Re^2: プロテスタンティズムの倫理と粗食の精神 えー 私も混ぜて下さい。 プロテスタンティズムがその国の料理がオイシクない根本理由・・・?と言う説 なんとなく納得できるような気もします。 プロテスタントは 今で言う原理主義の走り・・・いえ いつの時代でも宗教活動には基本に返れ・・という原理主義はツキモノですが・・。 初期のイタリアやフランスの修道院でも・・・おししいワインがうまれた・・・というのはこの地の修道院そのものが豊かな産物とそれに根ざした貴族社会を温床として あえてそれと離れた禁欲的な暮らし・・・とめざしているので もともと何にも取れない荒地の国とは 事情が異なるのでは・・・。 英国の場合は もともと農作物がとれず はやばやと耕作をあきらめて 初期産業資本に巻き込まれた牧羊で国土の大部分をはげ地にしています。 一握りの地主と ほとんどの小作人、後の産業労働者を支配した 中小地主たちは 支配者として彼らと遊離しない質素な生活を正に保守的な生活心情で守ってきたのですから 美食なんて入り込むのはとんでもない事だったのかもしれません。 いわゆるジェントルマンシップは 人々の生活の規範たれ・・・ですから。 しかも 保守こそわが身上とばかり 新しい生活文化は軽々しく取り入れないのが美学だったらしいので・・・。 いずれにしても イギリスって不思議な国・・・というのが改めての感想です。
Re^3: プロテスタンティズムの倫理と粗食の精神 ぼうふらおじさん、こんにちは。 >もともと何にも取れない荒地の国とは 事情が異なるのでは・・・。 私もそういう事がいいたかったので、 宗教的な信条だけが原因とは言いがたい、と思ったしだいです。
Re^4: プロテスタンティズムの倫理と粗食の精神 ほあきんぷじょるさん、ぼうふらおじさん、コメント有難うございます。 お二方のご意見も交えて強引に単純化すると…。 もともと良い食材に恵まれず、食文化が発達しようがなかったところに、プロテスタントの教えが受け入れられ、簡素な生活(食生活)に肯定的な意味が付与された。 その後、産業革命を経て富の集積が起こっても、プロテスタントの教えと、ジェントルマンシップのために、貴族社会においても美食を追及しようという動きにはならなかった。 おおよそこんな感じなのでしょうか。非常に説得力のある説だと思えるのですが。