８～１２日の間と２６日～１２月２日は

こんにちは。
アラスカ在住に在住しオーロラ観測をしている者です。

太陽は平均27日間で１周して同じ面を地球に向けることから、27日前後前の太陽の状態から１〜３か月先のオーロラの出る可能性を予想できます。

太陽活動が最も活発でオーロラが出やすい年をよく『オーロラの当たり年』と呼びますが、通常11〜12年に１回ピークとなる極大の時期がやってきます。前回のピークが2014年の４月で次回は2023年から2026年の間と予想されていることからわかるように、現在は太陽活動が最も穏やかな極小期です。

それでも全くオーロラが出ない訳ではありませんが、１月のうちの大半は出ても非常に弱いオーロラだったり、全く出ない日も少なくないため事前にオーロラの予報を確認してからオーロラ観測に出かけると確率を上げることができます。

実際アラスカでもこの１か月間太陽もほとんど無黒点の状態で、オーロラ活動は非常に弱くほとんど出ていません。そして水を差すわけではないのですが、特に11月８～１２日の間と２６日～１２月２日の間は最も太陽活動が穏やかな時期に当たり、強いオーロラが出る可能性は極めて低く、数日のオーロラ鑑賞ではたとえ天候に恵まれたとしてもオーロラはほとんど見れないと思われます。

もし日程を変えることができるのでしたら、11月19〜24日か12月16〜21日位の時期でしたらコロナホールの影響でそこそこのオーロラが出ると予想できるので、その時期にいらっしゃったらいかがでしょうか？