Re: インド行ってきました。 ~その14 念願の・・・~

第12日め:バンダウガル3日め

 日付変わって、2006年となる。どうかいい年となりますように!
 昨日はややゆっくりめの行動(夕方のサファリも早々に諦めて帰ってきて、シャワーを浴び、寝支度を整えてから、キャンプ?(=夕食前にキャンプ場みたいなところでオードブル&酒で盛り上がる。この日の参加者はイギリスの男性2人・女性2人のグループ&スウェーデン人の男性1人&僕たち夫婦)&夕食へ。夕食後すぐ就寝。)にしたおかげで、体も冷えることなく、風邪も何とか日本から持参した薬で治まったようだ。
 気分はまだへこみ気味なものの昨日のガイドの指示通り、6時半開門に対して5時過ぎにロッジを出て5時半に公園の門の前へ。もちろん開いているわけもなく、管理事務所(入園許可をもらう所)もまだ無人。ようやく、管理事務所の人がやってくるが、今度はガイドを雇いにいったドライバーが戻ってこない。そうこうしている内に他のジープもたくさん集まってきた。「なあんだ。案の定、人多いやん?!これじゃ昨日言われたのと同じで、トラは出てこないよ!早く来ても一緒やん?」と、ますますへこんできた。おまけに待つ車は列を作るようになっているはずなのだが、守らないドライバーもちらほら。結構、嫌な予感!
 6時25分になってもドライバーは戻ってこない。かなり不安になるとともに、苛立ちも。ようやくガイドを連れて戻ってくるが、今日のガイドは他の車やガイドにも色々話しかけたり、世話をしたりしていてなんだかなあ・・・。開門となって一応先頭で入場するが、後続車もぞろぞろいて、とてもじゃないがトラが出てくる様子はない。少し走って、公園内の広場みたいなところに行くと、ガイドは車を降りてどこかへ行ってしまった。そして、またまた他のガイドの世話をしている。大丈夫か?
 しかし、予感はいい方に外れた。戻ってきたガイドは「タイガーショー」(=車では入れない薮の中にいるトラを見つけたときにゾウの背中に乗って薮の中に入る)の予約を取ってきたという。そして「順番が1番だ。」と。どうやら、トラが見つかったという情報が入るとタイガーショーが行なわれるのだが、ゾウの頭数が足りず、順番を待つようだ。それでも閉門時間になると帰らなければならず、またトラはじっとしているわけではないので、タイガーショーの途中でいなくなってしまうこともあるらしい。つまりゾウの順番待ちの順位がトラを見られるかどうかに大きく影響するようだ。そしてその順番取りが早い者勝ちとなるわけだ。(どうやら、昨日のガイドは出遅れたらしく、僕たちに順番やこのようなシステムを告げることもなく、明日は早めに来いとだけ言った。おまけに出遅れといっても門の前に並んでいたジープの順番ではそんなに後ろではなかったはずだが、例の広場(=タイガーショーの予約所?または情報交換用のセンター?)に行く前に寄り道していたし・・・。このシステムを知っていたのかどうか?それとも最初から無理と判断して諦めていたのか?未だに謎である。)
 とりあえず、後でここに戻ってくることにして、トラを探しに出かけると言う。まあ結局トラは見つからなかったが、広場に戻るとどうやらトラ発見情報が入った様子で、いよいよタイガーショーが始まるらしい。トラがいるといわれる場所の近くまでジープで向かい、そこでゾウの到着を待つ。その間もまた僕たちのガイドが、他の車の世話を始める。後でわかったのだが、このガイドは必ず1番に管理事務所に行った車に付くガイドのようで、他の車などの差配等を任されているようだ。こちらのガイドがいない間に他の車のガイドが自分達の客を我々の車に乗せてやってくれと交渉してきたが、断った。だって他の客もいっぱいいるのに・・・。順番抜かしはいかんよ。「We respect the order.」なかなかいい言葉だ。

 ようやくゾウが到着し、それに乗って薮の中へ。トラは3頭いた。1頭はお食事中のようで、鹿のような動物が「半死に」の状態だった(ちょっとかわいそう)。タイガーショーは何と1人600ルピーと非常に高い。が、それなりの価値はある。というかトラは基本的に薮の中にしかいないので、ジープから見られることは稀で、見られるのはこのタイガーショーがほとんどということだ。(すれ違ったサファリ客同士でも英語で情報交換していたが、車から見たという者はおらず、みんなゾウに乗って見たという話だけだった。)そしてトラを見れるのは朝がほとんどと言われるのは、このタイガーショーは朝しか行なわれていないのだ。

 念願の野生のトラを見て大満足で、ロッジに帰る。「今日は見られた。」というと、みんな「まさにHappy New Yearだ。」と祝福してくれる。確かにいい年になりそうだ。
 夕方のサファリにも出かけたが、やはりトラを見つけることはできず、公園内を数箇所回って早めに切り上げる。気持ちに余裕があるのは嬉しい。

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