日本橋

日本橋(橋そのものの方)再生は、これまで何年かの間、ちらほら小さいベースでは議論があったようで、バブル崩壊後の数年は、日本のシンボルたる日本橋が首都高の陰に隠れている事が、日本経済の悪いカルマになってる、みたいな話まで言ってくる人もいました。たしかに、あれは日本の象徴の一つとして、見栄えが悪すぎだし、日本橋エリアに陰気な雰囲気を醸し出していましたからね。

ここに来て、大きな流れになったのは、三菱地所の丸の内大規模再開発に脅威をかんじた、日本橋を根城とする旧三井財閥系と、地元の旦那衆が結託した事が大きかったみたいですね。そこに、目立つ改革大好き小泉首相が便乗したという図式と理解していますが、いずれにしろ首相の鶴の一声は大きいので、この部分のみ、彼を評価したいと思ってます。

私が思うに、呉服橋から箱崎までは、箱崎渋滞の大きな一因なので、全面的に廃止しちゃえばいいとおもうのですが。その分、永代通りがこれ以上混んだら、困るけど。

一方、イシハラ都知事は、これをうけて、首都高移設は巨額の負担がかかるので、日本橋自体を、他の川へ移設すればいいじゃないか、と言っているようです。それをやられては、日本橋の旦那衆にとっては、元も子もないし、他の橋ならいいとしても。日本橋は、日本の歴史の一環として、今そこに掛けられている訳だから、日本橋移設案は、都民その他の共感を得られそうもないですね。第一、移設するような川なんか、東京は運河を潰しまくってヒートアイランド化加速させてる位なので、ないでしょ。

先日、うちにある史料を整理していたら、曾祖父は「鳥羽伏見の戦い」に参戦したという記録がありました。私は日本史関係はあまり詳しくないので、これ以上の事はよくわからないのですが、父も、そういう事情あってか明治維新オタクで、萩あたりの地域的な資料や、維新関係の史料を自分で集めてたんですね。

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