レポート

アルバの白トリュフ祭りと料理自慢のアグリ滞在

公開日 : 2006年10月14日
最終更新 :
退会ユーザ @*******

仕事の都合で、10月第1週の3連休プラス2日だけ休みが取れるので
2年前に行って、美味しくて楽しくて幸せな数日を過ごしたアルバとその周辺に
またまたどうしても行きたくなり、超短期旅で行ってきました。
なかなかお休みが取れなくて…と思っていらっしゃる方、
スタンプラリーは疲れますが、このぐらいの日程なら十分楽しんで来られます。
ということで、簡単にご紹介。

3連休に入る前日、金曜のエアフラ夜便で飛びました。
パリ乗換えで、トリノに土曜の9時ごろ到着。
4人だったので、奮発してタクシーでアルバのホテルまで。(150ユーロ)
アルバに近付くと、土日に開催される白トリュフ市に向かうバスや車で結構渋滞していて、
10時半過ぎにホテルに着いて、まだ部屋の用意はできていなかったので
荷物を預けて、すぐに街へ出かけました。

白トリュフ市で、イタリアでも屈指のワインを産出している地元のワインの数々や
サラミ(実に多彩)、チーズ(これまた多彩!)、トリュフペーストなどをさんざん試飲、試食。
その後、イートインコーナーでピエモンテ牛の生肉をいただき、
街へ出たら、この日はクラシックカーのイヴェントがあり、それを観ました。

1900~40年代のクラシックカーを、よりその時代らしくディスプレイし
(カーアクセサリーや、年代物のトランクを積むなどして)
持ち主とそのパートナーの服装やパフォーマンスをトータルで評価して
得点を競うもののようでした。
その前座(?)として、パリオの時のような中世の衣装を着たチームの、
ラッパと太鼓との演奏、旗振りのパフォーマンスも行なわれ、
本当にお祭の気分を味わいました。

夜は、白トリュフ尽くしの夕食をいただき、
「Notte Bianca(白夜→眠らない夜)」と称したイヴェントで
街中にあふれる音楽を聞き、
ラッシュの電車のような人混みの道を縫って宿に戻りました。

  • いいね! 0
  • コメント 3件

3件のコメント

  • 過去レスで見つけました。

    突然、すいません。過去レスで検索して見つけました。
    2年前にも行っているとのことで過去ログやホームページも見せていただき益々興味を持ったところです。

    今年の10月末の土曜日から1週間の予定でアルバのトリフ祭りを軸にトリフを食べ歩き旅行を考えており、色々と調べています。
    しかし、情報があまりなく、どう滞在したら楽しめるのか途方にくれています。アドバイス頂けるとありがたいのですが。
    また、アルバは市内に1泊位で、他数日を周辺のアグリツーリズモで宿泊のようですが、宜しければどちらに宿泊か、またはご利用のホテルサイトを教えて下さい。アルバ周辺滞在は3泊位はあった方がトリフ三昧(笑)出来ますでしょうか?
    また、グラツィアさんはイタリア語や英語が堪能のように見受けられますが、私は片言レベルなのでアグリツーリズモは少し不安があります。

    • いいね! 0
    • コメント 1件
    退会ユーザ @*******
    07/04/26 19:51

    是非楽しんできてください。

    va-beneさん。
    トリュフ祭り、本当に楽しいですよ。
    是非、行ってくださいね。

    私は、初めてのトリュフ祭りのときも、アルバには1泊でした。
    それからバルバレスコに1泊、バローロに1泊、そしてブラに1泊。

    バルバレスコやバローロは、バスしか手段がなく、
    人数がいたのでタクシーで行きました。
    あの辺りのタクシーには、メーターはありませんでしたが、
    ちゃんとどこからどこまではいくら、と料金が決まっていて、
    ぼられることはありませんでした。

    昨年は、アルバ1泊のあと、アグリに泊まりましたが
    どちらのときも楽しめました。
    ただ、このアグリはすっかり気に入りまして、今春も泊まりに行ってきました。
    私は、イタリア語も英語も堪能ではありません。
    何とかコミュニケーションできる程度ですが、
    コミュニケーションを図ろうと言う気持ちがあれば、なんとかなるものです。

    片言ができれば大丈夫だと思いますよ。
    なにしろ、イタリア好きの姪御さんに消化されてそのアグリに泊まったご夫婦は、
    イタリア語どころか、英語も片言で、それでも何とかなっちゃったそうですから。

    アルバ周辺の日数は、ワイン好きかどうかでも大分違ってくると思いますよ。
    ワイン大好きの私の感覚だと最低3日は欲しいと思います。

    さて、情報は、とにかく検索しまくることでしょうか。
    宿も、特にこのサイトから、というのはなくて、個別のまちごとに検索して見つけいます。

    ちょっと役に立ちそうなURLを貼り付けておきますね。

    http://www.turismodoc.it/default.asp
    ここは、宿やレストランの検索や予約に役立ちます。

    http://www.albain.com/fiera/
    http://www.fieradeltartufo.org/
    イタリア語のみですが、2007年のトリュフ祭りの情報が出ています。

    http://piemonte.jp/
    こんな日本語のサイトもあります。

    「麗しの郷ピエモンテ」は、既に読まれたでしょうか。
    http://www.love-italy.net/information/20060217_1/contents.html

    あとは、日本の方でピエモンテに住んでいる方(けっこういらっしゃいます)のブログを検索してみたり、
    その方たちに質問してみてはいかがでしょうか。

    少しはお役に立つとよいのですが。

  • お久しぶりです!

    こんにちは!グラツィアさん。

    またまた、5日間で行ってきたのですね!?!?
    しばらく、イタリアの掲示板見てなかったんですけど、久々、覗いて
    みました。 

    私は、今年はイタリアはやめてバリ島+シンガポールに行ってきました。
    パソコンの使い過ぎから来る(ようは過労なんですけど)病気にかかって
    しまったりしていたので、時差がなく、のんびりできるところと
    思い、バリ島にしました。
    5年ぶりのバリ島は、ウブドで毎日、スパ通いをしていましたが、心の片隅には、イタリアの事も頭にありました。

    それにしても、ユーロは、ほんとに高いですね。150円代なんて...。

    • いいね! 0
    • コメント 1件
    退会ユーザ @*******
    06/10/21 08:34

    Re: お久しぶりです!

    ゆっぴむさん、本当にお久しぶりですね。

    私もバリは大好きですが、やはりこの3、4年行っていません。
    すごく恋しいのですが、ついイタリア行きが先行してしまって・・・
    でも来年の冬は行く予定ですよ。(いつまで予定が決まっているんだ?)

    5日間でしたが、移動のロスが全くなかったので、
    本当に充実した時間を過ごし、精神的にのんびりゆったりできた旅でした。

    • いいね! 0
    • コメント 0件
  • 退会ユーザ @*******
    06/10/14 12:05

    料理自慢のアグリに滞在、酒蔵巡り

    翌朝からは、アスティ県ではあるもののアルバとアスティの中間あたりに位置する
    カネッリというまちのアグリトゥーリズモへ。
    ここは、知人から紹介された宿で、味も種類も量も満点という宿。
    事前にメールのやり取りをして、近くのワイナリーなどの見学に
    連れて行っていただく約束をしていました。

    その宿のご主人がなんとアルバまで朝7時半に迎えに来てくれました。
    1時間ほどでアグリに着くと、早速朝食を出していただき、
    少し休んでから、カネッリにある、スプマンテのカンティーナ(セラー)の
    GANCIA(大手)
    http://www.gancia.it/
    とBOSCA(小ぶりのところ)
    http://www.bosca.it/
    の2ケ所を見学。

    宿に戻って、料理目当てでミラノからバスでやってきた団体と同じ
    フルコース・ランチを赤・白ワインと共に。
    この宿、食事だけに来る団体を結構受け入れていて
    最大100人ぐらいに食事を出すことができるのだそう。

    でもちっとも、団体相手の宿という感じはありません。
    ご主人は、
    「私は、レストランのような美しい盛り付けの洒落た料理は出さないけれども
    真っ当なものを真っ当な作り方で、心をこめて出す」のだと語ってくれました。
    そして、ワインでも、チーズでも、生ハムやサラミ類でも、
    心をこめて、丁寧に精算している業者のものを買い求め、それを提供すのだとも。
    本当に美味しいランチでした。

    宿は、丘の上にあり、見晴らしも抜群。
    ダイニング・ルームからの葡萄畑のパノラマは見事なものです。
    そして本当に静か。

    午後は、歩いて行ける隣の家族経営の小さなカンティーナを見学。
    ここのオバチャンは、親切で、気さくで。
    発行中のタンクを覘いたり、かき混ぜさせてくれたりしました。

    夜もまた、心づくしのデイナーをいただき、
    この日は、午前中のカンティーナ見学からずうっと飲みっ放し。

    • いいね! 0
    • コメント 2件
    退会ユーザ @*******
    06/10/14 12:06

    料理自慢のアグリに滞在、酒蔵巡り、その2

    翌朝は、敷地内の原っぱに可愛いらしいチャペルのあるカンティーナへ。
    そして昼食に白トリュフ尽くしのランチのために、ご主人は馴染みの店で
    白トリュフをたっぷり購入。

    宿に戻って、初めて食べるオヴォーリ・レアーレ(王様の卵茸)
    と言う名前の茸のサラダや目玉焼きの白トリュフがけなど
    白トリュフたっぷりの食事と、それに合う美味しいワインをいただきました。
    ここのご主人の素晴らしいところは、自分のところで作っているワインにこだわらず
    自分がよいと思うワインをたくさん揃えてあって、
    料理にあわせて出してくれるところです。

    それから、料理好きにはたまらないのですが、キッチンに入り
    作るところから見ていてもOKなのでした。

    そして遅めの午後に、ロマーノ・レヴィさんのグラッパ醸造所を見学。
    運よくレヴィさんにお目にかかることができました。
    (ロマーノ・レヴィさんについてはこちらを読むと分かると思います。
    http://blog.tabista.jp/italia/2006-09-27)

    そしてもう1軒、グラッパの醸造所を見学して宿へ戻り夕食。
    結局この日も、飲みっぱなし。

    翌日は、ロビオーラという名前のチーズをつくっている
    山の奥の小さなチーズ工房へ連れて行ってくれました。
    そこで育てている山羊や羊から搾乳し、そのミルクでチーズを作り、
    熟成させているのです。
    その朝できたばかりの超フレッシュなものから、
    薄く皮が張ってきたもの、熟成が進んできたもの、すごく熟成したものなど
    いろいろと味見させていただきました。

    それから、カネッリで毎週火曜と金曜に立つという市に行き、
    宿に戻って最後の食事。
    またまた白トリュフをふんだんに削ってくださいました。

    たった2泊なのに、2日半ここで楽しませていただき、
    2泊で8食いただき、(朝食を除いても5食!)
    宿の車で回ってカンティーナ4、グラッパ醸造所2、チーズ工房、まちのメルカートを見学し、
    最後に、トリノの空港まで送っていただきました。

    時間を無駄なく使え、たくさんの美味しいものをいただき、
    (その中には、レストランでは決して食べることのできないものもあり)
    静かで美しいアグリでののんびり気分も味わい、
    本当に最高の滞在でした。

    もちろん、1泊2食付のほかの食事代と車代はお支払いしましたが
    車代は、着いた日のトリノ→アルバのタクシー代よりも安かったです。
    (最終日にトリノまで送っていただきもしたのに!)

    何より、忙しいご主人が、
    ちゃんと彼のポリシーに合った、心をこめて製造している人たちのところへ
    時間を割いて連れて行ってくださり、いろいろなお話をしてくださったこと、
    (車の中でも楽しく談笑しました)
    本当にありがたく嬉しく感じた旅でした。

    自宅に戻り、お礼の言葉に添えて
    ああすぐにでもピエモンテに帰りたいと、早速メールしてしまいました。
    きっと、また訪れます。