定番の周遊コースですが

サンティアゴコンポステーラへ行かなければ、ポルトからリスボンに戻り(特急APで3時間)、南ポルトガルのファロ経由でアンダルシアのセビーリャに入るのが列車(国境付近はフェリー+バス)での定番コースです。朝出ればその日に着けます。
この場合はその後コルドバ、グラナダ、マドリ、トレド、セゴビア、マドリ経由バルセロナが順路かと。

予定通りサンティアゴコンポステーラに出る場合は空路マドリへ。その後、高速列車で30分のトレド、セゴビアへ往復したあと、AVEでコルドバへ、その後AVEでグラナダへ。最後はバルセロナ直行AVEでバルセロナでいいかと。

お勧めはスペインでは全部列車移動を。
理由は実はスペインの高速列車網はヨーロッパ随一で、AVEで移動すれば日本を新幹線で回るのとおなじくらい速くて便利だからです。
AVEや特急も乗り放題のユーレイル・スペインパスかRENFEをスペインパスを日本の旅行会社で買っておくと便利です。
2等パスと余り値段が変わらない1等パスにすると、土日以外は車内食(ワイン付き)や茶菓子が無料で提供されます。
サンティアゴコンポステーラ発7:48→セゴビア着12:37、マドリ着13:06(昨年の夏ダイヤ。参考時刻)とマドリーからセゴビアに往復せずに、途中下車で観光できます。

15日だとリスボン2、ポルト2、サンティアゴコンポステーラ1、セゴビア1、マドリ1、トレド2、コルドバ1、グラナダ2、バルセロナ2で14泊15日です。(数字は泊数)
全部連泊なら王都セゴビアはカット、マドリには泊らず、サンティアゴとコルドバも2とすればいいかと。

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1件のコメント

  • いつも丁寧な対応、ありがとうございます。

    マルコポーロさま

    お早うございます。
    「スペインの高速列車網はヨーロッパ随一」とは知りませんでした。

    もう一組の夫婦(従兄夫婦)がいわゆる名所は行っているので、初スペインの私たちのためにグラナダ、バルセロナへは行き、あとはあまり観光客がいない美しい街を求めて点々と!のつもりなのですが……。

    ポルトガルやスペインで「ぶらり田舎街途中下車の旅」はできませんか?
    日本の海岸線を走る線路、小さな街にも列車は止まるという鉄道の旅のイメージで。
    AVEは国の真ん中を走り抜けていますが、それ以外には海岸線を走る列車はない?

    マルコポーロさんのアドバイスを参考に、もしローカル海岸線の鉄道がない場合は、
    サンティアゴコンポステーラからマドリードへ飛び、そこからはAVEでマラガまで南下する。ミハスやフリヒリアーナなどへはバス? バルセロナへはやはりマドリード経由のAVEで。

    ところで田舎街も英語で大丈夫でしょうか? スペイン語を少し勉強していく方がいいですか? 老化した頭に入るか否かは別問題として。

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    海岸風景ならガルシア、バスク海岸線1泊2日の狭軌ローカル私鉄の旅

    まず、トピ主ご夫婦のためにトレドがイチオシです。

    なぜならスペインの京都で、日本でも1か所なら京都というのと同じです。
    スペインで1日しかなければ、迷わずトレドに行け!という諺もあるほどです。
    つまり必訪NO1です。

    次いでアルハンブラのグラナダ、3番手にガウディのバルセロナかスペインがイスラム王国だった時、300年以上都だった当時欧州最大かつ先進都市だったコルドバ、ここのメスキータは世界一美しいモスクと言われます)代々スペイン王の戴冠式が行われた白雪姫のモデルとなった城や貴婦人と呼ばれる最も美しい大聖堂がある王都セゴビアとなるでしょう。
    よってお二人だけの旅なら、この5都とサンティアゴがベストと思いますが、他1組が5都全部に行ってる場合、2都くらいはまた行くのも仕方ないが、できれば初めての地に行きたいなと思うでしょうね。この5都のうち、他1区にが行ったことのない地があれば、自動的に決めてもいいかと。

    >ポルトガルやスペインで「ぶらり田舎街途中下車の旅」はできませんか?
    日本の海岸線を走る線路、小さな街にも列車は止まるという鉄道の旅のイメージで。
    AVEは国の真ん中を走り抜けていますが、それ以外には海岸線を走る列車はない?

    ヨーロッパに11回以上行かれているそうですが、各国の絶景車窓展望を見逃しているのでは?と心配です。そういう方が圧倒的に多いので。

    ヨーロッパには150ほどの絶景路線があり、市販のヨーロッパ鉄道時刻表J24という巻頭のページに「ヨーロッパ景勝ルート」として載っています。

    列車の旅がお好きなようですので、1冊手元に置かれることを勧めます。大きな書店にしかないかと。私は東京丸の内口の丸善で買いました。

    そして各国別の鉄道地図にその区間を赤ボールペンでなぞります。そしてその区間を通るように旅程を組めばいいわけです。


    今回のコースで通れそうなのは
    ポルトガル
    コインブラB~ポルト~バレンサ(国境)
    スペイン
    モンフオルテ・デ・レモス~レオン
    ブルゴス~マドリ
    マラガ~フエンヒローラ(ミハス最寄り駅)
    です。

    レオンへの路線は2000m級ながら、アルプスを思わすカンタブリカ山脈の眺めが圧巻です。
    スペインの山岳風景NO1でしょう。
    前回紹介の最短路線(高速列車)ではなくサンティアゴから高速列車38分の、Ourenseで乗り換えで4時間弱です。
    レオン→マドリはAVEで2時間10分と速いです。

    ぶらり田舎街途中下車の旅ならガルシア地方~バスク地方の海岸を行くローカル列車(私鉄)の旅で世界中の乗り鉄の憧れの路線です。
    ア コールニャに近いフェロル~ヒホン~オビエド~サンタンデル~ビルバオ~サンセバスチャンとスペインの北部海岸を西から東まで横断する絶景海岸線の旅です。全線ナローゲージ(狭軌)です。
    サンティアゴから1泊2日でサンセバスチャンまで出れるかと。

    時刻はヨーロッパ鉄道時刻表に載っています。
    そこからブルゴス経由の絶景路線(上で紹介)でマドリは半日です。ここは空路でもいいですが。