇所もありますが。
    この3国の高速区間の違いはヨーロッパ時刻表を見れば一目瞭然なのです。
    高速専用線は二本線ですが、独は太い1本線(在来線の幹線)がほとんどで、専用線はほんの一部です。
    仏はレンヌやボルドーへの延長で西に肉薄、もしかしたら、追いついたかも知れませんが、知られざる高速列車王国がスペインなのです。