Re: ユダヤ印象操作

横からですが・・・。

>金持ちもほとんどがユダヤ系ですから・・・・確かにDNA的・・・

人口比率的に金持ちは多いとは思いますが、もし「DNA」という
言葉を元来の意味で使用しているのでしたら、少し疑問です。

まず、ディアスポラ以降の「ユダヤ人」は混血や改宗を受け入れ
続け、元来のセム系の血がどのくらい残っているのかという点と、
その「セム系」ですら誤解を恐れずに言ってしまえば「たまたま
特定の宗教を持ってしまったアラブ人」とも定義できるという点
です(もちろん、アラブ人が優秀ではないという意味ではありま
せん。「アラブ人」というのもユダヤ人以上に定義が曖昧ですが)。

独自の宗教やコミュニティに起因するアイデンティティを指しての
広義的な意味でのDNAなら理解できます。

>欧州であそこまで嫌われてきたのでしょうか?

上記とかぶりますが、常にマイノリティであり続けたというのが
大きな原因だと思います。

あと小さな原因としては、金融業において、利子付きの金貸しは
当時のカトリックでは禁止、若しくは好まれざるものと見なされて
おり、一方で資本主義の発展により金貸しの需要があったため、
ユダヤ教徒に押し付けざるを得なかったという面もあると思います。
金貸しはいつの時代でも嫌われるものです。
あとは神に関する決定的な解釈の違いでしょうか(←これはイスラムと
の関係を見ても、ほんの小さな原因だと思います)。

あと、個人的には芸術や自然科学の分野では特にユダヤ系が多いとは
感じません。
ユダヤ系はどうしても目立ってしまいますが、ゲルマン語群系や
ラテンファリスキ語群系その他よりも特に優れているとか劣っている
とか、また人口比率的に多いとかは思いません。

上記は複数の要因・解釈のひとつであり、また私の独断も含まれている
ことを付け加えておきます。

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1件のコメント

  • ユダヤ人の定義は難しいのですよね

    バイオロジカルな意味でのユダヤ人という人種は存在しないというのは、聞いています。ユダヤとはユダヤ教を信奉する人全般を言う、というのは、イザヤベンダソンでしたっけ?andrewさんが下で触れられたアシュケナージの他、おっしゃるアラブ系の初めて聞くような人種一派だったり、スペインでジプシーやってるのも、ユダヤ系一派だと聞いたことがありますが、これは名前は失念しましたが、実態は、カタカナ2文字程度の少数民族ですよね。厳密に考えると、ユダヤ人って何なのか、なんだか訳がわからないです。ただ、何千年も前から流浪の民と言われているから、その古い時点で、ある一つの共通点を共有する一大集団が既に形成されていたのですよね?それは、人種が混血したのか、宗教だけを共有していたのか、何なのでしょう。その意味では、同じ土地が聖地と定義するパレスチナも実態はユダヤとは古くは共通だったのではないでしょうか?と、思ったり。

    ユダヤ人が金貸しをやって嫌われたのではなく、既に差別で職業選択の自由が奪われたから、金貸しをはじめとするニッチ産業を興したのですよ。マイノリティが、発言力が弱いというのならわかりますが、マイノリティだという理由が、嫌われる決定打にはならないとおもうのですが。中国に比べれば、まだまだ短い欧州の歴史でも、いろいろな少数民族が滅んでますし、ユダヤ人がマイノリティとすれば、マイノリティの中でも多数派の方ではないでしょうか?

    芸術面での活躍についてですが、「多い」という感覚こそ、各人の個別的主観に寄る部分が多い言葉であり、実際、統計調査するにも、そもそも母集団を数える事が不可能なので、おっしゃる人口比率的な統計値などは、算出不可能じゃないかなと思います。私のツボにはまる芸術家(音楽美術)を辿ってみると、意外にユダヤ系の事がおおいので、私の中では「多い」というフィーリングになります。

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    Re: ユダヤ人の定義は難しいのですよね

    こんにちは、doubletreeさん。

    またまた失礼します。

    >ユダヤ人って何なのか、なんだか訳がわからないです。

    そうですね。「ユダヤ教を信奉する人」という定義にしても、
    元ユダヤ教徒でキリスト教に改宗した人や、フロイトみたいな
    無神論者もユダヤ人としてカウントされる場合もありますしね。

    まぁ、マクロ的な議論をするときはレアケースは除いてもいいの
    かも知れませんが。

    >ユダヤ人が金貸しをやって嫌われたのではなく・・・
    >既に差別で職業選択の自由が奪われたから、金貸しをはじめ
    >とするニッチ産業を興したのですよ。

    誤解を与える表現ですみません。

    私が言いたかったのは、差別の起源ではなく、差別の理由です。
    で金貸しをやって嫌われた・・・というのは、もちろん私が編み
    出した理論ではなく(そこまでの知識も能力はありません)、
    こう主張する人が多い、ということです。

    マイノリティという表現に関しては曖昧過ぎましたが、宗教で
    あったり、コミュニティであったり、生活様式であったり・・・
    マジョリティ(これも時にはマイノリティの集合体かもしれません)
    とはどうしても相容れない部分が多数あると思うのです。
    これら個別の要素が複合した結果に差別が生まれたと思います。
    相変わらず曖昧な表現ですが(笑)。

    >各人の個別的主観に寄る部分が多い・・・

    第二次世界大戦時のヨーロッパでユダヤ人口の割合は5~6%という
    記憶があり、ユダヤ系の著名人一人に対して、ユダヤ系以外の著名人
    20人ぐらいは挙げられるかな、といった感覚から発したものです。
    数字の出典も不明で信憑性も?のところがあり、私の発言もあくまで
    主観的なフィーリングです。

    統計学的にはすべての母集団をサンプリングする必要はありませんが、
    むしろ問題は著名人という定性的な事象をどういった手法で定量化
    するのか、とう点でしょうね。

    あと、まったくの余談で、しかも私の”フィーリング”なのですが、
    「ユダヤ人が3人集まっても、1人のアルメニア人には適わない」と
    いう格言(?)にはどうしても納得いきません。