本日の朝日新聞の記事、私が永年持っていた疑問が解決しました。・・・
「軍隊のない国」というとコスタリカが有名ですが、「大穴」として挙げられる国にアイスランドがあります。NATOの原加盟国であるこの国は「軍隊は保持しない。国の防衛は100%駐留米軍に頼る。」という「国防方針」でした。人口30万人の国が軍隊を持つのは・・・確かに大変そうです。
何年か前にアイスランドに行ったとき、米軍基地もあるケフラヴィーク空港には確かに米軍機が止まっていましたし、独立記念日の式典では駐留米軍の家族と私・・・が唯一の「黒い髪」でした。なるほどこれがアイスランドの米軍か・・・と少しばかり思ったものです。
朝日新聞の記事の内容は、米国がアイスランドに対して米軍の唯一の基地であるケフラヴィーク基地の閉鎖と兵士、基地関係者全員1230人の引き揚げを通告し、これに対してアイスランド政府が困っている。との話。
何でも「駐留経費の全額負担」まで申し出たのに(どっかの国とは大違いですが)米国に拒否されて、このままだと今年の九月には文字通り「軍隊のない国」になるそうです。
基地が一つしかなかったのか・・・ということに驚くと共に、駐留米軍の全軍事力が判明。何と「F15戦闘機4機とヘリコプター」とのこと。アイスランド防衛のために「適正な軍事力」なのかどうかは分かりませんが、確かにこれだったら経費担当者は「撤退せよ。」というだろうなあ。
朝日新聞風に最後は「(最近もめている)人口135万人の南の島」に比べて・・・という締めくくりでしたが、確かに落差がありますね。
なんでも「海猿」もいなくて、海難救助なんかも米軍に頼っていたそうですので、「深刻な問題」なのかも知れません。あの辺を見回しても、「危なそうな国」はないですけど、アイスランド政府は一体どうするのか・・・注目です。