大きな国に居ると 1つの州が国みたいな感覚になります。 サンパウロ州からパラナ州に入る瞬間に感じる空気の違い、明らかに違うので帰って来たなー、という感覚に。 サンタカタリーナ州に入るとドイツ系・イタリア系・ポーランド系が沢山居てヨーロッパに来た感じ、シャペコエンセもすぐ近くに居るし町内感覚に。 パラナ川を渡ったらカフェで有名なムンド・ノーヴォ、南マットグロッソ州とは1時間の時差、隣国パラグアイとの国境があり30秒で通過、パスポートコントロールなんて面倒臭いものは無いし、大体パスポートを持ち歩いてない。 日本で売ってるムンド・ノーヴォって品種はセハードで作ってるので全然美味しくないよ。 カフェ本来の味・コク・香りが飛んでしまって、何を飲まされてるか分からんものね。 国内線で6時間の街に行けば、ガラリと雰囲気が変わり、行きたかったブラジルで2番目の大河サンフランシスコ川に行けたし、水深が80メートルだったかな?、川幅が狭いので何処が大河?、と思ったけど、深さで勝負してるのでした。 溺れて沈めば見付からないよ、と言ってたので、優しい雰囲気で恐ろしい川なのだと。 アメンドイン・コジード=収穫前の落花生の塩水茹で、これが旨くてビールのアテに最高、海ではマングローブ蟹=カランゲージョが湧いて出るし、カニ・エビ・イセエビの宝庫でした。 旅先で出会う人々との会話、いつまでも覚えてるのはこれだけ。 新年旅行でクリチバで出会ったお婆さんは74歳で一人旅派だそうで、欧州・北米・アジア、広範囲に行ってるのでした。 カナダってどんなところ?、と聞くと、「メノス・ペルー」、分かり易い一言に納得。 日本は素敵なんだけど、レールの上じゃないと歓迎されないのよ、脱線できないから息苦しかったわ、と。 旅行代理店の社長の息子がアミーゴなので面白い情報が飛び込んで来る。 なんで日本からの旅行者って変なところばっかし行くの?、と。 聞いてみると、日本で有名な観光地が蚊だらけでブラジル人が殆ど行かないとか。 わざわざ地球の反対側から来てデンギやフェブリ・アマレーロをお土産に持ち帰りたいのか? そんな視線で眺めてる・・。 沢山の人と出会って、お喋り、今月も来月も忙しい日々が続くけど、どんだけ沢山の人と出会えるかな? 嫁さんの手術の時には病院中の人と友達になったし、日本人環境ゼロの中に居てもストレスが無いのよね。 撮った写真の大半は目前の人が笑顔、笑顔のピンポンが一番思い出になります。