3月のベネズエラ YAMAさん こんばんは。 ベネズエラの直近1か月の情報です。 3月上旬、相棒と二人でベネズエラのロライマのトレッキング、そしてエンジェルフォールへと行ってきました。 約2週間の旅程で、カラカスは経由せずにバルセロナ経由の個人旅(ベネズエラ人のスルーガイド付き)です。 私の肌感覚では、カラカス以外では基本は、危険なことはなさそうに感じました。 報道では暴動やらで危険と言っていますが、それは一部地域での話で、ロライマやエンジェルフォールなどの観光ポイントや、カラカスから離れた地方都市では基本は大丈夫だと感じました。 しかし、繰り返される全国停電は本当に起きていて、ホテルに居ても電気、シャワーを含む水道が全て使えなくなりました。 また、私達の滞在中にアメリカが在ベネズエラの民間人に帰国勧告を出し、アメリカの民間人は殆どが米国に引き上げ、アメリカ資本の航空会社もカラカス便を運休にしています。 これは、アメリカの軍事介入も有りうる…と考える必要があるかもしれません。 また、物価の上昇率は週に10%位なので滞在費はどんどん高くなります(ツアーなら関係ないですね) 私は旅行会社と日本を発つ前日まで情報のやり取りをして、状況が悪化すれば前日でも旅の取り止めも視野に入れて旅行計画を立てていました。 結果として現地判断でOKが出たので、日本を出発しました。 ベネズエラの今の政権はいつまでもつのか、国民感情的にはグアイド議長の人気があり、マドゥーロ大統領は馬鹿にされています。 政権が交代するまでの間、まだまだ国の中のごたごたが続きそうで、その間は暫く外務省のレベル3は続くと思います。 ベネズエラ国内で何か起きた場合、どのようなルートで日本に帰国できるか。そのときに頼れる人は居るのか。現地で航空券が予約できない場合に日本で代わりに航空券を入手し、電子チケットをメールで送付してくれる人が居るのか…などなど、現地での有事をある程度想定してから旅に出る…それが現在のベネズエラ旅には必要かもしれません。 昨日もカラカスに居住するお世話になったガイドさんとメールしましたが、カラカスの貧民街はかなりひどい状況だそうです。 8月に現地状況がどのようになっているかは分かりませんが、最悪、直前キャンセルを考えて旅行計画を立てる方が良いと思います。
animoさま 書き込み、ありがとうございます! 2週間かけていかれたなんて、羨ましいです! 現地で航空券が入手できない場合・・・ これはインターネット接続もままならないということでしょうか? WIFIが繋がれば、ネットで航空券購入は可能ですが ネットにも接続できない状況というのは怖いですね。 最悪、中止も検討に入れて計画を練ってみます。 色々詳細を、ありがとうございます!
情報の補足 昨晩投稿した情報に言葉足らずの部分があったので2点を捕捉します。 ・現地での電気供給について 国内の発電設備、電気の送電システムの老朽化により、3月に入ってからベネズエラ全土で全く電気が供給されない完全なブラックアウトが頻発しています。 (大統領はアメリカによるサンバー攻撃により送電システムが壊されたと発表していますが、誰も信じていません) 停電が起きると電気を介しているものは全て使えなくなりました。 電話、インターネット、全ての通信手段が経たれます。 日本との緊急連絡用としてガイドさんが持っていた衛星電話も使えませんでした。 そして、老朽化している設備がこれからどの位持つのか…は分かりません。 一回停電が起きてしまうと、自分が予備バッテリーを持っていたとしても、ベネズエラ国内の中継点が死んでしまうので、数日間は外部との通信が不可能になります。 ・非常時の現地での航空券の手配について 現地で聞いた話ですが、現在唯一運行しているAvior航空の国際線の航空券ですが、ベネズエラ国内からは手配できないシステムになっている様です。あくまでも海外からの購入のみとなるらしいですが、私自身がベネズエラ国内から購入しようとしたわけではないので、情報の真偽は分かりません。