台中のお酒と食事 その2

2.后里・月眉周辺のワイナリー(台中)
(1)樹生休閒酒荘
ここはどうやって行くのか悩んだが、有名らしい麗寶樂園(遊園地、サーキット、アウトレットモールが一体となったレジャーランド)のすぐ近くなので、ここを目標した。烏日からの道順をグーグル先生に聞くと(今思えば)何を血迷ったか、大甲まで行ってバスに乗れ、と言うので、烏日から后里方面に行くのに台鐵で「南下」することになった。(海線・山線については別途書きたい・・・。)

地理的には大甲と后里の間くらいにあるが、実際は麗寶樂園行きのシャトルバスが台中、后里から走っていて、路線バスだと后里から行く方が近い。(30分に1本くらい、麗寶樂園まで30分)台湾で最も有名なお宮の一つである大甲鎮瀾宮にお参りしてから、と言うのも悪くはないが・・・結局、大甲からの路線バス(30分に1本くらいある。麗寶樂園まで1時間弱)で行った。麗寶樂園は園内の奥深くにバス停があり、そこから歩く羽目(15分)になった。樹生休閒酒荘に一番近いバス停は今もって分らないが。

ワイナリーは大きな通りに面していて、すぐに分る。スタッフも親切なのだが・・・ここは簡単なレストランがあるのだが、なぜかそこではワインがない。(いっしよに作っているらしいジュースはメニューにある。)何でワイナリー付属レストランでジュースを飲まないといけないのか分らないが、サクッとワイン一杯、とかビール一杯とかいう文化がない。(と、ここから先の各地でも感じた。)

試飲は出来るというので、売っているブラッククイーンを飲ませてもらった。ブラッククイーンというのはご存じのとおりマスカットべりーAと同様、日本独自の葡萄品種なのだが、何と外国で作っているとは・・・これも植民地時代の遺産だとしたら、おいしくないビールとワイン(ブラッククイーンも賛否両論あるだろうが、日本でもほとんど普及してないところを見ると、私と同様おいしくないと思っている人が多いと考えているが・・・)を残していった大日本帝国は、中華の地では酒はどうでもいいと思っていたのか・・・。

辛口と甘口の両方飲ませてもらったが、甘口に関しては、赤玉ポートワインの世界である。私は小さなワイナリーでは試飲=購入という主義なので、辛口を買った。380元なので、まあ妥当な値段というか・・・。結果として、台湾で買ったお土産はこれだけだった。

(2)月眉酒荘
麗寶樂園から樹生休閒酒荘に行く途中に見つけたのだが、麗寶樂園の北側にずっと続く道に看板があり、5分くらい北側に入ったところにある、が、入口は開いているものの、ニーハオと何度大声で叫んでも誰も出てこないので諦めた。立派な試飲用カウンターもあり、私好みのワイナリー(?)だったのだが・・・今回、行き当たりばったりで行ったのだが、台中の観光局あたりでもうちょっとよく調べるなりしてからうろうろする方がいいと思う。

ちなみにあたりは全面的に棚式の葡萄畑で、生食用かワイン用かは分らなかったが、見ているとすでにベレイゾンが始まっている。日本より2~3ヶ月早い。暑い地方は高原等の高い地域で葡萄を栽培することが多いが、この近辺は標高が高い訳でもなく、何で葡萄栽培が盛んなのか・・・というような話を一度まじめに聞きたいものである。

(3)おまけ・・・台糖月眉觀光糖廠
樹生休閒酒荘から10分も歩くと台糖の観光工場がある。甘党系だが昭和の雰囲気が濃厚(特に遊具系)でそこそこ面白い。ここから后里行きのバスに乗ると、次のバス停が松鶴農產品酒莊というワイナリーで・・・と言うことで、近所のサックス博物館(行けなかったが、面白そうである。)も含めてワイナリー巡りを真面目にやれば1日はかかる。下調べが必要だが。

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