19/06/03 21:51

仮に振り替えがあっても航空会社は客を選ぶ

どピーク時期なので、一機が欠航になったら、全員を振り替えることができるとは限りません。満席なら、翌日(以降)に回されることもあり得ます。また、台風は日本列島で停滞旋回することはまずない(昨年は逆走がありましたが)ので、数時間送らせて飛ばすことはあり得ます。飛ばすか飛ばさないかは、天候の上に、送り届ける客と引き取る客の数、さらに、利益を考えて判断するので、その時にならないとわかりません。ましては、関係者以外にはわからないのです。

また、客は平等に権利を有しているわけではありません。単純なクラス分けに加え、サブクラスや、会社への貢献度、航空同盟での地位とか、様々な要因が影響します。上位にいればいるほど、申し出たり、黙っていても選び出してくれたりします。まあ、黙っていても手を差し伸べてくれる客は例外ですが、何もしなければ何もしてくれない可能性のほうが高いのです。例えば、「◯◯便は欠航です。登場予定者はカウンターまでお越しください」とあるか、空いている時期なら、「翌日の便にそのまま乗れます」と書かれていることもあります。これが、有資格者ならば、長蛇の列や、客が殺到し混乱しているカウンターを素通りして、別室で交渉可能となり、特別待遇(一般客には知らされない)を受けることもできるかもしれません。国内線で見かけませんか?一般客のラインと上級客用のラインまたはカウンター。要するに、全ての客が同じスタート地点にはいないのです。

実際、他の空港、他のエアラインではありました。確かその時は、経由便で、台風がそこを直撃で、経由地を避けて直行便にするかも知れないということで、数時間待ちましたが、結局欠航。張り紙は、「◯◯便の客は無条件で翌日の同じ便に振替ます」でした。上級クラス上級会員で、そのためチャンネルは常に開いていたので、交渉はしていたのですが、フライト運行結果が出た時点で、すでに他都市便が飛び立っていたのと、航空券がキャンセルになった行き先だったので、仕方なくチェックアウトしたホテルに戻りました。

なお、台風は朝鮮半島にも抜けるコースがあるし、、仁川に台風が来たら、何処にも飛びません。

結論:決まりはないし、あっても非公開です。理由は、客が同じラインに立っていないこと、さらに、その時の諸条件は同じではなく、その時に最良の方法を現場は生み出そうとするのです。

大切な仕事があるのなら、大陸横断(実は隣国でも同じこと)の翌日にそれを入れないのは社会人の鉄則です。どうしてもその日のフライトしか選択できないのなら、帰国便は捨てて、高額航空券を買って帰国する覚悟は必要です。仕事のために、帰国を1日早め、現地発券航空券を買って帰国することも考える。少なくとも私は常にそうして(覚悟)います。このサイトでも、それで職を失ったと思われるかたが居たようです。

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1件のコメント

  • ありがとうございます。

    大韓航空は上級会員じゃないので、少なくとも有利には働かないですね・・・
    確かに商売上平等というのはあり得ませんね。
    最悪韓国なので自腹を切って航空券を買っても数万で済みそうです。
    ご回答ありがとうございました。

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    19/06/04 08:02

    甘い

    そのような時には楽観論は禁物で、悲観論でいれば最悪の事態になってもうろたえることはないでしょう。

    恐らく、お国もその時期に休みを取らせるために、祝日をねじ込んだのでしょう。今年は、18日が帰国ラッシュと予想されます。韓国のエアラインは映画や音楽と同様、自国よりも他国からの客や、ファンを獲得することに主眼をおいているので、この日に日本便に空きをつくるなんて、エアラインにとっては死活問題。仮にあっても、直ぐに売れます(売れる可能性がかなり高い)。いくら金を出しても席がなければ仕方ないし(昔の日系ではないはずの席が怪しい人がお偉方に話をつけると出てくることは良くあったので、財閥支配のエアラインなら今でもあるでしょう)、台風が日本直撃なら国内も大混乱。まず、この可能性は決して低くないこと。実際は必ずキャンセルがでますが、そこに潜り込むには明確な優先順位があり、上位クラスは直前でも最上位にのぼれます。報道でもよくやってますよね。朝から並んでいるが、今日は無理そうだとか。

    もっと重要なのは、
    AZ 758 (KE 5932)なので、半島に台風が直撃しても、KE便のように飛来自体をキャンセルすることはないでしょうが、何時転けてもおかしくない(五つ星が離脱すればあり得るし、世界の関心は問題を起こすのが日常茶飯事のイタリアにはほとんど向かない)エアラインの運行停止、大幅な間引きは勿論のこと、夏の欧州の天候悪化は何度も経験しています。このような特殊事情を抱えているエアラインなので、AZ 758便の代わりに別経路で客を引き取ってくれる会社があるか。これもかなり怪しい。

    ということで、帰国翌日に穴を空けられない仕事があるのなら、欧州から別途航空券を手配して帰国する覚悟が必要なのです。

    >数万で済みそうです

    というのが甘いのです。

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