続き

早割の一番の問題点は肝心の観光に関してでしょうね。
観光に来てるのですから、それを果たせずに早割をとっているからという理由で、泣き泣き早割列車に揺られるというのは悲劇ですね。
観光をこなすのはなかなか予定通りにはいかず、1カ所だけは入れなかったということは毎日のように起こります。

翌朝そこに一番に行き、11時の列車で移動ならOKなのですが、早割は9時の列車。ほとんどの方は早割を優先でしょう。見たかった所ですから、1カ所のために再訪。ホテル代も含む経費が余分にかかるわけですから、これも下手の旅行法といわざるを得ません。

パスなら9時の列車予定を11時に変更し、見逃した所を翌朝に。翌日に訪問予定地の中から絶対でもない所を1カ所カットなど調節可能です。
旅ではこの臨機応変さが一番大切ですが、早割ではそれができないのです。

観光の見残しと早割紙屑化をふせぐには十分な余裕を持った旅程にすることですが、時間がない方が多いので、そうすると行きたい観光地自体をカットすることに。

時間の長短ではなく、行きたい所に行けたというのが最大の満足でしょうから、不満足な旅行になってしまいがちです。

アルプスなど自然の観光地は天候が重要です。雨や雲で山が見えないとどうしようもないので。1,2日前には天気がわかるので、パスの場合は雨でもさほど支障のない古い街歩きなどと差し替え可能ですが、早割だと、変更できないので何も見えない雨の中、アルプス観光とい最悪の旅に。

慣れない食事や気候、疲れで風邪など体調も悪くなりがち。半日も寝ていれば治る場合も、無理して早割列車で移動せざるを得ません。

まだまだ沢山あり過ぎて書ききれませんが、パスさえあれば何とでもなるケースが多いのでパスの効用を語っているしだいです。

普通乗車券は変更可ですが、安く旅したい方には高いです。早割は安いけど上に述べたようにデメリットが多すぎます。
ねだん的にその中間のパスが中庸を得ていて、値段の割にメリットが多く、もっとも個人旅行、一人旅向きだと考えています。






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