ユダヤ印象操作

>曰く、ユダヤ人はマスコミや小説、映画などを有効利用してユダヤ人を攻撃するのは恥ずかしい事だ・・・という印象を上手に世界中の人々に抱かせている

マハティールさん、この意見は鋭いけど、言い方ひとつ間違えると、ユダヤ人へのアイロニーになっちゃいますね。

アカデミー賞は、アメリカ独自商品だから当然でしょうけど、ホロコースト関連作品が、受賞傾向が高いようです。ちょっと前、日本人女性監督が短編部門で受賞しましたが、テーマはやはりホロコーストを体験してきた老人があつまる老人ホームのドキュメンタリでした。

ホロコーストPRの集大成が、私が最近2度ほど当掲示板で書いた、ワシントンDCのホロコースト博物館です。ここはすごい、壮絶です。そしてとても人気の観光スポットです。地上3F地下2Fに、くまなくばっちりホロコーストの史料・模型が展示されてます。ここにいくと、どれだけナチスの行為がひどかったかの表現が上手すぎて、1週間うなされます。それも、全部が本当かウソか、わかりませんが・・・・という風な内容を、おおっぴらに書いてしまった、日本の雑誌は廃刊に追い込まれましたね。追い込んだ当事者は、サイモン・ヴィーゼンタール・センターっていう世界的に強大なユダヤ人組織です。ここは、何かユダヤの悪口をいわれると、世界中くまなくかぎつけて抗議しにきます。きっと、もし私が当掲示板で、ユダヤの超悪口を書いたとしたら、あさって位には、ログを削除しなかった事による損害賠償とか、管理人に言ってくるでしょうね。まあ、私ごときは相手にしてないか。

ユダヤ人は、著名な芸術家も多く排出してるし、金融工学などはユダヤ系の右に出るものいないし(スイス系除く)、著名なヘッジファンドは、ほぼ全部ユダヤ系だし、戦前からの大金持ちもほとんどがユダヤ系ですから、確かにDNA的には何をやらせても、高度な人種なんだろうとは思います。私はマネー・マインディッドな人間なので、たとえ田舎モノであろうが階級が低かろうが、自分の頭で真っ当に稼げる、いわゆる「何でもできる能力高い」人間の方が、閑職に追いやられて昼間から遊んでるようなのよりは、社会的な存在意義・価値・評価が高い人間であると感じるので、全面的礼賛はしないけど、尊敬する部分は多い。その能力とは、ユダヤ系が長年にわたって欧州社会で不自由な生活にさらされて続けてきた結果の、生活の知恵みたいな防衛DNAなのだろうと思います。

そこで疑問なのが、なぜユダヤ人は、長年、欧州であそこまで嫌われてきたのでしょうか?きっと頭がよくて、そのうち、自分達の立場が脅かされるのが恐かったからでしょうか?ここでいうユダヤ人とは、イスラエル建国以来のイスラエル市民のことを言ってるのではありません。

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1件のコメント

  • Re: ユダヤ印象操作

    横からですが・・・。

    >金持ちもほとんどがユダヤ系ですから・・・・確かにDNA的・・・

    人口比率的に金持ちは多いとは思いますが、もし「DNA」という
    言葉を元来の意味で使用しているのでしたら、少し疑問です。

    まず、ディアスポラ以降の「ユダヤ人」は混血や改宗を受け入れ
    続け、元来のセム系の血がどのくらい残っているのかという点と、
    その「セム系」ですら誤解を恐れずに言ってしまえば「たまたま
    特定の宗教を持ってしまったアラブ人」とも定義できるという点
    です(もちろん、アラブ人が優秀ではないという意味ではありま
    せん。「アラブ人」というのもユダヤ人以上に定義が曖昧ですが)。

    独自の宗教やコミュニティに起因するアイデンティティを指しての
    広義的な意味でのDNAなら理解できます。

    >欧州であそこまで嫌われてきたのでしょうか?

    上記とかぶりますが、常にマイノリティであり続けたというのが
    大きな原因だと思います。

    あと小さな原因としては、金融業において、利子付きの金貸しは
    当時のカトリックでは禁止、若しくは好まれざるものと見なされて
    おり、一方で資本主義の発展により金貸しの需要があったため、
    ユダヤ教徒に押し付けざるを得なかったという面もあると思います。
    金貸しはいつの時代でも嫌われるものです。
    あとは神に関する決定的な解釈の違いでしょうか(←これはイスラムと
    の関係を見ても、ほんの小さな原因だと思います)。

    あと、個人的には芸術や自然科学の分野では特にユダヤ系が多いとは
    感じません。
    ユダヤ系はどうしても目立ってしまいますが、ゲルマン語群系や
    ラテンファリスキ語群系その他よりも特に優れているとか劣っている
    とか、また人口比率的に多いとかは思いません。

    上記は複数の要因・解釈のひとつであり、また私の独断も含まれている
    ことを付け加えておきます。

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    ユダヤ人の定義は難しいのですよね

    バイオロジカルな意味でのユダヤ人という人種は存在しないというのは、聞いています。ユダヤとはユダヤ教を信奉する人全般を言う、というのは、イザヤベンダソンでしたっけ?andrewさんが下で触れられたアシュケナージの他、おっしゃるアラブ系の初めて聞くような人種一派だったり、スペインでジプシーやってるのも、ユダヤ系一派だと聞いたことがありますが、これは名前は失念しましたが、実態は、カタカナ2文字程度の少数民族ですよね。厳密に考えると、ユダヤ人って何なのか、なんだか訳がわからないです。ただ、何千年も前から流浪の民と言われているから、その古い時点で、ある一つの共通点を共有する一大集団が既に形成されていたのですよね?それは、人種が混血したのか、宗教だけを共有していたのか、何なのでしょう。その意味では、同じ土地が聖地と定義するパレスチナも実態はユダヤとは古くは共通だったのではないでしょうか?と、思ったり。

    ユダヤ人が金貸しをやって嫌われたのではなく、既に差別で職業選択の自由が奪われたから、金貸しをはじめとするニッチ産業を興したのですよ。マイノリティが、発言力が弱いというのならわかりますが、マイノリティだという理由が、嫌われる決定打にはならないとおもうのですが。中国に比べれば、まだまだ短い欧州の歴史でも、いろいろな少数民族が滅んでますし、ユダヤ人がマイノリティとすれば、マイノリティの中でも多数派の方ではないでしょうか?

    芸術面での活躍についてですが、「多い」という感覚こそ、各人の個別的主観に寄る部分が多い言葉であり、実際、統計調査するにも、そもそも母集団を数える事が不可能なので、おっしゃる人口比率的な統計値などは、算出不可能じゃないかなと思います。私のツボにはまる芸術家(音楽美術)を辿ってみると、意外にユダヤ系の事がおおいので、私の中では「多い」というフィーリングになります。