19/08/17 09:21

予算、懐具合、使うエアライン、さらには時期にもよる

よく読むと、
“安く帰る”とあるので、金に糸目はつけない、または片道航空券二枚(以上)という選択肢はないと思われます。特に後者は、仮に日本からの片道航空券が“比較的”安く入手できても、往復で買うよりかは確実に高くなり、大抵は一般人が目にする(WEBサイトには割引なしの普通運賃などはなから想定していないので掲示しないことがほとんど)往復運賃とは比べものにならない程の高額なのです。一方、海外発券(片道切符で欧州に行けば帰りは現地発券となる)は、主に海外赴任者向けに比較的安価で、しかも主要な航空会社のものが出回っているので、一般人でも(一般人ではない人とは、企業丸抱えや、高級=高給官僚、政治家や裏社会の人間等です)手が出る価格です。

まず、あり得ないのですが、一番最初の条件を無視できるのなら、当日、WEBでも搭乗口でも思い立ったときに乗れます。これも99.99%ないでしょうが、普通運賃なら裏書すれば好きなエアラインを選べるので、大規模テロ、火山噴火、豪雪、豪雨、でもない限りどこかのエアラインを使って帰国できます。また、仮に満席でも、スタンバイ(当日空席待ちをする)すれば、最優先(今は顧客クラスがあるので、そうとも言い切れない)で乗れるのでしょう。ここまでは、まず該当しないでしょうが・・・・・・。

現実論で行くと、昔を知っている人は、オープン航空券なるものを口にしましたが、いまはまず見かけない(あるのか否かも不明)。通常はダミーでも往復日程確定しないと発券できません。復路不確定の場合は、変更可能航空券、しかも変更手数料は無料か少額の物を選ぶのです。当然、航空券の有効期間は出発から帰国まで最大一年なので、欧州の場合は限度に近い三ヶ月かそれ以上の物が必須です。

航空券の発券と搭乗予約とは別なので、既に発券済み航空券を握りしめていれば、当日でも席があれば乗れます(細かいことを言うとサブクラスの空きなので、ギリギリまで確定しない可能性はあるし、真のクラス、すなわち、ファースト、ビジネス、エコノミーの枠を超えた空きは不可です)。ですから、サブクラス上位であれば前日に空きがあれば乗れるでしょうし、最下位(大抵は最安値)でも、当日、最悪搭乗締め切り時間には空きがあれば乗れます。これが、使う航空券によるということです。エアラインは少しでも利益を上げることを意図するので、収益が見込める上位サブクラスで乗ってくれる客を最優先するのです。この空き状態が、日本人の観光シーズンの影響を受けるために、時期も重要となるのです。これが使うエアラインにもよると言うことです。

現実論で行くと、最安値の航空券で飛ぶと、ダミーでは入ったものの、変更するとなったら、数週間まったく入らない可能性があり、サブクラスの枠を取り払う時期は企業秘密なので、一般人には普通はわかりません(経験による判断は可能ですが)。

旅行代理店なんかで買えば、サブクラスの空き状況を探し出してくれますが、自力で航空券を買えば(オンラインサイトも同じ)、空き状況を簡単には把握できない(有料契約すれば簡単だが、企業向けなので滅茶苦茶たかい)ので、思い立った翌日、ましてや当日は現実には無理でしょう。住処の契約等があるので。

滞在期間を過ぎて残ることはご法度なので、まずはギリギリで予約を入れた航空券を購入し(発券)、最悪の場合はそれで帰る。飽きてきた、金欠、人間関係に疲れた等の理由で帰りたくなったら、即予約変更を考え調べてみる。オンラインで入れば、そのままするか、前後をみてから考えれば良い。エアラインに出向けば(時には電話でも)教えてくれるでしょうし。

日本発の航空券は一般に縛りがキツく、それは日系、欧州系>アジア、中東系ですが、これも例外があります。また、近隣国まで行き、現地発券すれば、日本よりも格段に甘い航空券が入手可能ですが、逆に近隣国までの航空券はほとんどが短いため、ここの区間に工夫が必要です。

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1件のコメント

  • 本当に詳しく実情を考慮した回答!!

    実情を考慮していただき感謝!感謝です。
    文面から私の今回の場合
    滞在可能な期間最長な往復を予約する。(懐具合を十分考慮)
    もっとも安いそして変更可能のものを選ぶ。
    早く帰りたくなったら変更手続きをする。
    でいいでしょうか。
    本当に勉強になりました。ありがとうございます。

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