おもしろ少数言語 高島たいら様、またまたこんばんは。 語学マニアがつい食いついてしまう話、ありがとうございます。 はい、そのシリーズは私も知っています。本になっているということは、各言語の専門家がおられるということなので、驚嘆してしまいます。 ソルブ語は確かドイツ内のスラヴ語系言語ですね。恐らく戦時中苦労した人達なのではと思います。 プロヴァンス語は、私のようなイタリア語学修者にはフランス語よりも近しく思えます。恐らく真面目に勉強すれば習得が早いに違いないと思うのですが、今のところその気になっていません。 一昨年、イタリアの北東端にあるフリウーリ地方を旅行したとき、耳慣れない言語と出会いました。フリウーリ語という少数言語だそうです。その地域では、イタリア語とフリウーリ語が駅などでは並記されていましたし、博物館の説明文も同様でした。気になって人々の会話を聞き取ろうとしましたが、一言も分かりませんでした。書いてある文章も殆ど理解できません。一応ラテン系言語であることは確かなのですが、イタリア語とはかなり違いました。お隣のアルト・アディジェ地方ではラディノ語というこれまたラテン系少数言語が話されています。 多数派言語に浸食されず、こういう少数言語がまだ残っているのが面白いです。 ということで、話は尽きないのですが、このあたりで・・。
誰も気がつかないと思うけど訂正とオマケ 自分が気持ち悪いので。 (誤)ラディノ語 → (正)ラディン語 この二つは全く別の言語なので、間違うと話者に失礼でした。 前者はセファルディム系ユダヤの言語で、後者がアルト・アディジェ地方で話されている言語です。 余談ながら、重要なヨーロッパの少数言語を忘れていました。マルタ語です。 これは印欧語族ではなくて、フェニキアに遡る言語だそうで、ということはセム語族でしょうか。アラビア語と兄弟言語という範疇になっていますから。 だからたまにマルタに英語留学という若者がいますが、勘違いもいいところです。確かに英語は公用語だけど、彼らの母語ではないし、マルタ人の英語はなまっていて決してネイティヴ英語ではない。半分リゾート気分の留学ならいいかも知れません。