先月フィリピンへ二週間ほど一人旅行してきました。場所はマニラ~ルソン島北部です。
その旅行中に睡眠薬強盗の被害に遭いました。
場所は定番のリサール公園で、はじめてマニラに来て、兄妹で観光をしているというフィリピン人にマニラを案内されました。(この時点で相当危険ですよね 汗)その後ちょっとでいいからといって下宿先に招待されました。そこには親戚と説明されましたが、ごく普通(?)の家族がおり、食事をごちそうになりました。(みんなでつつく形式だったのでこのときは平気でした)自分はその後バギオの方まで足を伸ばそうとしていたのですが、その家族もちょうど北部の方に帰るということだったので(たぶん嘘ですね 笑)連れて行ってもらうことになりました。
その日のうちにタガイタイに家族全員(5~6人ほど)で連れて行ってもらい、次の日に観光した後で北部へ向かうということでした。タガイタイの観光までは本当に何事もなく、楽しい旅でした。そして北部へ向かう途中、アヘンレスのドライバーズインのようなところで休憩していたときです。デリバリーでサンドウィッチをごちそうになったのですが、その5~10分あとの記憶がありません。(笑)気がつくと家族の姿はどこにもなく、財布から現金5万ペソほど(10万円程度)が抜き取られていました。幸い(?)クレジットカードや、パスポートの盗難被害はなく。睡眠薬の影響でフラフラになりながら何とかマニラに帰り着き、その後の日程ははキャッシングで何とか残りの日程を楽しみ、予定通りに帰国することができました。
誤解してほしくないのは、最低限のルールを守っていれば、なかなかこのような危ない目には合わないということです。今回お世話になり、マニラで長くお店をやっていらっしゃる日本食レストラン「ねもと」の根本さんも、実際に被害にあった人を見たのは初めてだそうです。(笑)
今回マニラの日本人の方々に聞いた初めて知ったのですが、フィリピンで邦人が殺害されているニュースがたまにありますが、そのほとんどすべてが女性がらみのものだそうです。観光客が被害に遭うのは実際に少なく(スリや睡眠薬強盗、料金詐欺など)最低限の注意と対策(話しかけられても無視 現金は分散する、深夜は出歩かない など)の注意をはらえば大丈夫だと思います。ただしリサール公園は本当に危険らしいです。できる限り行かないことをお勧めします。行くとしたら十分に注意してください。
自分は3日目に被害に遭ったのですが、残りの1週間とちょっとは十分に楽しめました。田舎の方は自然豊かで街並みも美しく、マニラほどの緊張感を持つ必要もありませんでした。今回はバギオ、ビガンに行きましたが、時間がかかりますが、ビガンは特にお勧めです!
ただ日本人はほとんどいません。自分は北部周遊の6日間一人も日本人に合いませんでした(笑)
もしマニラへ行く機会がありましたら、日本大使館と「ねもと」の連絡先と住所は準備して行った方がいいでしょう。「ねもと」は観光案内、タクシーの手配などもやっているそうですが(yahooで「ねもと」で出ます。)、駅から近くマニラでの日本人の緊急避難先として機能しているそうです(笑) 困った時でなくとも日本人、日本食が恋しくなったときなど訪れることをお勧めします。 事件はありましたが、旅行自体は大満足でした。
長くなりましたが、レポートは以上です。初めての海外旅行を一人旅でフィリピンなんて無茶をしたからこんなことになったんだとは思いますが、大変貴重な体験をしたと思います。この体験をぜひ、数少ないであろう学生など若い旅行者の方々の参考として役立ててもらえたら幸いです。