18/12/07 08:49

行き先と旅行形態次第

当たり前ですが、山道を転がすことなんて想像しただけで気が滅入りますよね。移動も大都市中心で駅またはバスターミナルに着いてから、駅直結とか、市内鉄道に乗り換えて別の駅に行き、そこから直ぐの宿ばかりを選ぶのなら、スーツケースも全く苦にならないでしょう。流石に最近よく見かける(流石に迷惑・・・)スーツケース二個持ちでもない限り。

宿もしかりで、駅や空港からタクシーやリムジンでつけ、ドアマンが開けてくれ、荷物も運んでくれるような宿ばかりで、そのようにしてチェックインするのなら、雰囲気も壊さず、浮くこともなく、すんなりと入れます。一方、中心部から離れ、エレベーターもなく、宿に路線バスで乗り継ぐときは、スーツケースは文字通り”お荷物”と化します。

良くTV番組で俳優が田舎の宿にスーツケース転がして入る場面がありますが、あれば直前まで撮影隊の車などで運んでいて、最後だけを撮っているだけでしょう。

さらに付け加えれば、観劇や高級レストランに入る予定があるか否かで、着飾るためには”スーツケース”は必須でしょう。

要するに行き先とスタイルに依存するのです。

日本と違い、少なくとも鉄道は大きな荷物に対応できています。一方、日本の場合、新幹線への大型荷物持ち込みをどうするかを解決すべきなのに、誰も何も言わない。むしろ、この問題(スーツケースかリュック等か)は日本に対して、または受け入れる日本側でこそ議論すべきことです(東京~新大阪間のひかりでは巨大スーツケースが関係ない客の頭上にあったり、通路が大型スーツケースで占められていたり、通勤列車に大型荷物を持ち込んで出入りにも障害となっているとか)。今の外国人労働者の問題だって、少子高齢化で労働者不足はわかっていたに長期的視野に立たず、泥縄的に強行しようとするのでもめているのです。

まあ、言えるのは、”要らない”と少しでも思ったり、”使うかな”と思ったものは潔く置いてくる。本当に必要最低限のものだけにすれば、身軽になれます。もともとトランクは本人が運ばないことを前提に考え出されたもので、初期(元祖)のスーツケースもしかり。お供が運ぶものだったのです。車輪が付くようになっても、華奢な日本人にパッケージ御用達となり、当然、旅行開始後は自分では運ばない。それが個人旅行主体(実際はそうでもないのですが)の今でも残っている(海外旅行=スーツケース)のでしょう。しかし、もともと日本人の旅行では、荷物は極端に少なかったのです。欧州も先進国は物価が高いものの、いざとなれば日本で買えるものは入手できます。ただし、上記のようなスタイル(観劇と高級レストラン等)なら、スーツケース(多分、キャリーバック、キャリーケースのことでしょうが)は必須でしょう。

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