19/11/09 10:57

早期購入割引き切符に関する曲解

本来は”誤解”と書くべきですが、例のお方は明らかに曲解して悦に入っているので、こう書きます。

まず、遅延ですが、
www.deutschebahn.com
Pünktlichkeitswerte
Erläuterung Pünktlichkeitswerte September 2019のデータが掲載されており、
DB Personenverkehr gesam DB Fernverkehr DB Regio
が5分以内到着が95%弱、15分で99%弱、遅延の足を引っ張っているのがDB Fernverkehrで、6月に随分下がったものの、それでも7割、15分まではこの月でも86%で、他は9割。理由はわかりませんが1-5月のほうが遅延率が低い。

さらに、大幅遅延に関しては、
inside.bahn.de
Was tun, wenn es mal schief läuftというごく最近に書かれた記事。
24. Oktober 2019 – Bei jeder Reise kann einmal etwas schief laufen, erste Hilfestellung gibt es hier.

Ihr Zug hat Verspätung oder Sie haben Ihre Fahrkarte oder die BahnCard vergessen? Keine Sorge, wir zeigen Ihnen, was Sie in einem solchen Fall tun können.

Ich bin am Bahnhof und mein Zug hat Verspätung – was kann ich tun?

Weiterfahrt mit einem anderen Zug:
Wenn zu erwarten ist, dass Sie Ihren Zielbahnhof (laut Fahrkarte) mit einer Verspätung von mindestens 20 Minuten erreichen, können Sie Ihre Fahrt bei nächster Gelegenheit oder zu einem späteren Zeitpunkt fortsetzen.以下略。

www.suedkurier.de
Diese Rechte haben Bahnkunden bei Zugverspätungen
Jeder kennt es: Der Zug ist mal wieder zu spät. Doch die wenigsten wissen genau, welche Rechte ihnen als Fahrgast dann zustehen.というように、日本人でもJR等の規則をきちんと把握している人がいないのと同じ。

Das Wichtigste in Kürze
・Vor der Abfahrt können Sie ab 20 Minuten angekündigter Verspätung einen anderen Zug nutzen. Gilt dafür ein höherer Fahrpreis, müssen Sie erst das Ticket kaufen und sich die Differenz später erstatten lassen.
・Unterwegs können Sie Ihre Fahrt abbrechen oder umkehren, sobald 60 Minuten Verspätung am Zielort angekündigt sind. Den Fahrpreis gibt es zurück, bei Abbruch vermindert um die bereits gefahrene Strecke.
・Ab 60 Minuten Verspätung gibt es 25 Prozent des Fahrpreises zurück, ab 120 Minuten 50 Prozent.
・Die Regelungen gelten für alle Bahnunternehmen europaweit, bei der Deutschen Bahn (DB) auch im IC Bus.
・Bahnunternehmen haften nicht für Folgeschäden, etwa wenn Sie wegen eines verspäteten Zugs einen Flug verpassen.

ちゃんと客の保護はなされているので、早割=紙屑というのは曲解でしかないのです。本人は、敵の手の内を知るために何度も利用して研究した結果と言ってはいますが(言うのは誰にでもできてしまう・・・)。

さらに重要な点は、早期割引き切符はあくまで長距離が規制されるだけで、そこに行く着く、または降りた後の列車には規制がないこと。
Was ist eine Zugbindung?

Zugbindung bedeutet, dass Sie nur mit dem Zug zur eingetragenen Uhrzeit auf dem ausgestellten Fahrschein fahren dürfen. Die Zugbindung gilt nur für die Züge des Fernverkehrs und in Verbindung mit einem Sparpreis-Ticket oder einem Sonderticket. Dazu zählen folgende Züge: Intercity-Express (ICE), Intercity (IC), Eurocity (EC), EuroNight (EN) oder D-Zug (D).

最大の曲解というか牽強付会な点は、パスに否定的なことを言う人は全て、”早割信奉者”もしくは絶対論者と決めつけていること。実際は、「できるだけ安く」とか「限られた日程で長距離を移動する」人に勧めるだけで、皆、好きな方法、最適な方法を選べば良いと言っているだけなのです。

でも最大の疑問は、なんでそこまで熱くならねばならないのか???

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1件のコメント

  • パスは値段的に中庸

    JORGEさんこんにちは

    最近は誹謗中傷でなく、良識を持った旅の議論になってきている点はいい傾向だと思っています。

    >でも最大の疑問は、なんでそこまで熱くならねばならないのか???

    これは簡単なことです。欧州一周や1~数か国周遊の相談者がパス、を買いました、パスで旅行するつもりですとコメントすると、決まって早割の合計のが安いのになぜパスを買うのか? キャンセルすべきという回答が殺到しますね。
    パスには早割にはまねできないメリットが無数にありますね。
    欧州での列車利用が初めてなど初心者には乗車駅を間違える、行き先の違う列車に乗り間違える、乗り過ごすことはよく起こります。

    1000回以上列車に乗ってる私でさえ、シュトットガルトに行くとき、ミュンヘン発ハンブルク行ICEが同時に両側ホームから発車という特殊ケースとはいえ、フランクフルト経由ではなくヴュルブルク経由ハンブルク行に乗ってしまったため、次の停車駅から戻った経験があります。ぎりぎり1分前にホームに着き、時刻と行き先だけ見て乗ったせいですが。幸いパスゆえ30分ほどの遅れで済みましたが。

    早割の場合は紙屑か罰金または両方です。ので改札のない欧州ではその代わりの検札の際有効な乗車券不所持の場合不正乗車と見なされるのでので、普通乗車券でも罰金は免れませんが、パスは金銭的負担0です。全列車に乗れる権利があるからです。

    初心者の場合、不安ですから30分前、いや、1時間前に駅に着いていることは珍しくありません。定時発着でも30分前、1時間前に目的地に行く列車がやってきます。見ると空席が沢山。それに乗ればいいのに、1時間後の早割列車まで待つなんてバカらしいと思いませんか?

    最近は多くの国で遅れが酷いですが、定時に来ることに備え、定時から遅れて着く早割列車を30分、1時間と待つことに。
    その間にやはり遅れてやってきた目的地行き列車が到着。空席もいくらでもあるのに、むなしく早割列車が来るまで待つ。海外での貴重な時間の浪費があほらしくありませんか?

    JORGEさんは日本からの到着日の早割は勧めていませんが、早朝着の便だとフランクのような余り見どころのない街に泊らず、独各地にICEで足を延ばすのは一般的です。
    その際、よほど余裕を見ないと飛行機のディレイはよくあるので、早割が紙屑になります。余裕を見過ぎると定時や早く着いて、空港で空虚な時間を数時間も。
    下手の旅行の典型だと思います。

    それを避けるため。到着日は現地に着いてから普通乗車券を購入という方も多いですが、早朝に着いた場合、フランク→ベルリンまど一気に遠くまでという方も多く、これは早割が紙屑になってしまった場合と同様に1~2万円も。
    これならその後の列車移動も考えると、最初からパスを買っておいたほうが安上がりに。

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    続き

    早割の一番の問題点は肝心の観光に関してでしょうね。
    観光に来てるのですから、それを果たせずに早割をとっているからという理由で、泣き泣き早割列車に揺られるというのは悲劇ですね。
    観光をこなすのはなかなか予定通りにはいかず、1カ所だけは入れなかったということは毎日のように起こります。

    翌朝そこに一番に行き、11時の列車で移動ならOKなのですが、早割は9時の列車。ほとんどの方は早割を優先でしょう。見たかった所ですから、1カ所のために再訪。ホテル代も含む経費が余分にかかるわけですから、これも下手の旅行法といわざるを得ません。

    パスなら9時の列車予定を11時に変更し、見逃した所を翌朝に。翌日に訪問予定地の中から絶対でもない所を1カ所カットなど調節可能です。
    旅ではこの臨機応変さが一番大切ですが、早割ではそれができないのです。

    観光の見残しと早割紙屑化をふせぐには十分な余裕を持った旅程にすることですが、時間がない方が多いので、そうすると行きたい観光地自体をカットすることに。

    時間の長短ではなく、行きたい所に行けたというのが最大の満足でしょうから、不満足な旅行になってしまいがちです。

    アルプスなど自然の観光地は天候が重要です。雨や雲で山が見えないとどうしようもないので。1,2日前には天気がわかるので、パスの場合は雨でもさほど支障のない古い街歩きなどと差し替え可能ですが、早割だと、変更できないので何も見えない雨の中、アルプス観光とい最悪の旅に。

    慣れない食事や気候、疲れで風邪など体調も悪くなりがち。半日も寝ていれば治る場合も、無理して早割列車で移動せざるを得ません。

    まだまだ沢山あり過ぎて書ききれませんが、パスさえあれば何とでもなるケースが多いのでパスの効用を語っているしだいです。

    普通乗車券は変更可ですが、安く旅したい方には高いです。早割は安いけど上に述べたようにデメリットが多すぎます。
    ねだん的にその中間のパスが中庸を得ていて、値段の割にメリットが多く、もっとも個人旅行、一人旅向きだと考えています。






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