19/04/13 08:37

ITALOのほうが高度の対応を要する

ITALOができた頃は、遅れが当たり前のイタリアの鉄道も真っ当になり、ストライキもなくなると期待していたのでしょうが、結局、大差ないと言うことが判明してしまったようです。それに、ストライキへの対応に関しては、長いストの歴史のあるイタリア鉄道(FS)のほうが断然優れて?います。一方のITALOは後発のためか、情報開示がほとんどなく、FSのような固定の運行保証制度もありません。試しに、直近のtreni garantiti - Italotreno 08/03/2019と昨年末のとを比較したいのですが、すでに古いのは消去されていて、見つけられるのは7月のものだけ。

08/03/2019 9969/71 MI. CENTRALE SALERNO 6:0011:16
22/07/2018 9961/9963 MILANO CENTRALE SALERNO 06:00 11:09 GARANTITO
列車番号は異なるものの、同じ時刻の同じ路線で、すでに異なっています。

22/07/2018 8907 VENEZIA S.LUCIA ROMA TERMINI 10:0013:40
08/03/2019 8909 VENEZIA S.L. ROMA TERMINI 10:0013:45
これは一致(ともに運休)

22/07/2018 9919/9921 TORINO PORTA NUOVA SALERNO 09:25 16:16 GARANTITO
Tratta Milano Centrale - Salerno
08/03/2019 9923/25 TORINO P.N. SALERNO 9:25 16:16 GARANTITO
Tratta Milano Centrale ‐ Salerno
これは一致だが、

22/07/2018 8985 TORINO PORTA NUOVA VENEZIA S.LUCIA 12:25 15:59 GARANTITO
08/03/2019 8985 TORINO P.N. VENEZIA S.L. 12:25 15:59
これは列車番号も一致しているが、運行は不一致。
と言うことで、直前になれないとわからない。

予約した列車が(予約なしで、当日適当に乗ろうとすれば別ですが、第一に言葉の壁とネット社会とは言え、イタリアでは伝聞や世間話での情報伝達も重要なので、それに参加できない日本人にはかなり辛い現実が待っています)、運行しなかった場合には、

Anche Italo mette a disposizione degli utenti dei servizi minimi di trasporto in caso di sciopero. Per conoscere quali treni sono disponibili e restare aggiornato su eventuali variazioni di orari o percorsi, ti preghiamo di consultare la pagina ufficiale dell’operatore e di prestare particolare attenzione agli annunci diffusi nelle stazioni.

Se il tuo treno viene soppresso e non ci sono altre alternative di viaggio adatte alle tue esigenze, hai il diritto di richiedere il rimborso, che viene riconosciuto automaticamente entro 30 giorni. Per semplificare le operazioni di riaccredito, il rimborso può essere erogato tramite voucher, Credito Italo oppure su Borsellino Italo, se sei in possesso della carta fedeltà ItaloPiù.
という面倒な手続きも必要なのです。

日本人観光客がお得意様だった頃ならば、この時期にストライキなどは”忖度”してくれ、しなかったかも知れませんが・・・・。今や、国を救うのは中国様ですので。さらに、翌日はナポリで、翌々日は空でのストライキや南でも北の地方でも予定されていて、休む暇がないのです。日本の連休なんか全く頭にないのです。そもそも、ストライキ関係の案内はほとんどイタリア語だけだし。

運行保証されているからと言って、定時に走る訳はないし、もともと休みも多いので、現地での苦労は覚悟が必要でしょう。

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