昨年12月14日から今年1月6日まで、フランクフルトから南下してニュルンベルクとミュンヘンを回ってウィーン、ザルツブルク、リンツの旅に行ってきました。そのときにでちょっと気づいたことを書いておきます。
・鉄道
イギリスで留学しているため、欧州居住者のみが買えるインターレイル・パス(IR-P)というものを利用。国鉄2エリア(私の場合は7カ国)22日間2等車使い放題で205ポンド(4万1千円)。
IR-Pはドイツとオーストリアに関しては、国鉄(ドイツはDB、オーストリアはOeBB)のICEを除く全ての電車で使える。Sバーンや地下鉄は国営ではないので、使えません。ICEの追加料金は駅の窓口以外は車内でも払える(車掌さんが発車後すぐに車内を回っている)。
・その他の交通手段
Sバーンや地下鉄の切符販売機は10ユーロや5ユーロしか使えない機械が多い(特に中小都市)。バスはミュンヘンではコインオンリーで車内で購入可能。なので、重いがコインを多く持ち歩くように。
電車は乗ったらすぐに検札機に通す(日付スタンプが押される)。ときどき平服の見回りがいる。
1回なぜか平服の警察?らしき人物がミュンヘンの地下鉄に乗ってきてID(だと思う)を出させたことがあった。ドアが閉まるや否や突然「見せてください」と叫んでいた。でもなぜか私にはID?を求めてこなかった。
冬は南部はとくに大雪が降ったりするので、遅延は当然!?ミュンヘンからウィーンに入ったときは、最後の3キロで30秒進んで20分止まるということもあった。
年末(27日以降)、予約ができる列車を利用する場合はできるだけ予約する。これをしなかったために、ミュンヘン~ウィーン間を4時間ちかく(遅延もあわせて)立っていなければならなかった。
ウィーンを回るときは24時間チケットや76時間チケットが便利でお徳。でも76時間になると次の分を買い足し忘れることもあるので、注意するように。
・ウィーンで楽友協会のニューイヤーコンサートを聞きたい方へ(立見席)
ザッハー沿いのインフォセンターで確実に立ち席が買える。ただし手数料は100%。トータルで40ユーロ。市中心にはチケットショップもあるが、ここではペアでしか売ってくれない。
入場はチケットの番号と関係なく早い者勝ちなので、6時から並ぶといい(開場7時、開演は7時半)。前の一列(15人前後)しか舞台をみられないので、早めにいったほうがいいにこしたことはない。
・ウィーン国立オペラ座でオペラを見る方へ(立ち見)
人気上演、プログラムは開演2時間前から並ぶように。7時開演なら5時という具合。元旦にヨハン・シュトラウスの「こうもり」を、4時半から並んでパルテレ(1階席、3.5ユーロ)を買えた。楽友協会とは違って立見席は階段状なのでパルテレでは舞台が前にあって完璧見える。1階席の人との違いは立つか座るかくらい。
ウィーンは冬は寒いし、日が暮れるのが早いし、観光ポイントもしまるのが5時くらいなので、ちょうど観光し終わってから立見席を並ぶと時間を有効利用できる。列で待っている間は室内なので、寒い心配もほとんどいらないだろう。
私はこの方法で12月26日はホーフブルク(王宮)クリスマス・ニューイヤー・コンサートを、30日には楽友協会ブラームスホールでコンサートを、31日は楽友協会でのジルヴェスター(ニューイヤー・コンサートの予行)コンサートを、1日には国立オペラ座で「こうもり」、2日にはシェーンブルン宮殿オランジュリーコンサートを、そして3日にはヘルマン・ヘッセの「荒野のおおかみ」(演劇)という、コンサート、オペラ、演劇三昧の日々を過ごしました。笑
最後に、冬に旅行される場合は、ドイツとオーストリア(両方とも全国的に)はものすごく寒いので、防寒着を多く持っていったほうがいいでしょう。