Re: インド行ってきました。 ~その13 バンダウガル国立公園~

第10日め:バンダウガル到着

 結局、列車は約4時間半遅れで出発。当初の予定では夜12時半頃にカトニというジャンクションの駅に着いてそこまで迎えの車が来ているはずだった。そこから、車で3時間くらいという行程でバンダウガル国立公園内のロッジに着く。それで、ロビーで仮眠しながら、朝のサファリツアーに参加して、ロッジに戻ってから昼寝という計画だった。

 このバンダウガル国立公園は野生のトラが見られる確率が最も高い(公園内のトラの密度(=生存するトラの頭数/公園の面積)が最も大きい)ということで、今回の旅行の大きな目的の一つ。(「インド」といえば、「虎」でしょ!ってタイガースファンだからか(笑)?!)
 動物好きの僕たち夫婦は以前タンザニアにも行っている。トラの情報は、ガイドブックにはほとんど載っておらず、ネットの英語による情報のみが頼り。(日本語のものは個人の方のホームページを2つ見つけたのだが、一つは「表示できない」のエラーでした。もう一つのページの管理者の方は、載っていたアドレスにメールを出すと色々教えてくださいました。この場を借りて感謝を表します。)サファリツアー自体がメインの観光資源でかつヨーロッパ資本で整備されているタンザニア(やケニア)と異なり、インドではサファリツアーはそんなにメジャーではない。(やはりインド観光は遺跡がメイン!)でも、とにかくトラが見たい!!個人的には最も美しい動物だと思う。(アフリカのライオンやキリンやゾウたちもよかったが・・・。トラに勝るもの無し!←「ええ響きや!!(あえて関西弁)」今年こそ日本一!!(脱線失礼!))
 この一心でせっせと調べ、ようやくたどり着いたバンダウガル。サファリは朝・夕の1日2回あるがほとんどの場合、トラが見られるのは朝ということ。そのためにあえて夜行列車にして、朝までに現地に着いて3泊4日ながらも朝のサファリを4回予約していたのに・・・。おまけに信用できないと言われるインドの旅行会社にメールを出して信用できそうな所(対応がよかった所)に決めて、クレジットカード番号まで送るというリスクまで負ったのに・・・。

 遅れて出発した列車は、途中駅でも何でもないところで止まったり、停車駅ではないところで止まったり(おそらく単線のための行き違いか?)と、どんどん遅れていっている模様。結局、6時間以上遅れた朝7時にカトニ駅着。なんとドライバーの兄ちゃんは駅のホームで待っていてくれた。(こんなに連絡無しで、深夜に待たしているのでいないだろうなと半分諦めていた。連絡先の電話番号はもらっていたので、駅に着いたら電話するつもりだったが。)いやあ~、非常に嬉しかったです。思わずチップをはずんでしまいました。

 さて、そんなこんなでロッジに着いたのは10時前。朝食を用意してくれたので、いただきながら変更を余儀なくされた計画を練り直す。ロッジの人によると、今からでもサファリに行けなくはないが、トラを見るには時間が遅すぎるだろうなあ・・・と。残念ながら、サファリは諦め、昼寝をすることに。夕方のサファリは案の定、トラを見ることはできず、まあそれでも遠吠え?だけは聞くことができたので、近くにはいるようだ。ところが、日没後の帰りはかなり冷え込み、かなり寒かった。おまけに、部屋のシャワーは温水タンク式だったため、2人続けてシャワーを浴びることができず(途中で冷水になる)、部屋でもブルブル震えていた。昨日の駅といい、今日のロッジといい、かなりの寒さで応えた。


第11日め:バンダウガル2日め

 次の日、どうやら風邪を引いたようで、のどが痛い。約束の時間にサファリに行き、公園へ入るが結局トラは見れず。寒いわ、体調悪いわ、トラは見れないわで、かなり滅入ってきた。おまけに国立公園の入り口でガイドが乗り込むのだが、この日のガイドはどうも頼りなく、どこに向かってもトラはいそうにないし、他のガイドとの情報交換も???だった。引き上げるときに「今日は公園内に入る人数が多すぎる。もっと早く来ないとダメだ。」と言われた。公園内に入れる時間は決まっている(公園側がトラの保護のため(密猟を防ぐため?)、開門時間を制限している)のに、早く来たって、入り口で待たされるだけだろ?と不審に思いながら、翌朝は出発を1時間繰り上げることにした。この日の夕方も、やはりトラは見れず。これで朝・夕合わせて6回のサファリのチャンス(本当は7回だったのに!と、トラが見れないとなるとますます列車の遅れに腹が立つ!)のうち半分が終わったにもかかわらず、収穫ゼロ。そうこうしていろいろあったトラブル続きの2005年は終わった。

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