レポート

ドイツ~オーストリアの旅(インターレイル・パスおよびウィーンニューイヤーコンサートの情報もあります)

公開日 : 2006年02月24日
最終更新 :
退会ユーザ @*******

昨年12月14日から今年1月6日まで、フランクフルトから南下してニュルンベルクとミュンヘンを回ってウィーン、ザルツブルク、リンツの旅に行ってきました。そのときにでちょっと気づいたことを書いておきます。

・鉄道
イギリスで留学しているため、欧州居住者のみが買えるインターレイル・パス(IR-P)というものを利用。国鉄2エリア(私の場合は7カ国)22日間2等車使い放題で205ポンド(4万1千円)。

IR-Pはドイツとオーストリアに関しては、国鉄(ドイツはDB、オーストリアはOeBB)のICEを除く全ての電車で使える。Sバーンや地下鉄は国営ではないので、使えません。ICEの追加料金は駅の窓口以外は車内でも払える(車掌さんが発車後すぐに車内を回っている)。

・その他の交通手段
Sバーンや地下鉄の切符販売機は10ユーロや5ユーロしか使えない機械が多い(特に中小都市)。バスはミュンヘンではコインオンリーで車内で購入可能。なので、重いがコインを多く持ち歩くように。

電車は乗ったらすぐに検札機に通す(日付スタンプが押される)。ときどき平服の見回りがいる。

1回なぜか平服の警察?らしき人物がミュンヘンの地下鉄に乗ってきてID(だと思う)を出させたことがあった。ドアが閉まるや否や突然「見せてください」と叫んでいた。でもなぜか私にはID?を求めてこなかった。

冬は南部はとくに大雪が降ったりするので、遅延は当然!?ミュンヘンからウィーンに入ったときは、最後の3キロで30秒進んで20分止まるということもあった。

年末(27日以降)、予約ができる列車を利用する場合はできるだけ予約する。これをしなかったために、ミュンヘン~ウィーン間を4時間ちかく(遅延もあわせて)立っていなければならなかった。

ウィーンを回るときは24時間チケットや76時間チケットが便利でお徳。でも76時間になると次の分を買い足し忘れることもあるので、注意するように。


・ウィーンで楽友協会のニューイヤーコンサートを聞きたい方へ(立見席)
ザッハー沿いのインフォセンターで確実に立ち席が買える。ただし手数料は100%。トータルで40ユーロ。市中心にはチケットショップもあるが、ここではペアでしか売ってくれない。

入場はチケットの番号と関係なく早い者勝ちなので、6時から並ぶといい(開場7時、開演は7時半)。前の一列(15人前後)しか舞台をみられないので、早めにいったほうがいいにこしたことはない。

・ウィーン国立オペラ座でオペラを見る方へ(立ち見)
人気上演、プログラムは開演2時間前から並ぶように。7時開演なら5時という具合。元旦にヨハン・シュトラウスの「こうもり」を、4時半から並んでパルテレ(1階席、3.5ユーロ)を買えた。楽友協会とは違って立見席は階段状なのでパルテレでは舞台が前にあって完璧見える。1階席の人との違いは立つか座るかくらい。

ウィーンは冬は寒いし、日が暮れるのが早いし、観光ポイントもしまるのが5時くらいなので、ちょうど観光し終わってから立見席を並ぶと時間を有効利用できる。列で待っている間は室内なので、寒い心配もほとんどいらないだろう。

私はこの方法で12月26日はホーフブルク(王宮)クリスマス・ニューイヤー・コンサートを、30日には楽友協会ブラームスホールでコンサートを、31日は楽友協会でのジルヴェスター(ニューイヤー・コンサートの予行)コンサートを、1日には国立オペラ座で「こうもり」、2日にはシェーンブルン宮殿オランジュリーコンサートを、そして3日にはヘルマン・ヘッセの「荒野のおおかみ」(演劇)という、コンサート、オペラ、演劇三昧の日々を過ごしました。笑

最後に、冬に旅行される場合は、ドイツとオーストリア(両方とも全国的に)はものすごく寒いので、防寒着を多く持っていったほうがいいでしょう。

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1件のコメント

  • 06/07/24 16:03

    楽友協会、ニューイヤーについて

    はじめまして、ルビンと申します。
    昨年初めて、楽友協会でウィーンフィルのコンサートを聴き、大感激して、今年の暮れにまた、ウィーンを訪れることにしました。
    ニューイヤーを聴きたいのですが、チケット業者に問い合わせたら、ものすごく高かったのでビックリしました。
    そこで、こちらの情報を見て、またビックリ!立ち見のチケットが手に入るのですか!できれば、立ち見のチケットの購入方法を詳しくお教えください。
    私の日程は12月29日夕方ウィーン着で、30日11時から、または31日夜の楽友協会でのウィーンフィルを聴きたいと思っています。コンサート当日、または前日でもチケットは手に入りますか?購入できるチケットセンターはいくつかあるのでしょうか?

    国立オペラ座は1月1日か3日にと計画中で、インターネットでチケットを購入しておこうと思っていますが、今はまだ予約だけの段階なので、実際購入できるかどうか心配です。

    よろしくご回答お願いいたします。

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    退会ユーザ @*******
    06/07/24 21:39

    Re: 楽友協会、ニューイヤーについて

    ルビンさん、はじめまして。

    ニューイヤーのチケットということですね。私の場合は、29日ウィーン入りして、速攻でインフォセンターに行きました。(でも実際到着したのは夕方でした。)インフォセンターは確かウィーン中心部に2箇所あって、アルバティーナに近いほう(Mayseder Gasse通りの角)で購入しました。

    インフォーセンターで「ジルベスター・コンサート(30日のでしたら、リハーサル)の立ち見チケットはありますか(Ich moechte gerne 1(1枚の場合)Steheplazkarte von Silvesterkonzert(30日の場合はvon das Probe des Neujahrskonzertes) kaufen. Ist es moeglich? を紙に書いて渡すのもよいです。)」と聞けばOKですよ(英語も通じます)。残念ながら、こちらは予約できませんので、早めに行って実際に当たってみるまで手に入るかどうかはわかりません。ただ、ユースホステルで知り合った方は前日に行ってもジルベスター(31日)のチケットを購入することができましたよ。

    値段は、チケット代20ユーロ+手数料100%(=20ユーロ)で、計40ユーロです。インフォセンター以外ですと、チケットショップでも買うことが出来ますが、ショップでの手数料はちょっとわかりませんが、ペア売りですのでお一人の場合は高くつくかもしれません。

    また、ニューイヤーコンサートのほうも立見席があるようですが、こちらはひょっとしたらもっと人気かもしれませんので、早めに当たったほうがよいです。また、30日も私のときは売り切れでした。

    立ち見のチケットには番号が書かれていますが、それはどれだけチケットが売れたか確認するためのものに過ぎませんので、気にしないで下さい。当日は早い者勝ちですので、大体上演1時間半前には行って並ぶといいですよ。(建物内で並びますので、防寒もそれほど心配しなくてよいでしょう)

    ホール入り口まで案内人がつきますが、ドアを開けた瞬間一斉にみんな走り出しますので、真ん中よりも、ちょっと手前でも一番前を取るようにしてください。真ん中にはカメラマンのスペースが柵で区切られていて、さらにその隣には柱があって見えないので、それほど欲張らずに斜め前を眺める感じでよいでしょう。2列目などになりますと、本当に前が見えなくって音を聞くだけになりますからね。

    それから、ウィーンでのコンサートやオペラを立ち見で観る際、是非是非スカーフやマフラーを持参してください。スペース確保の手段として、それを体の幅分だけ手すりに巻くのが暗黙の了解のようです。ただ、ニューイヤーの場合は、一旦離れたら入りづらくなりますので気をつけてください。


    それから、オペラ座を1日か3日ということのようですが、おそらく演目はシュトラウスの「こうもり」かと思います(2日間とも同じ:2006年の場合)。こちらも立ち見でしたら、たった3.5ユーロで鑑賞できます。体力があれば、こちらのほうを断然オススメします。

    蛇足ですが、オペラは他にも「フォルクスオーパー」で見ることが出来ます。ただ、こちらは立ち見でも予約必須ですので気をつけてください。当日は全券売り切れですので...