19/10/16 22:13

ホテルの設備とそれ以外とでは雲泥の差

でしょう。貴重品、とくに現金は身につけて外出する、不特定多数がいる場所に出て取られたら、確実に失い戻ることはありません。むしろ、相手にとって取る価値のあるものを持つことで、最悪命を失うこともあり得ます。取られそうな荷物を守ったがために貴重な命を失った例は実際にあります。

確かに、ホテルの部屋には従業員は自由に入れるし、部外者が入ることは不可能ではありません。実際、清掃時は極めて危険な状態で、日本のビジネスホテルなどはかなり杜撰に感じます。しかし、部屋の金庫は固定しているし、ホテルにもよりますが、客が設定した鍵を開けるにはそれなりの権限や形式が必要です。簡単には開きません。

ホテルは、金庫以外に保管されたもの以外は一切責任を取らないとすることが普通です。部屋の中に置かれたスーツケースなど、プロに掛かったら貴重品だけ持って行くことができてしまいます。そこで客が、「金がなくなった」と騒いでも、証明すら不可能で、ホテルは何もしないでしょう。チェーンで固定するということは昔良くそれを自慢する人がいましたが、客室係からみれば、「信用されていない」と傷つくし、家具なら傷をつける要因となるので、避けるべきだと思っています。

欧州で街に物取りが多い国では、貴重品や金目のものは身につけないことは鉄則です。「持って行ってください」と言っているようなものでしょう。ラクビー選手のような体格の男性二名を両側に侍らせて出歩けるのなら、やっても構わないとは思いますが。

フロントに預けられるところなら、それが一番安全です。真っ当な宿は、従業員だけでは開けられない仕様になっていて、事故に対しても責任を取ります。部屋の金庫は完璧ではないものの、それが破られる確率は極めて低く、外で取られる確率よりも格段に低いのです。万が一金庫に入れて、鍵を開けられも、検証する術は残っているし、多くのホテルで今や入室記録は把握できるため、犯人とおぼしき人物を絞り込むことは可能です。要するに、犯罪をしてもその代償が大きく、それも歯止めとなるのです。

本人以外が金庫を開ける簡単な方法は、良く知られています。指の後を追うことで、4桁なら試行錯誤可能な回数で済むのです。これを阻止するのは極めて簡単ですよね??

  • いいね! 0
  • コメント 0件

0件のコメント